私がコンサルティング会社で学んだこと

20220920週の学び。今週は、学びに「発見」「気がつき」「驚き」を包含させる。

①ファクトが大切な理由

なぜコンサルタントはファクトを大切にするのか、身をもって理解した瞬間があった。その道数十年、父や母と同じくらいの年齢のクライアントに、正面から彼らの期待や要望に応えようと挑むことは、正直無理難題である。なぜなら、自分(若手)とクライアントには、時の経過に比例する「経験と知識」が圧倒的に足りないからである。その道何十年のクライアントですら解決できない課題を、彼らと一緒になって解決していくことなんて、正直、無理である。では、どうするのか。コンサルタントは彼らとは「違う」戦い方(解決方法)をしていく必要がある。その時に武器となるものが「ファクト」である。ファクトは経験といった時の経過に影響されない、解決の基礎、糸口である。今までの経験とナレッジでは対処できない、そんな課題に対して、ファクトを抑えて示唆をだし、状況を整理して提案を行う。ファクトの前では若手かシニアかなんて関係がないのだ。

②「頑張ってるね」が意味をなさない世界

クライアントからのBY NAMEでの評価が良いとしった。(伝えられた)理由を聞いて、自社との違いに気がついた。それは「文章作成能力・言語能力の高さに加えて、よく頑張っているから」だった。「頑張っている」ことが評価される世界があるのか、と思った。そして当然にもこのFBを伝えてくださった先輩社員と上司は、出だしはいいね、との一言のみだった。そして自分も同じ意見だった。自分のいる世界(自社)では「頑張り」は無意味とほぼ同値である。何をoutputしたか、それがどのくらいインパクトをもたらしたのか、outputや能力ベースで価値(評価)が決まる。故に、頑張っているだけで存在意義を確証できるそんな世界があることに驚いた。

③辛い/苦しいを引き起こす原因・事象の早期特定の必要性

先週同じチームの人が休職(PJ離任)した。同PJの別チームの人も一人休職、一人長期シックリーブとなった。正直、(色々な事情・経緯で)人の出入りが多いため突然の休職にはそこまで驚かなかった。ただ、同じチームということで、この出来事から学ぶものがあった。それは、人間負荷をかけ続けるといつか折れる、ということ。折れる、とは心身に不調が現れ、通常の生活・仕事ができなくなるということだ。大切なことは、あらかじめ自分のキャパシティを把握し、インパクトの大きい「苦しみ・辛さ」となる原因や事象を特定・回避していくことだ。人によって何にストレスを感じるかは異なる。例えば、自分の場合「能力的に非力・無力だと感じる」ことに尋常ないストレスを覚える。無力だと感じることの原因となるものは「能力的にできない」ことが全体の70%程度を占め始めると起こる。一般的に、ストレッチゾーンから、パニックゾーンに移る、と言っていいかもしれない。そのため、できないことに挑戦することと同時に、全大量からできないことの割合を把握し、いき値に達する前に、「その時点ではできない_引き受けられない」ということが必要である。

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