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11.スラムダンク創作山王でわちゃわちゃする話(沢北栄治、深津一成)

主人公アキちゃん、2年生設定

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完全自己満、結構大人な内容ですので苦手な方はご遠慮ください。あまりバスケに触れず健全な高校生として書いてます。誤字脱字あり。すみません。前回の続きです。

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部室に熱がこもる。
数回唇を押し付けるようにキスした後、顔を離したら、深津先輩が眉を下げたまま私を椅子に座ったままみつめる。
今日の深津先輩はいつもよりしゅんとしてるように見えてほっておけない。

「こんなに早く手出されると思ってなかったぴょん」
そう思っていると意地悪なことを言われて、思わず上半身を叩く。
叩いた時に、着替え途中の深津先輩が裸なことに気づき顔が赤くなる。
私に深津先輩が顔を傾けてよりかかる。
その様子を私は上から見下ろす。
「落ち着くぴょん」
「…。」
そんな事言ってくるの珍しいな。
急に顔を上げてまた私の顔をじーっと見上げる。

「触りたかったぴょん?」
「…はい。」
なんとなく誘導されてる気がする。けどそう言った私の顔を見て満足げに口角が上がる。
「アキちゃん、沢北に触らせすぎぴょん」
「…ごめんなさい。」
「アメリカ行ったら覚悟するぴょん」
「…はぁ。」
そう言って手を広げる深津先輩を見て、恐る恐る立ったまま深津先輩を抱きしめる。
抱きしめたまま、そのまま時間が通り過ぎる。
ずっとこうしたかった。
深津先輩の体温が熱くて、落ち着く。
私の心臓の音か、深津先輩の心臓か、音がする。

深津先輩がふいに顔を上げる。
私の顔まで近づいてきたので、自然にキスをした。
誘導されるみたいに何度も繰り返す。
「ベロだして」
深津先輩がそう呟いて私は言われた通りにする。
キスが深くて頭がクラクラする。
思わずよろけて、腰を支えられた。
「おいでぴょん。」
膝をポンポンされて、えっ。と抵抗しながらも手を引かれて座ってる深津先輩の上にまたいで乗せられる。
目線が同じ位になっておでこにキスされた。
腰を掴まれて引き寄せられるから、距離がもっと近くなる。
ほっぺを優しく触られて、じっと見つめられる。
「アキちゃんは…違うぴょん。」
そう言ったあと優しく笑った。
なんだか嬉しくて涙がでそうになる。

「一緒に帰るぴょん」
私の背中をポンポンたたいて私に立ち上がるように促す。
もうおしまい…?そう思って
私は深津先輩の顔をじっとみる。
深津先輩が、ん?と首を傾げた。

「…もっと触りたい。」
深津先輩の胸の前に手を置く。
そのままお腹までおろしたら、手を掴まれた。
「…ダメダメダメぴょん。」
深津先輩が首を振る。
「…なんで?」
私が駄々をこねる。
「部室だからだぴょん」
いつも通りの無表情で手を掴みながらいう深津先輩。
確かに。と思っている私の顔を見て、周りを一旦確認する深津先輩。
顔をガクッと落とした後に、もう一度私の顔を見る。
「帰るぴょん。キャプテンくびになるぴょん。」
さっきキスしてたリョーコさんの姿が忘れられなくて、私はなぜか意地になる。
もう一回唇を押し付けて、掴まれてない方の手を同時に動かす。
「深津先輩は、何もしなくていいから…」

キスしながら手を動かす時、深津先輩の無表情な顔が少しゆがむ。
それを見てすごいドキドキした。
深津先輩が掴んでいた手を離して、膝に肘をつけて顔を覆う。
私はそのままぎこちなく触る。
私が膝から降りようとすると、深津先輩が太ももを掴んだ。
「それは絶対ダメぴょん。」
私がびっくりしてると、深津先輩が思いっきり腰を引き寄せた。
「なんか…アキちゃん積極的ぴょん」
深津先輩はどことなく嫌そうだった。
深津先輩が強く腰を引きよせるから、スカートの中で下半身が擦れて、声が出た。

「沢北に何か教わった?」
あ、なんか深津先輩少しむっとしてる。語尾がない。
「違います…」
その間も擦れて息が漏れる。
「今、してもいいけど。」
深津先輩がちょっと意地悪く私の反応を見ていう。
「アキちゃんがしないとだめぴょん」
「えっ…」
私が一気に顔を赤くする。
どうしよう…。
やり方わかんない。
私がアタフタしてる隙に深津先輩が私を掴んで持ち上げる。
立たせると、帰るぴょん。と言ってほっぺを片手で摘んだ。
そのままテキパキ帰る準備をする深津先輩。
私がモヤモヤしてるのを察して、手を繋いで部室から連れ出す。
手を引かれて校舎の横を歩くのはドキドキする。
少し後ろを歩くから、何も話さない深津先輩をみつめる。
「アキちゃんて、ちょっと沢北に似てるぴょん」
「え…やだ。」
思わず立ち止まってすごい嫌な顔をする。
「ちょっと強引なところとか似てるぴょん」
深津先輩、受け流すの上手なの、沢北で慣れてるからなのか。とふと思う。

「だから仲良いのもわかるぴょん」
振り返って面白そうにいう深津先輩。
その言葉になんか愛が溢れてて、沢北との関係性の深さを感じた。
「似てないですよー。」
私は納得できず握った手をぶんぶん振った。

「そのキスマークも大目に見るぴょん」
「え。」
思わず首のあたりをみる。
シーのホテルで上からつけられたやつ、まだ残ってたかな…。
硬直する私の顔を見て、無表情で手をひかれる。
深津先輩はただ私を家まで送っていつものように帰って行った。


「すみません。部室にそれが落ちてて。」
「ん?」
着替えようとした河田が、部室を掃除していた一年生に話しかけられる。
「多分2年生の学生証なんですけど」
なんのに気なしに手帳型の学生証を開くと、見覚えのある顔の証明写真で少し固まる。
1年生はあまりピンときてなかったようなので、事を荒立てようとせず河田が、俺届けとくわ。
と受け取った。

「さて…。」
河田は佐藤アキとかかれた学生証を見て頭を抱える。
「沢北と深津どっちだ…。」
渡す時にお灸を据えなければ、と監督に見つからなくてよかったと安堵する。

心の中で星が絞られたので、練習着に着替えたあと部室に入ってきたのを確認して詰め寄る。
「お前、部室に連れ込んだのか。」
肩をロッカーに傾けてできるだけ小さい声で言う。

「え?なんですか?」
沢北はきょとんとしていた。
しらばっくれるな。とアキちゃんの学生証を見せる。
沢北はきょとんとしたままだった。
「アキの?どうしたんですかこれ。」
「お前なぁ…」
と言いかけて河田は停止する。
沢北じゃない…?
沢北はまっすぐ河田を見ていた。
「あ、なんでもないわ。」
少し青くなって、河田はまっすぐ踵を返した。

もう1人の部室の外でバッシュをはこうとしてる男の向こうに向かう。

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