ヤマハ音楽能力検定について

※この記事は某所のアドカレ企画で書いています

はい、おはようございます。チケットです。
アドカレ企画も3年目になるとネタが無くなってきました。来年あったとしても書くものあるかなって感じです。

はじめに

今回は音楽(を演奏する側)のお話。その中でもヤマハ音楽能力検定(ヤマハグレード)のちょっとした紹介記事。ヤマハの音楽教室に通っていなければたぶん知らないと思うので殆どの人は知らないと思います。

簡単な紹介

ここでの紹介は自分の音楽歴的なものとエレクトーンそのものについてです。
エレクトーンという鍵盤が二段になっていて足元にも鍵盤がある楽器がありそれを17年ぐらい弾いてました。(もう弾かなくなって5年ぐらい経つ)
この後に色々と説明するヤマハグレードはエレクトーンカテゴリの6級Aコースまでは合格しました。

エレクトーンは説明だけで1つの記事が書けそうですが軽い紹介だけ
画像のような形をしてて上段の鍵盤は右手で主にメロディー部分を担当し下段は左手で基本は和音を担当だけどメロディー弾く時もある。右足は足元にあるペダル担当でここが主に音量調節(微調整が難しい)
足元のキーボードは左足が担当で大体がベース音。足元を見ながら弾くと見た目が悪いので見るのは万死に値します。なのでドはこの位置でラはこの位置と左足はもう踏む位置を感覚で覚えます(難しい楽譜だと左足で3連符がでてくるので結構しんどいけど気合で弾きます)

現行エレクトーンのスタンダードモデル(80万ぐらいする)

ヤマハ音楽能力検定とは

ヤマハ音楽能力検定制度(ヤマハグレード)は、音楽を指導する人や学ぶ人が、自分の力を確かめながら、総合的な音楽力を身につけ、楽しみながら創造的で豊かな音楽表現に取り組むことを目指し制定されました。

ヤマハグレードは、音楽を学ぶ幅広い層の人々が客観的に自分の力量を知り、その能力を伸ばすためにはどのような学習を行ったらよいかを確認するための指針となります。

ヤマハ音楽振興会より

beatmaniaの段位認定みたいなもんです。受かれば自分の実力はこんなもんですよーと自慢できる。

ヤマハグレード一覧表

これを見ると分かるように1~13級まであります。
5級より上は画像に書いてある通り指導者を目指す人向けになるため趣味程度でやってる人が取る場合は6級が実質一番上のランク。6級が取れると君ちょっと楽器上手いねーとちやほやされる世界線があるかもしれません。

ヤマハグレードの内容

ここからは自分が過去に受けた6級が軸となります。
グレードにはAとBの2コースがありどちらかを選択して受けます。
どちらで受けても問題ないです
Aコースの内容は課題曲、自由曲、変曲演奏の3つで演奏能力が試されるもの
Bコースは自由曲、初見演奏、変曲演奏、聴奏と総合的な実力が試されるもの
自分はAコースを選択したんですがその理由がBコースにある聴奏がとにかく苦手だったのでAコースにしました。

6級Aコースの内容

ここからは自分が受けた6級Aコースの内容です。自分がこれを受けたのはもう10年以上前なので試験内容がいまと違う可能性があるけど当時はこんな感じでしたぐらいで見てください。

課題曲

これはシンプルで指定された課題曲が2つありどちらか片方を選択して試験当日までに仕上げましょうってやつ。

自由曲

自由曲は6級相当の難易度になっているものを3曲こちらで用意します。ただ試験で弾くのは2曲だけで何が選ばれるかは当日の試験官次第なのでどれが来てもいいように完璧に仕上げる必要がありました。
自由曲は平原綾香がよく歌っている木星とインディ・ジョーンズでめちゃ流れるレイダース・マーチと龍馬伝のopテーマ曲の3つをしこたま練習した記憶。

編曲演奏

これが本当に大変だった。内容としてはヤマハ側が用意した全部で16小節のちょっとした楽譜が6パターンありこれを全部弾けるようにします。
その後にその6パターン全部を編曲したものを作成し弾けるようにしないといけないため全部で12パターン弾けるようにします。
編曲もこちらで考えないといけないので担当の講師とワルツ風にしたりマーチっぽいものにしたりあえて変拍子にしたりとあーでもないこーでもないと言いながらアレンジを考えました。
試験当日に試験官から弾けと言われるのは1つ2つだけだった気がする。
パターン2を弾けと言われたら編曲前→編曲後を連続して弾きます。

Aコースまとめ

まとめると課題曲を1つ、自由曲を3つ、編曲する前と後のやつ合わせて12個の合計16個を暗譜して完璧に弾けるようにするのがスタートラインなので本当に大変だった。
試験までの準備期間は半年ぐらいだったはず。
試験を受けた時はかなり緊張してミスも多かったし最後に総評を言ってくれるんですがまあまあボロクソに言われたのでこりゃ落ちたなと思ったらギリギリ合格ラインに達していてちょっとビックリしました。

おまけ

Bコースにしかない初見演奏と聴奏の紹介もついでにします

初見演奏

まず初見演奏ですがこれはその名の通りで初見で弾くやつです。
内容としてはいきなり8~12小節ぐらいの楽譜を目の前に出されてそれを30秒だけ見る時間が与えられ30秒経ったらその楽譜を弾いて終わり。
たったこれだけですがあまり安定しなかったのですね。
攻略のコツとしては渡された楽譜の全体をパッと見てこれがどの長調なのか短調なのかを10秒以内で把握する。調が分かれば和音(コード進行)がほぼ絞れるのであとは残りの15秒で右手のメロディーを気合で覚えて弾くだけ。簡単だね。

聴奏

聴奏というのは耳コピです
メロディーを4小節ぐらい弾いてくれるのでそれを聞いてでは実際に弾いてくださいとやるものです。
音楽ゲームやっている人にしか伝わらないけどやっている事はマキシマ先生の満開!!ヘヴンリー講座♥を難しくしたもの。
これが本当に苦手で初見演奏なんかより全然出来なくてBコースは諦めました。

まとめ

これ書いてて伝わっているのかな(特に変曲演奏のところとか)と不安ですが簡単な紹介ならこれぐらいのクオリティでも怒られないでしょう。

エレクトーンは気軽に弾けないものなのでどれぐらい難しいのか分かりにくいと思いますが、今ならヨドバシとかの楽器コーナーに行けばもしかしたら置いてあるかもなのでもしあったら触ってください。まあまあ高い代物なだけあって性能は良いものなので。
最後にどうでもいい話なんですが、家にあったエレクトーンを3年前に業者に頼んで撤去したんですが撤去費用に6,7万ぐらいかかった。アベちゃんの給付金に救われました。


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