Hardstyleのkickがいつの間にか凄い事になっているお話

※この記事は某所の企画用に書いています


おはようございます。初めましての方は初めましてチケットという名前で
インターネットの海に潜っています。
5G†LEGGENDARIAと書いた方があそこの住民は分かりやすいかもしれませんね
DJする時はticket93という名義です。
年に1回あるかないかレベルでDJ蒼月昇という名前でもDJします。つい最近DJ大ト技研という一発ネタも爆誕しました


1. Hardstyleってそもそも何?

今回のお話に入る前なんですが皆さんはHardstyleというジャンルの存在を知っていますか?
僕もこのジャンルをちゃんと聞くようになってからまだ3年ぐらいしか経ってない浅瀬くんですが、頑張って説明します。
ざっくり説明すると2000年ぐらいにオランダで爆誕しBPM150を基本軸としたダンスミュージックです
これだけ書くとじゃあBPMが150なら全部Hardstyleなのかと言われるとそれは違くて特徴的なのはkickです

↑のようにゴゥンゴゥンと鳴るkickがHardstyleと思ってもらえればとりあえずokです(この記事用にわざわざFLを立ち上げkickのサンプルをペタペタ貼り音源を作った。制作時間は3分もかかってない)
このゴゥンと鳴るkickが月日を重ねる毎に凄い事になり今ではkickの博覧会と言われるようになっているぐらい大変なことになっています。
何となく特徴が分かったところで今回は色んなHardstyleを見ていきましょう。
最初はアーティスト別から

2. Da Tweekaz

Da Tweekaz - Jägermeister

まずはみんな大好きJägermeister。一番最初に紹介するの曲がこれなのはどうなんだという声が聞こえてきそうですが無視します。Hardstyleなんて全然詳しくないもんって人でも「これ、進研ゼミで見たやつだ!」となるぐらいには認知度が高くこの曲を知っている人は多いかと思います。あのイェーガーマイスターという曲を世に出したのがノルウェー出身のユニットDa Tweekazです。

この曲のkickはHardstyleの中では一般的なのかなと思います。この曲をクラブで流すとほぼ確定であるお酒が運ばれてきます。怖いですねー
ちなみにこの曲、WACCAという音楽ゲームで遊べたはずです
一般的なkickを聞いたところで別のDa Tweekaz曲を聞いてみましょう。

Da Tweekaz & Bassbrain - SHOTJEE

はい、出たーーーーお酒曲シリーズの最新作(サムネイルがおかしい)
こちらのSHOTJEEという曲はDa TweekazとベルギーのBassbrainにより今年の11月18日に出たかなり最近の曲です。動画を見れば分かりますが、水と勘違いしてませんか?と思うぐらい度数の高い酒をしこたま飲んでて恐怖映像です。
肝心の曲の方ですが、kickがさっきとは全然違うと思います。同じジャンルでもこんなにも違うのかってぐらい違う。先ほどのゴゥンというよりはコッコッコッコンコンコンと聞こえます。最近はこれらのkickを中心にした曲が多い印象を受けます。
余談ですがBassbrainのインスタ見たら怖すぎて泣いちゃった

3. Massive New Krew

国内のアーティストにも目を向けましょう

ネプリーグナレーション
「日本人のHardstyle Producer、5人答えろ!」
名倉
「ホンマごめん、Massive New Krew」

こんな感じに言われてもすぐにパッと出てくるレベルの人
それがMassive New Krew(以下MNK)です
橘亮祐、篠崎あやと名義でアイマスの#HE4DSHOTやO-Ku-Ri-Mo-No Sunday!などを世に出した人と言えば分かりやすいかも

そんなMNKの代表曲はWe are the Massive New Krew
この曲自体は2011年にリリースされていますが、彼らの手によっていくつものEditが作られています。
その中でも今回は2016年と2020年版を紹介します(spotifyにあるのがこれぐらいしか無かったんや)

まずは2016Edit
こちらは先ほど紹介したイェーガーマイスターと似たようなkickで親近感が湧きますね。イェーガーマイスターもそうですが2016~2018年ごろはこんな感じのkickを軸としたEuphoric Hardstyleが流行っていたと認識しています。

続いて2020Edit
これ初めて聞いた時は震えましたね。同じ曲でもこんなにも違う雰囲気を出せるのかと
2016のやつと聞き比べると、全体的にkickが歪んでいるのが分かるかと思います。こんな感じのkickを使っているRawstyleを軸としたものが19年ごろから徐々に進出してきた気がします。

4. サブジャンルのお話

先ほど急に出てきたEuphoricHardstyle ユーフォリックハードスタイルRawstyleロウスタイル って何?と思ったそこの貴方いいですね~~
アイマスという母体にミリオンやデレがあるのと同じでHardstyleという大きなグループの中にもそういった派生があります。
全部紹介すると長くなるので先ほど出てきた2つの特徴を手短にご紹介します。

まずEuphoricHardstyleですが、キレイでエモいメロディーと最初に出てきたゴゥンと鳴るkickが主な特徴です。今回の例で言うとイェーガーマイスターがそれですね。

紹介したい曲があるのでもう1つだけEuphoricなやつを見てみましょう

USAO - Last Kingdom

Twitter以外…えーこちらはUSAOさんがオンゲキに提供したLast kingdomという曲です。こんなにも王道なHardstyleが令和に爆誕した事に感動して久々にオゲンキ触りました。
beatmaniaでこの曲やりたいのでハマーさんお願い。

Aftershock - Light The Fire

一方Rawstyleですが、こちらは音は凶悪だしkickはより歪んで治安がとても悪い。kickとメロディーラインが割とゴツくなっているのがRawstyleの特徴でPower is justiceとなりがち。

待った!
これはRawstyleではなくてどちらかというとメロはEuphoric寄りでkickがRaw寄りのRawphoric ローフォリックでは?と成歩堂くんに詰められないこと祈ります(逆転裁判7待ってます)

5. kick博覧会

サブジャンルとか色々語りましたが、さっきまではウォーミングアップでここからが本題です。
冒頭でも言ったようにこのジャンルは今kickが大変なことになっています。ここからはkickが凄すぎて笑ってしまった曲をパパっと3曲一気にいきます

Regain - This is Regain - Live Edit

Vasto - The Great Reset

Mutilator & So Juice ft. Sovereign King - Full Throttle (Official Gearbox Full Throttle Anthem)

とりあえず3つ載せましたが、どれもkickがバカ。巷ではこれらのkickをまとめて子犬の鳴き声と表現していますが、あながち間違えではない。
特に3つ目のFull Throttle (Official Gearbox Full Throttle Anthem)は、ageHaのARENAで初めて聞きましたが、鼓膜が破れるんじゃないかと思いました(クラブ用の耳栓を付けて正解だった)

ほんとはこれ以外にも、ZatoxやSub Zero ProjectやD-Block & S-te-Fanなどイカれた面々を紹介したかったけど、長くなるので割愛。気になる方は検索してくれ。

 
Last Kingdomのように今リリースされている曲の全てがこんな狂ったkickが鳴る曲ではないです。でもこれだけ凄いのを聞いちゃうとイェーガーマイスターが可愛く見えますね(お酒は全然可愛くない。絶滅してくれ。二度と飲まん)

5.  終わりに

いかがでしたか?
なんかこれ付け足すだけで一気に信憑性がアレになるわね。雑な説明になりましたが、HardstyleのHぐらいは何とか分かってもらえれば幸いです。僕はHaぐらいしか分かっていません。

記事を読んでこのジャンルに興味を持ってくれたら嬉しい。特にこういうジャンルの曲はクラブのような大きい音を出せる環境で聞くのが最高に気持ちいい。クラブに1回足を運んで振動が内臓にまで伝わるkickを体感してください。例えるなら京楽のAir-Vibぐらい気持ちいい。

このままグダグダ書いていると着地が出来なくなりそうなので最後に僕がHardstyleを詳しく掘るきっかけとなった曲と、最近は更新していないですが自分用としてspotifyにまとめたリストがあるのでそちらを貼って終わりとします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


P.S.   全く関係ないですが、beatmaniaやってたら初めて十段合格しました。今作の十段は歴代で最も難しいとか言われてたのでほぼ諦めでしたが音囚人が誤魔化す事が出来るタイプの譜面だったので耐えれた
☆12の緑ランプ40個ぐらいでも受かるみたいですよ

十段


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