見出し画像

24.スラムダンク創作山王でわちゃわちゃする話(深津一成)


主人公:佐藤アキちゃん、山王工高出身


深津:東京のプロチーム所属 沢北の先輩 山王工高出身 

リョーコ:深津の幼馴染


ーーーーーーーーーーーー

※成人指定※
※直接的な表現ありなので、苦手な人はご遠慮ください

完全自己満、結構大人な内容ですので苦手な方はご遠慮ください。あまりバスケに触れず健全な男女として書いてます。誤字脱字あり。すみません。前回の続きです。


ーーーーーーーーーーーー



「一之倉、雰囲気全然違うぴょん。」
「深津には言われたくないよ。」

久しぶりに会う一之倉の髪型を見て
深津がつぶやいた。
「その髪型、なんていうぴょん。」
「…ツーブロックマッシュパーマ?かな?」

波巻きされている前髪を手で払いながら
少し恥ずかしそうにする。

一之倉は今実業団に在籍しながら
東京にあるバスケ強豪校のコーチをしている。

新丸ビルの中にある、モダンな和食のお店を一之倉が予約してくれた。
おしゃれなソファー席に腰掛けながら
「ここ魚が美味しいよ。」と言って一之倉が慣れた様子で注文する。
黒が基調の店内も洗練されていて
ニットポロにワイドデニムをローファーで履きこなす一之倉にはよく似合ってた。

深津はやっぱ一之倉に相談するべきだ。
と静かに心の中で決心する。

注文し終わったタイミングで声をかける。

「一之倉。」
「ん?」

なんだかとても言いにくそうだ。
深津のこんな様子を見た事がある気がする。
と一之倉は記憶を巡らす。
ああ、高校の文化祭準備をしていた時か。

と気づいた時、懐かしい女の子の存在を思い出していた。
深津の前では口に出せないけど…。

「最近…ある子と会ってて」
思ってもいない切り出し方。
内心とても驚いていた。
深津の浮いた話は高校生から聞いた事がない。

「一之倉がよく行く…いい感じのお店教えて欲しいぴょん。」

衝撃で口が開いた。
深津も有名になってきたので、
そういう相手がいてもおかしくないか。と
思いながら一般人じゃない可能性もあるのか?と
勘ぐる。あまり、深津が嫌な思いをしない程度に話を引き出してみることにする。

「へぇ。その人とはご飯はもうどっかいったの?どこでよくあってるの?」

一之倉は、どこにあるお店を提案したらいいのか。という意味で聞いた。

「…家ぴょん。」

また体の関係から入ってるの。相変わらずだな深津。
と発言から察しながら
頭を巡らす。
「こないだ、夜ご飯は…」
思い出すように言葉をつなげる。

「叙々苑いったぴょん。」

初っ端焼肉デートってハードル高くないか?と思った一之倉が、ぴんとくる。
「…結構付き合い長いのか?」

そう言われて、不思議そうに見つめる深津。

「…まぁ、昔からの…」
そう言って日本酒を飲む深津。
ふと、リョーコちゃんが頭に浮かぶ。
もしかして、ついに付き合ったのか?と勘繰る。
リョーコちゃんの記憶を呼び起こす。

「結構お酒呑める子?」
「全然飲めないぴょん。」

あれ。見当違いか。
心の中で、もう1人の女の子が浮かぶ。
…再会していて欲しいな。とふと思う。

「じゃあバーじゃない方がいいか。」
そう言ってご飯が美味しいカジュアルなお店の住所を送ろうと携帯を見る。

俺に聞くなんて、珍しすぎるな。
と何件かおすすめの場所を送ったあと、
深津がありがとう。と言って携帯を眺めながら日本酒を飲む。

「一之倉ってUSJ女の子と行くぴょん?」
「…彼女とは行った事あるけど。」

「…楽しいぴょん?」
「…楽しかったよ。」
楽しかった。と言った一之倉を恨めしそうに見つめる。
のどぐろの焼きが運ばれていて箸をいれながら閃く。

「その子と行くのか?」
「絶対行かないぴょん。」
食い気味で目を逸らして言われたので
そうか。
別の男と行かれたのか。と
食べながら察する。

「深津、その子好きなの?」
思わず、反応を見たくてジャブを打つ。
深津が一之倉を見ながら、何も言わずに
細長い漆器に並べられた刺身を食べる。

好きって事か。
と思いながら自分も刺身を食べた。

「付き合わないの?」
シャンパングラスに入った日本酒を飲みながら、
また、ジャブ程度に打ってみたら
深津が箸を持ったままフリーズする。

思わず、どうした?と様子を伺う。

「…付き合うってどうしたらいいかわかんないぴょん。」

深津は、はっきりした関係になる事が苦手みたいだ。
そう思いながらも、
「はぁ〜?」
思わず声が出る。

「別れたくないぴょん。」
そう言ってペース速く日本酒を飲む。

「付き合ってるの?」
「いや…付き合ってないぴょん。」
なんだそれは。
やる事はやってるのにお前は…。と
じっと見つめる。
「都合良すぎるぴょん。」
深津がそう小さくつぶやいて
ため息をついつ日本酒を飲む。

「でも、彼氏できちゃったらどうするんだよ。」

同じような事を、高校の時言った記憶あるな。
と記憶が蘇る。
何年かかっても人は変わらないよな。
と思わずおかしくなる。

「…‥彼氏」
膝の上に両手を置いてしばらく考える深津。

そして何も言わずに日本酒をお代わりした。



深津先輩から急にLINEが来ていた。
「15分後に家の外でてこれる?」
ちらっと時計を見ると23時だった。
どうしたんだろ…?と思いながら
部屋着の上からパーカーを羽織って、
軽く化粧をする。

パタパタとエントランスを駆け抜けた。
周りを見て見るけど、深津先輩の姿はない。
「アキちゃん」
声が聞こえて、振り向くと路駐しているタクシーが目に止まった。

ガチャッと音が聞こえて、深津先輩が降りてくる。
タクシーの屋根に手をかけて、車内の人と話している。
私を見つけて、手で招かれる。
恐る恐る近づくと、車内が見えて
知っている顔を見つける。

「一之倉先輩?!」
「え?アキちゃん?」
雰囲気が全然違うから一瞬わからなかったけど
私に気づいた一之倉先輩が、変わらない優しい笑顔で手を振る。

深津先輩が立ったまま、私と一之倉先輩をボーッと見ていた。
…酔ってる?

「今度ご飯でも一緒に行こう!深津の事任せた!」
そう言って手を振りながらタクシーが走り去る。

残された深津先輩がじっと私を見下ろす。
「深津先輩、どうしたんですか?」
深津先輩が何も言わずに、私の肩に顔を乗せる。

えっ。
…甘えてる?
顔が近くてドキドキする。

「アキちゃん。」
急に顔を持ち上げる。
「泊まっていい?」
眠そうな目で私の顔を見て
顔をかしげる。
「ええっ。」

部屋綺麗だったかな。と一瞬考える。
私が答えない間、不安そうな顔の深津先輩を見て
思わず頷く。

よたよた歩く深津先輩を心配しながら部屋に入れてあげる。

部屋に入った瞬間に、後ろからハグされる。
「お風呂借りていいぴょん?」
ドキドキしながら、いいよ。という。

よたよたなので心配しながら
お風呂場まで連れて行ってあげる。
いきなり服を脱ぐので、裸が見えて急いでドアを閉めた。


上半身裸でお風呂場からでてきた
深津先輩から目をそらして
入って入ってと言って先に布団にいれてあげるとピンクの布団に包まれている姿が面白くて思わず笑った。

深津先輩が寝るとシングルベッドが埋まる。
深津先輩が横を向きながら手を広げるので
ドキドキしながら胸のなかに包まれる。
手を背中に回して、
ぎゅっとハグする。
会いたかったな。そう思って手に力を入れた。
私の手に力が入ったのに気づいて、深津先輩が
私のこめかみにキスをする。
「おやすみぴょん。」
そう言って寝ようとする深津先輩の顔をじっと見つめる。
会いに来てくれて嬉しい。
思わず口元が緩む。
どこかでもっとくっつきたい自分がいた。

飲みすぎてるの珍しいな。
浮かれそうな気持ちの反面、リョーコさんの事が頭に浮かんでまた嫉妬する。
リョーコさんは深津先輩がプロになって
バスケしてる様子ずっと見てきたのかなと。
私ってこんなに嫉妬するんだな…。嫌になりながら

いつもよりガードが緩い深津先輩が不思議で、
私だけその姿を見てるんじゃないかって
優越感もあって。

唇ぽってりしてるな。とか

目を閉じてる顔を見つめて、可愛い。と思う。

寝てる…よね。

そう思ってちゅっとこっそりキスをした。
反応がないから、首を伸ばしてさらに唇を合わせる。
二重のぱっちりした目が開いてて目が合う。
恥ずかしくて顔が赤くなる。

「…なに、可愛い事してるぴょん。」
恥ずかしくて隠れようとしたけど、
ギュッと抱きしめられた後、手を絡めて上半身だけ深津先輩が起き上がって覆い被さる。

「アキちゃん明日仕事だぴょん寝た方がいいぴょん。」
目をパシパシさせながら深津先輩が言うので
うずうずする。

「せっかく会えたのに…。」
口を尖らせて駄々をこねる。
絡められた手で抑えられて、ドキドキする。
面食らった顔をする深津先輩。

「触って欲しい?」
「うん。触って欲しい…」
くだらない嫉妬心で、どうしようもなく触ってほしくなる。
覆い被さったままキスされる。
両手を背中に回して、ぎゅっとする。
私、深津先輩を求めてる。
段々激しくなって息が漏れる。
不安がなくなるのを感じる。

首から胸まで愛撫されて、甘噛みされる。
「俺と会ってない間、変な事してないぴょん?」
「…してないよっ。」
そんな事言われると思ってなくて思わずムキになる。
どんどん脱がされて、今からされる事を考えて
恥ずかしさが押し寄せてくる。
深津先輩がお腹の下まで潜っていくから
それはダメ…。と手を伸ばすけど
手で広げられて思いっきり舐められる。
指までいれられるから、口を手で抑えた。
なんか‥今日はげしい。

また、あの感覚が押し寄せてきて力が入る。
その途端に深津先輩が触るのを辞めて
上半身をおこして私の顔をみる。

「いきそう?」
意地悪く聞いてくるから、何も言えなくなる。
深津先輩が私を持ち上げて、仰向けになる。
私を自分の体の上に乗せた。
「アキちゃん、舐めて。」
真っ赤になりながら、前した時を思い出してぎこちなく触る。
頭を手で軽く抑えられて、ゆっくり咥える。
これで合ってるのかな。とドキドキしながら
ちらっと深津先輩の方を見る。
ずっと見られてて、ゾクゾクする。
口の中が苦しくて涙が出た。

「自分で挿れれる?」
そう言われて、えっ。と顔をみる。
「見ててあげるぴょん。」
手を絡めて引き寄せられて、
深津先輩をゆっくり受け入れる。
気持ち良くて、恥ずかしくて一杯一杯になる。
手を繋ぎながら、もう片方の手の甲で口を抑える。
深津先輩の顔を見ながら、腰をゆっくり動かす。
手を繋いでない方の手で下半身を触られる。
「同時…だめ。」
余裕ない顔でそうつたえると、なんで?と意地悪く聞かれる。
「いく時ちゃんと言って」

腰が砕けて、深津先輩の体の横に屈んで両手をついた。
私の髪の毛を耳にかけて腰を掴まれて激しく下から突かれる。
気持ちよくて涙が出る。
私はすぐ泣く。

泣き顔を意地悪く見られながら果てる。
私を乗せたまま、上半身だけ起き上がって
「何勝手にいってんの。」

優しく口角を上げて耳元で言われるから
恥ずかしくて気持ちよくてゾクゾクする。
顔を覗かれながら頭を撫でられる。
「勝手にいってごめんなさいは?」
「…ごめんなさい。」
そのまま同時に指で下半身を擦られて、また動かれてどうしようもなく喘ぐ。

「アキちゃん、意地悪されるの本当すきぴょん」
「違う…。」と力なく首を振って否定する。
「もう、動けない…。」
涙目で深津先輩の肩に手を置く。

優しく持ち上げられて、向かい合ったまま横になる。
片足の太ももを片手で持ち上げられて
寝ながら動かれる。
上に乗ってる時とは、また違う角度で突かれて
声が出る。

顔が近い…。
見られて恥ずかしい。
そう思っていると下半身がキュッとしまっていくのがわかった。
「もうぐちゃぐちゃになってるよ。」
わざと音を聞かせられて、繋がってるところを見られる。

恥ずかしくておかしくなりそうだった。

顔を背けたら、顔を掴まれる。
目を見ながらゆっくり動くからゾクゾクしてまたいきそうになる。
「いきそ?」
深津先輩、なんでわかっちゃうんだろ…
顔を赤くしながら小さく頷く。

片足を持たれたまま、私の上に覆い被さる。
体が密着して肌が気持ちがいい。
足がガクガクして「いく…。」と言った。
甘ったるいキスをされながら喘ぐ。
女で生まれてきてよかった。と
ありきたりなセリフが頭に浮かぶ。
こんな時に考える事は、ろくでもない。

でも目の前に深津先輩がいる。それだけで充分だった。
あの日サヨナラしたのは、今日こんな気持ちになるためだったんだね。
誰のせいでもないよ。ありふれた未来はもうどこにもないよ。
理想もあったけど、酔った君が勢いに任せて「好きだよ。」
そう言った。
それだけで今はいい。
全て忘れてしまう前に思い出したい、こんな夜を。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?