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拡張脚部部材『dracocephalum』製作ガイド(いろしか様委託分)

・概略

fig. 1 レンダリング
fig. 2 キット内容物

 fig. 1, 2は3Dモデルをレンダリングした図と、キット内容物の写真です。両脚分で透明装甲は8パーツ、フレームは14パーツ(一部予備有)、磁石24個とスチール線十分量で構成されています。キット以外に必要なパーツは手首BJパーツ、パンツと股関節から上のメガミデバイス素体です。
 いろしか様委託分はフレームと透明装甲のセットです。渋み調整を入念に行えば自立できますが、足首と股関節を除く関節が磁力式のためスタンドを使用して飾ってください。

・注意事項

 フレーム及び透明装甲はUVレジン製です、通常のレジンキャスト製ガレージキットと同様の洗浄煮沸処理を行うと破損する可能性が高いです。二次硬化とIPAによる洗浄を行っているので、ご自宅での洗浄を行う際はあまり強力でない中性洗剤等を使用し常温で行ってください。
 パーツ補償などのアフターサービスはいろしか様で購入したものに関してはいろしか様の店頭で受けることが出来ます。Boothで購入したものに関しては必ずBoothからアフターサービスを要請してください。

・工具類について

  1. ニッパー、デザインナイフ
     Φ0.9mmのスチール線を切断できるものが必要です、アルティメットニッパーは折れるので絶対に避けてください。

  2. やすり、コンパウンド
     240-1000番があるといいかもしれません、曲面なのでスポンジやすりが便利です。サフ吹いて削ってを繰り返して良い感じにします。
     また、透明パーツは800番程度まで磨いた後クリアを吹き、コンパウンドを使って磨くと質感が良くなります。

  3. 瞬間接着剤、クリアパーツ用接着剤
     少量でも強力に接着できるものがお勧めです、僕はwaveの3Gを使っています。透明パーツとフレームの接着にはセメダインハイグレード模型用などが適していると思います。

  4. グリス、筆
     摺動部に潤滑油を塗布してください、摩耗による嵌め合いの悪化を緩和できます。塗り過ぎてフリクションが弱くなった場合は綺麗な綿棒などで拭き取りながら渋み調節をしてみてください。

  5. 塗料、筆、エアブラシ等
     出力品ですので塗装が必要です。強い有機溶媒を使うとクラックが入る可能性が高いのでサポート材などにお使いのシンナーを塗布して様子を見てください。

・パーツ配置と組み順

fig. 3 膝関節レール部分

 サポート痕を処理したパーツに付属のスチール線と磁石を接着していきます。3mm径の磁石は向きを揃えてください。
 脚は左右同形に見えますが、ミラーのパーツなので混ぜない方が楽です。

fig. 4 膝関節スライド部分
fig. 5 膝関節スライド部分、磁石アプローチ

  2mm径の磁石をスライド部分の内側にマイナスドライバーなどを使用してはめ込んでください。fig. 5が参考画像です。

fig. 6 膝関節構成

 膝関節のレール部分に弧に沿ってスライド部分を挿入します。付属のグリスを塗って潤滑してください。フリクションが弱い場合は綿棒などで徐々にグリスをふき取るなどして調節してください。
 その後、レールキャップを接着します。

fig. 7 フレーム構成

 その後はフレームに設けられた3mm径の穴に磁石を挿入、接着していきfig. 7のように組み立ててください。方向を揃えず磁石を接着した場合リカバリー不能です、向きに注意して作業してください。

fig. 8 透明装甲 爪先
fig. 9 透明装甲 脛
fig. 10 透明装甲 膝
fig. 11 透明装甲 大腿

 fig. 8-11は透明装甲とフレームの対応です。装甲が透明なので白化しないセメダインハイグレード模型用などを気泡が入らないようにして接着してやると綺麗な仕上がりになります。はみ出た接着剤は筆や綿棒などで拭き取ってください。

・完成イメージ、使用例

fig. 12 付属デカールを裏貼りした状態
fig. 13 ニュアンスの近いキットで揃えた状態
fig. 14 脚組みイメージ

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