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46歳現役教員G’s ACADEMYでの半年GGA編 Vol.2

福岡の私立中高で教員一筋20年の現役教師
46歳にしてプログラミングと起業家を育てる学校「G’s ACADEMY」の福岡DEV12期として入学しました。
最高に刺激的で充実した半年の記録を残したいと思います。

Vol.1はこちらから →  コチラ

いざ現地へ

 5月18日(木)GGA当日、私の勤務校は定期考査期間中。さすがに何日も休みをもらうわけにもいかず、午前中出勤してから東京へ。着いたらそのままG's→BASE Q→本番。本当は前日入りしたかったけど、贅沢は言えない。偶然同期のはやはるさん(同期トップレベルの技術を誇るエース)と同じ飛行機と分かり一緒に行動。滅多に出張のない私にはとても頼もしかった。

初めてG's東京へ 

〜アウトプットの凄さを知る〜

 まずはG's TOKYOへ。おしゃれで秘密基地感のある場所。一度足を運んでみることをおススメします!

そこで、オンラインやSNSで見ていた方と初対面。

それだけでなんとなく感動だが、多くの方に「先生!」と声をかけていただけた。自分では気づかなかったがTwitterなどを見てくれ、共感してくれている方も多くいたようでした。これには本当に驚きました。この応援は嬉しい。まさに

アウトプットが自分の世界を広げてくれていたのでした。

加えて、プチ有名人のような気分で気持ちがいい感じもしたので、これで承認欲求が上がる、というのも分かった気がします。

行き過ぎた行動をする方々の報道があるが、この気持ちのコントロールが難しい人がいるのも分かります。

このようにSNSには難しい面もありますが、それでもぜひ活用すべきだと思います。

GGA2023 Spring 登壇者達

 現地で初めて全16組の登壇者が顔を合わせます。

リアルでは初めての方も多く、どんな方だろうと思っていましたが結論から言うと本当に全員素晴らしい方達でした!

正直に言うと同じ登壇仲間とはいえ、4拠点あるG’sのうち、やはり常に共に歩んだ福岡・山口の同期への思い入れは強い。

東京・札幌の人もすごいもの作ってる、なんか経歴がすごい人もたくさんいるけど、性格悪いかも!(勝手な思い込み)負けれらない!福岡・山口で上位独占だ!なんて気持ちもありました。(え、私だけ?)

しかし、会ってみると一瞬でその思いは消え、みんなでGGAを最高のものにするのだ!と言う機運になりました。

思いを持ってG'sの半年を乗り越える人は人格も伴うのだと思います。

一人ひとりの方の紹介は長くなるのでここでは述べませんが、ぜひプロダクト紹介だけでも見て下さい!

登壇者控え室の盛り上がり

現地では基本的に登壇者控え室に全員が詰めています。

いよいよ本番、と言うこともあり緊張感もありましたが、前述したようにどんどん絆が深まっていきました。

それぞれ何度も何度もピッチの練習を行いながら少しずつ時間が近づいてきます。

そして始まった本番。その時には完全にチームとなっていました。

誰かが順番になり呼ばれると、皆が応援と拍手で送り出し、残りのメンバーは映像でピッチを見守る。

終わって戻ってくると皆が声をかける。

本番の時間全てが、心が熱くなる素晴らしい時間でした。

トップバッターであった成田さんがトラブルで十分なピッチを行えなかったときも、皆が自分のことのように心配し、気遣っていたことが印象に残っています。

同じ思いをもって真剣にやり遂げると心を通じ合わせるのに時間はかからない、と言うことを実感でき、これは今後の私の教育活動にも影響を与えるものと思います。

出場してみないと分からないこと

どんなにやり込んでも、緊張をするとピッチ内容が頭に浮かんでこないことがあります。
当日の緊張は独特なので、リハをしていると

「昨日まで大丈夫だったのになんで!」

と感じることも多いと思います。

実はこの緊張は実際に本番のステージに立ち、始まる前がピークです。

始まってしまうと意外とスムーズに行きます。

もちろん絶対か?と言われたらそうは言い切れませんが、今回登壇者全員が同じような感想を持っていました。

一番多かったのは「楽しかった!もう一回やりたい!」だったと思います。

この緊張感は練習やセレクションとはまた違ったものだと思います。

この経験があると意外と大丈夫であることが知れ、自信にもなります。

これは貴重なことだと思います。

訪れた自分の出番

私の順番は16組中12番目。

最後のグループのトップバッターでした。

教員として多くの人の前で話すのには慣れており、余裕を装っていましたが、さすがに直前のリハでは何度も台詞が飛んでしまい結構ビビっていました。

私はカンペを作らず、オーディエンスと目を合わせながらプレゼンを行うことにしているのですが、さすがにカンペ作った方がいいのか?という思いにも駆られました。

しかし、結局大切なのは平常心というか平常通りであること。

直前にいつもと違う対策をして良くなることはあまりないと知っていたので、自分を信じてステージに立ちました。

司会者の方からの紹介、メンター田中さんからのコメントを聞きながらどんどんワクワクしてきました。

ここで聞いてもらうために全力を尽くしてきた。

同期や先生方、チューターさん、田中さん、メンティ会の皆さんにどれだけの協力をいただいたか、思い出して温かい気持ちが溢れてきました。いろいろなことを思い出し、とても長い時間に感じたことを覚えています。(走馬灯のように?)

始まってみると予想通りまったく問題ありませんでした。

自然と言葉が出てきてオーディエンスや応援に来てくれた同期などを見ながら思いを伝えていきます。

途中、壇から離れて歩きながらプレゼンを行ったのですが、カメラさんが慌てて追いかけてくれていたのも見えており、「あんまりたくさん動かんようにしとこう」などと思っていました。

緊張していない、と思っていたのですが、デモ動画を流すときにボタンを1回多く押してしまい、スライドミスをしてしまいました。

今まで一度もやったことのないミスが出たところを見ると、やはりある程度緊張していたということでしょう。

しかし、頭は冷静で、「これで最後の締めの言葉の時間が足りなくなった。ここを省略しよう」と自然と考えることができていました。

ピッチを終えて 〜プロダクトのその後〜

 結果、受賞とはなりませんでしたが無事全てを終えました。

私は起業志望ではなかったのでVCさんとのお話などはあまりありませんでしたが、興味を持っていただけた方々からは声をかけてもらえました。

中には報酬もいらないので協力させて欲しい、と言ってくださる方もおり感動しました。

共感していただける人がいることを知れたことが今後の力となります。

課題が多くあることは分かっているが改善の難しい学校教育の分野に、これまでと違ったアプローチでプロダクトを作れたことは一定の評価を頂けたと思います。

正直、自分の思っている以上に期待していただけたようでした。

ただ、このままではこれを進めたり、継続することは難しくもう少し工夫が必要です。

どうすれば教育・教員を救う助けになる事業とできるのか、今の段階では分かりません。

「いいことを言った人には、それを言った責任がある」

児玉先生に言われました。

言っただけでそのあと何もしない、これでは意味がない。

確かにその通りだと思います。

G's ACADEMY は卒業しましたが、必ず前に進み続け、世に出したいと思います。

本当に多くの方々に関わっていただき、最高に楽しく、刺激的な半年間を過ごさせていただきました。

G'sは卒業してからが本番です。

私も含め同期、GGA登壇仲間の活躍もこれから。

それぞれのメンバーがどうやって世界を変えていくのか楽しみにしていてください。

そして、どこかで出会ったときは応援をよろしくお願いします。

私の人生を変えてくれたG'sコミュニティの皆さん、
本当にありがとうございました。


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