Season5 Ep13”Your mother and mine”
Lars
航海日誌 星暦…あー
木曜日
宇宙は…本当に広い
何もかもめちゃくちゃだ
ノヴァスラスターは故障し——
地球に着くのに一生かかる
Rhodonite
船長
記録しておこうか
Lars
ああ そうだな
Steven
パーティーサンドイッチ
欲しい人ー！
Rhodonite
何を祝うんだ？
Steven
エメラルドを
やっつけたし
僕らをジャングルの星から
助けてくれたでしょ
この超速い宇宙船で
地球はすぐそこだ！
Lars
超速いのは
エンジンが動いてたらの話だ
Fluorite
ラース 船長…
完了したよ スラスターへの…
Lars
重力エンジンからの
動力供給が終わったのか
いいぞ！
ツインズ！ スラスター点火だ！
Rutile Twins
ただ今 船長
はい 船長
Padparadscha
船長 スラスターを
作動してはいけません！
動力が落ちます！
Lars
ありがとよ
パパラチア
Steven
ねえ
漂流している間に——
皆に会わせたい人がいるんだ
Lars
そのサンドイッチよりでかいか？
Steven
ピクルス二個分くらいは…？
Lars
お前よりは？
Steven
その
小さくもできるかな
Lars
いいだろう
連れてこい
Steven
双子さー！
Fluorite
スティーブンが
もう一人？
Lars
なんで二人もいるんだ！？
Rutile Twins
あの目…
合体…？
Padparadscha
もう一人スティーブンを
連れてきます！
Steven
ガーネットだよ
地球でクリスタルジェムズの
リーダーをしてる
Garnet
会いたかったぞ
お前はロードナイトか
ルビーとパールだな？
色々と事情がありそうだ
詳しく聞かせてくれ
Garnet
君たちがルチルだな
君たちのようなのは
初めて見るぞ
Rutile Twins
僕たちは
こうして生まれたから…
Garnet
フローライト
なんと…美しいんだ
君がパパラチアか
オレンジのサファイア
なんと珍しい
Padparadscha
貴方が皆を不愉快にするのを
予知しました
Rhodonite
そうやってからかうのは
よしてくれ
Steven
皆 今まで褒められたこと
ないわけ？
Rutile Twins
ほめ…？
なにそれ
Steven
誰かに言われて嬉しいことを
そう言うんだ
Rhodonite
私達のようなジェムに
誰がそんなこと言う
私達はあるべき姿じゃない
お前もな
皆恥ずべき存在なのさ
Garnet
スティーブン
彼女たちはローズと会う前の
私に似ている
together
ローズクォーツ！？
Rutile Twins
ローズクォーツに会ったの！？
なのに生きてる
Steven
ローズのこと知ってるの？
Rhodonite
彼女はジェム嫌いの…
地球で生まれた
ジェムを滅ぼすケダモノだと！
Rutile Twins
違うよ 出来損ないの
鉱脈から生まれたんだ
気の狂った奇形のジェムだって
Fluorite
ばかを いうんじゃ ないよ
ローズクォーツは 存在しない
Garnet
違うな 間違っているぞ
Padparadscha
ローズクォーツ！？
Garnet
ホームワールドでは
そう教えられるのだろう
皆 本当のローズクォーツの
話をさせてくれ
第一時代
完全無欠の
ダイアモンドたちは——
銀河中の惑星にもその威光を
広めようとした
ピンクが最初の植民地にした
地球もその一つだ
地球のジェムは全て
ピンクの完全な世界のために——
役割をもって作られた
創造者とは対照的に
ジェム達は平凡な存在だった
型にはめられ 自らの任務以外は
なにも考えない生命体だ
だがそこにローズクォーツが
現れた
姿形は ほかのクォーツと
なにも違いはない
最初は彼女もピンクの命令に
忠実に従っていた
だがそのうち ローズは
その奇妙な植民地と——
そこに根付いた
生命の存在に気付いた
興味は感謝に
感謝は慈しみに
慈しみは愛情に変わった
発見を堪えきれずに
ローズは地球の生命について
仲間に尋ねて回った
奇妙な質問を
仲間に続けるあまり——
次第にその噂は
ピンクの耳に入った
ついに彼女は
ピンクに呼び出される
”クォーツ“
ピンクは言った
”なにをこそこそと
聞き回っているの“
“陛下”
ローズは懇願した
“この地球には生命が
宿っています”
“例え存在理由のない生命でも”
“どうかここを去り
彼らを生かして欲しいのです”
ピンクは少し考え
邪悪に 空虚に笑った
“自分を犠牲にしてでも
この地球を救いたいの？”
“馬鹿言わないで”
”仕事に戻りなさい
この無礼は忘れてあげる“
ローズは引きずり戻され
任務に戻った
しかしローズには
堪えられなかった
地球を破壊する手助けは
続けられない
やるしかない
戦うしかなかった
”皆 これが望み？“
”埋め込み 作ることが？“
”私はここで自らのために
存在し 生きる者達を見た“
”その生命を壊すのか”
”それとも加わるのか“
ローズの言葉は皆に響き
ピンクはうろたえた
そして彼女は臆病にも
仲間の助けを呼んだのだ
イエローとブルーを
だがローズも
仲間を見つけていた
道を外れ 追放されていた
ジェム達だ
誰にも仕えないパール
暴君のための塔よりも——
革命の武器を作ることを
選んだビスマス
力ではなく愛のために生まれた
全く新しい合体形
数多くのジェム達が
ローズの言葉に奮い立った
この地球で
自らのために生きるのだと
彼女こそが我らのリーダー
地球こそ大切な故郷
そのために戦った者達は
いつしかこう呼ばれた
“クリスタルジェムズ”と！
Rhodonite
しんじられん
Rutile Twins
僕らみたいなジェムが他にも？
Padparadscha
戦う…
Fluorite
自由のために…？
Garnet
そうだ
私達は恐れなかった
たとえ絶望的でも
私達は戦った
新たなジェム達がそれを見て
そして戦いに加わった
だがピンクの軍勢は
あまりに強大だった
いつか守るべきものが
なくなることを恐れたローズは——
ついに革命の剣を抜く
ピンクは滅ぼされ
地球は永きにわたる
恐怖の支配から救われた
together
すごい！
信じられん！
Lars
全部お前のママがやったのか
すげえじゃんか！
Rhodonite
待て そのあとは？
その後はどうなった？
ダイアモンド達は怒り狂い——
革命軍を滅ぼす
最後の手段を取った
地球に向けての直接攻撃だ
怒りのままに放った
最後の一撃が——
戦いを終わらせた
Padparadscha
このお話は
めでたしにはなりません
Rutile Twins
僕らは皆
違うお話を聞いてたけど
結末はどれも同じだ
Fluorite
ローズクォーツと共に
倒される
Rhodonite
こんなの今までで一番ひどい
彼女はすごかった！
だが 負けた
ここからなにを
読み取れと言うんだ！
絶対勝てないと言うことか！
Garnet
まだ勝負はついてない
だが勝てる 勝つんだ
奴らは革命軍は全滅したと
言うが——
私たちはここにいる
ホームワールドの
色なしは全滅したと言うが
君たちがここにいる
奴らは考えるだろう
私たちは逃げたのだと
だが真実から逃げているのは
奴らの方だ
私達は
銀河中にいる！
Rhodonite
だが一体どれほど
生き残っているのか
Steven
思うよりずっとたくさんさ！
僕はホームワールドにきて
一時間もたたずに——
皆と出会った
色なし達は沢山いるはずだよ！
Garnet
ローズはよく地球のことを
こう言っていた
ジェムを自由にする場所だと
だがそれは地球だけじゃない
君たちを見ろ
愛も自由も
どこにだってある
君たちの存在こそが
その証明じゃないか
皆に示してやろう
Fluorite
できるかしら？
Lars
アヒルみたいに浮かんでる
暇があるなら——
フローライト
もう一度エンジンを調べるぞ！
Rutile Twins
スラスターを作動させる前に
炉心を再起動しないと
Rhodonite
どうするんだ
Lars
それを一緒に考えんだよ
Steven
ねえ ガーネット
コニーと一緒に
惑星で遭難してたとき
僕 僕ら 何か見たんだ
夢だよ
ピンクダイアモンドの
ブルーが地球に来た時
彼女の視点の夢を見たんだ
彼女の涙を僕が流した
もしピンクの夢も
同じことだとしたら
ピンクがまだ
生きてるってことになるの？
Garnet
ピンクは死んだ
スティーブン
お前の母親が確かめたんだ
Steven
でも強い繋りを感じるんだ
Garnet
お前には他のジェムにはない
共感する力がある
お前は特別なんだ
皆や 私のようにな
恐がることはない
誇っていいんだ
Lars
動け 頼む！
Rutile Twins
おかしいな
炉心はもう動いてるはず
Padparadscha
船長が違うボタンを押してる
未来が見えました！
Lars
よし！やったな！
Steven
地球に戻れるってこと？
Fluorite
そうでもないよ
ノヴァスラスターの
修理をしないと
Lars
近くの植民星でパーツを探そう
ロードナイト
一番近い星は？
Rhodonite
イエローのアステロイド鉱山まで
そう遠くないが
あの辺はアゲートが
うじゃうじゃいるんだぞ！
とんでもなく危険だ
Lars
望むところだ
やってやろうぜ！
[END]
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