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ドルイグが最高って話

⚠︎映画「エターナルズ」のネタバレあります。

エターナルズのドルイグが最高すぎる。
でも本当に最高ってなった時って、なんだか理由が言語化できないものですよね。
今回は、それをなんとか言語化してみようと思います。
実はヒーローで推しができたのって私初めてで…
だからなんだか言語化したくなりました。
最初は知人に言われるがままに見に行ったので、好きなキャラができるとか考えてもなかったし、ドルイグも、あこれは好きになるキャラだ、とかは最初全然思わなかったんですけど、映画が終わってみたら、あら不思議、ドルイグ沼へようこそって感じでした。

でも、理由がはっきりしない!
なんだか惹かれる。なんだかめっちゃ好き。
モヤモヤするので頑張って言語化します!
私もよく分かってないので、暖かく見守ってくださると嬉しいです。
そして、共感してくださったらいいねや、
私はドルイグのここが好き!っていうのがあればぜひ教えてくれたら嬉しいです。

⚠︎映画「エターナルズ」のネタバレあります。


早速なんですけど、
まず、ドルイグのどこに惹かれたかを考えてみて出てきたのは

①感情が行動や言動に出ない
②冷静さに反した子供らしさ
③優しすぎる心


の3つ。たぶんもっとあるけど、とりあえず頑張って解説してみます。


①感情が行動や言動に出ない

基本的に彼、表に出る感情が一定なんですよね。
イカリスが嘘ついてたって判明した時も、顔色ひとつ変えず、声も荒げず、冷静に「彼が殺したんだ」って言うんです。状況から事実を察するのも早かった。最後にエロスが登場した時も、驚いたような表情を浮かべるセナとマッカーリに比べて、彼はずっと通常運転。感情の起伏が本当にない。目も顔も必要最低限しか動かさないで相手をじっと見つめるし、何考えてるんだろうってなる。誰にでも常にあの捻くれた態度そのまんまで接するし(マッカーリは少し違うかも)、普段の感情の振れ幅が、本当に狭くて、表情とか行動で少し感情を読みとりにくい。考えてみると、実際暴走した時も、比較的そんなに取り乱してないのかもしれない。止めたいなら僕を殺すしか無いよ、とか、最初で最後の荒ぶりにしては穏やかで、少し声荒げて涙流したくらいで、一番荒れてたのは心の中ってイメージだった。最終的には、「取り乱して暴走する」っていうよりも、「自分の良心と任務に板挟みにされて耐えられなくなる」って感じだから、自分が何をしたいかっていう目的や意思ははっきりしてたかも、って考えると、暴走っていう暴走ではないのかも。


②冷静さに反した子供らしさ

②は①につながるんだけれど、ドルイグってとても冷静で、割とクールキャラに入りますよね。①でも言ったように、感情の起伏がなくて、常に落ち着いてる感じ。個人的に、心に余裕がありすぎる人がとても好きで、もしかしたら、マインドコントロールっていう激強能力(闘いは向いてないけど)持ってるからっていうのもあるのかもしれないですけど、肝座りすぎて死すら恐れないみたいな人がとてもとても好きなんです。けど、ドルイグのどこがその良さを倍増させてるかって、それプラス素は結構子供らしくて可愛いところなんですよね…。まず何が可愛いって、基本食べてる。なんかずっとポリポリ食べてる。ファストスの家に行った時もソファでずっとなんか食べてるし、エロスが現れた時も顔色ひとつ変えずにお菓子食べ続ける。久しぶりにマッカーリに会った部屋で一番最初に手に取るのも食べ物だし、それでイカリスと物凄く疑り深い物々交換してて、なんかあの2人の関係性も幼稚園の中でも強めの子供2人が意地張り合ってるみたいで。イカリス達が出てっちゃった時にこれからどうするかの会議をしてた時の体育座りとかも、可愛いと思ってしまったんですよね。それに、表情変化もないし冷静で誰に対してもひねくれてるドルイグが、唯一マッカーリの前でだけ少し表情が緩むのがとてもいい。彼のマッカーリを見つめる視線は、友達にちょっかい出してるように見えるし、好きな子にちょっかい出してるようにも見える。あの2人が友達か恋人かはわたし的には映画側が明示するまで決めつけたくなくて、というか映画側にも2人の関係を友達とか恋人とかこれからも名前付けてほしくなくて、そんなもので定義づけしなくたって2人の間には揺るがない絆が永遠に存在するんだろうなって感じるんですよね。こんな感じのドルイグの、無邪気さが所々垣間見えた時のギャップにやられた人は多いはず。


③優しすぎる心

まず①で挙げた暴走に関してなんですけど、これって一見ドルイグが自分勝手に見えちゃってるかもしれないけれど、よく考えてみると「人間の事考えすぎて」病んじゃってるんですよね。大好きな人間たちが殺し合いしてる、僕なら一瞬で止められるのに、なのに何もできない、っていう“自分の優しさにやられちゃった”のが最初のドルイグだと思うんです。彼ってすごくすごく優しい心の持ち主(捻くれてるけど)ですよね。特に私、アマゾンで奇襲攻撃を受けた時に、セルシに「あなたはもっといい人よ」って言われて即座に解放してあげられるドルイグが大好きで。ドルイグは地球全体をコントロールするのはやめたって言ってたからその危険性は認識してたと思うし、「欠点がなくなったら人間じゃないから」って言葉が出てくるくらいに人間を好いてたと思うんですけど、最後のわがままとして自分の周りだけを操ってたように感じてて、つまり、無意識でも意識的でもそれが間違ってるってわかっててやってた。でも彼は、セルシに指摘された時に、即座に解放するんですよね。20世紀に渡って貫いてきた、貫いてきてしまった事を、間違ってたとすぐ認めて正しい方向に転換できるのって、簡単な事じゃないんじゃないかなって思います。デフォで捻くれてる彼が、こんなにも素直でこんなにも優しい心を持ってるって言うのが個人的にとっても好き。てか、“みんなで最後に一緒に住んでたところ”を選んだのも、そこの人たちを20世紀に渡って守り続けてきたのも、なんだかドルイグらしいしめちゃくちゃ可愛いくないですか…。めっちゃ仲間のこと好きじゃん…。あと、他にも、イカリスとスプライトとキンゴ(と付き人)が出てっちゃった後に、ドルイグじゃなくてセルシが出現止められるんじゃない?!って話になった時、セルシは急にリーダーになったプレッシャーとか、イカリスが言っちゃえば敵側みたいになってしまった混乱とか、もちろん地球滅亡の危機だって、色々なプレッシャーがかかってたと思うんです。そして、そんな時に、あなたが止められるんじゃない?!って言われて、彼女パニックになっちゃうんですよね。その時にドルイグが言うのが、「大丈夫、任せて」なんですよ。これ、セルシのそういった感情を全て察したドルイグが、それを気遣ってかけた言葉だと思うんです。あの話し合いの最中、混乱してる状況下だった&新しい突破口を見つけた他の2人は感情が少し昂っててセルシを気にしてあげる余裕はなかったし、セルシは混乱してて自分のことで一杯一杯だったと思うんですけど、その状況を一歩引いて俯瞰的に見ることができてたのがドルイグだと思うんですよね。体育座りで(かわいい)。彼って、エターナルズでのキャラ的に、ちょっと味方なのか敵なのか分からないって感じだと思うんですけど、実際は周りの事すごいよく見てて、すごく思いやれる人なんじゃないかなって、思います。最後、スプライトに刺されたセルシの元に現れたドルイグが、「無理だった。君の戦いだ。」って言うのも、最初パニックだった彼女の代わりに頑張ってくれたドルイグの言葉だからこそ、セルシは勇気を出せたし、怪我をしてても走り出せたんじゃないかなって思うんです。何気セルシとドルイグがマブ感あるのも好きなんですよね。(セルシもドルイグも周りよく見ててあんま感情語らない人なので、ある意味気は合う気がしてます)(あとマッカーリとキンゴも)


ということで、歯切れ悪いんですが
私のドルイグ好きポイントについて語りました。
正直これが全部じゃなくてまだまだある気がする。
でも、とりあえず今回はここまでで。

読んでいただきありがとうございました!

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