得るために、手放す。
こんにちは。ずーみんといいます。
写真撮影会社で働きながら、個人でも写真の撮影やウェブデザインのお仕事をしていました。
会社の外では、友だちと映画を撮ったり、友だちとコスプレ写真を撮ったりしています。
8月末に、ずっとお世話になっていた会社を辞めて、少し長い夏休みをもらいました。
今年の6月6日に30歳になったのですが、当日にせっかくだからnoteをはじめようと筆をとり、以下の文を書いたものの、アップする勇気がでなかったので、10月も半ばとなった今、投稿しようと思います。
そういえば、noteはじめますって言って自己紹介的な文を載せるこっぱずかしさは、屋号を決めて名乗り始めた時のこっぱずかしさに似ています。
ダメ学生から、まさかのフリーランスへ飛び級
高校を卒業し、写真学校という名のモラトリアム時代を謳歌する、本当に平凡なダメ学生だった私が、卒業してすぐにひょんなことから、クリエイティブの世界に入りました。
…入った、というよりは、むりやり頭を突っ込んだといったほうがいいかもしれません。
卒業を前にして「いつかはアトリエが欲しいな」と友だちと夢見ていた学生時代。
卒業式の席で、当時の校長に何の気なくそんな話をしたところ、
机2台分のシェアスペースを借りることになり、友だちとユニットをつくり、活動をはじめました。
シェアスペースのオープン記念展示の企画を任され、前例も何もない状態で、一生懸命展示のコンセプトについてのつたないプレゼンを聞いてくれたのは、前職の会社の社長でした。
準備に追われ、1年後の社員登用を前提にアルバイトとして入ったウェブ製作会社のシフトがちゃんと出せなくて、出社1日で辞めることになりました。
会社の社長さんは語気を荒げることなく私の話をちゃんと聞いてくれ、
「頑張っていればいつかまた会えるよ」と声をかけてくれました。
(今になって考えると、ひどい社員だよなぁ、と思います…)
当時、20歳。前途多難の船出でした。
ここから、いろいろありました。前職の会社に入社したりも含めて。
何が起こったか、またぽつりぽつりと書いていこうと思いました。
あれから10年。 30歳になって
この生活に区切りをつけるということ。
理由は、たくさんあります。
体調、取り巻く環境、時代。
ただ言えるのは「タイミングは、今だった」ということと、
「新しい海に出てみたい」ということでした。
得るために、手放す。
今になって振り返ると、「岐路だった」という事柄で、
何か大事な(自分にとっては大きな比重だった)ものを手放し、
その代わりに新しいものを得たような気がしています。
今まで前途多難ではあったけれど、本当にいろいろな人がチャンスをくださって、嬉しいことも悔しいことも、いろいろ経験させてくれました。
でも、今までの自分は、与えられた役割をこなすことに精一杯だったし、
おもしろいことにはすべて応えようとしてしまい、その結果とっちらかったり、自分の非力さを思い知ったり。
何よりも「自分で舵を切ること」が今まであまりできていなかったな、と思っています。
「ワンピース」のルフィのようにかっこいい生き方はできないけれど、
今まで生きてきた中で感じた「大事にしたいもの」をしっかり掴み取るための、新たな旅立ちだと思います。
幸い、10年前よりはやれることが多くなって、
やりたいことも具体的になってきました。
それは、この10年の大きな収穫だったように思います。
とはいえ、だいたいのものは飛び込んで得た技術。
至らぬところもいっぱいあるので、勉強しないといけないところもいっぱいある。
おまけに、10年間、周りの人には心配をかけてばかりで、
全く恩返しができていないように思います。
手放すと決めたものに負けないくらい、
たくさんのことを得ていきたい。
まず、ひとつの決意。
「人に、自分の舵を預けない」
ここで、たまに自分の大切にしていること、日々の気づきを綴っていこうかと思います。
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