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腹部置換部材『Trachycarpus』組み立てガイド

・購入される前に

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 上図は3Dモデルをレンダリングしたイメージ図です。本ガイドではメガミデバイス、マシニーカ素体の腹部とパンツを置き換える腹部置換部材『Trachycarpus』の組み立てを解説します。成型色はグレーで、彫りとプレーンの2パターンです。

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 このパーツセットはhyena様が配布されているメガミデバイス互換低身長素体のモデルを改変したもので、メガミデバイスの腰をちょっと捻れるようにするパーツセットです。

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 パンツと腹部の接続は磁力式です。腹部側に埋め込むスチール線を微調節する必要があるため金属線用のニッパーが必要です。組み立てには腹部に必要な関節や素体が別途必要になります。組み立てや塗装の際に破損した場合や、出力不良が見つかった場合はBOOTHのメッセージからパーツ請求を行ってください。郵送にて対応いたします。

・注意事項

 UVレジン製です、通常のレジンキャスト製ガレージキットと同様の洗浄煮沸処理を行うと破損する可能性が高いです。二次硬化とIPAによる洗浄を行っているので、ご自宅での洗浄を行う際は比較的穏当な中性洗剤を使用した水洗いで行ってください。洗浄後はよく乾燥させてから次の工程に進むと事故が減ります。塗装や洗浄で割れた際はboothのメッセージからお問い合わせください。

・工具類について

1. ニッパー, デザインナイフ
 Φ0.9mmのスチール線を切断できるものが必要です、アルティメットは折れるので絶対に避けてください。
2. やすり
 120-600番があるといいかもしれません、曲面なのでスポンジやすりが便利です。サフ吹いて削ってを繰り返して良い感じにします。
3. 瞬間接着剤
 少量でも強力に接着できるものがお勧めです、僕はwaveの3Gを使っています。  
4. グリス, 筆
 BJや軸に潤滑油を塗布してください、摩耗による嵌め合いの悪化を緩和できます。
5. 塗料、筆、エアブラシ等
 出力品ですので塗装が必要です。強い有機溶媒を使うとクラックが入る可能性が高いのでサポート材などにお使いのシンナーを塗布して様子を見てください。
6. タガネ
 彫りのあるものの合わせ目処理にあると便利かもしれません。0.7mmくらい。

・組み立て

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 上の画像は試作品です。サポート材は手で外せますが、抉れが発生するため丁寧にニッパーで取り除くと後の処理が楽になります。サポートを外した後、メガミの股関節やコアを挟みこみ、片側ずつ接着していきます。たわみがあるため、隙間ができるだけ減るように指で押さえてください。

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 パンツとの接続部にスチール線を配置し、接着します。干渉具合を見てスチール線をやすります。先にガイド部分の彫りを深くすると作業性が改善するかもしれません。

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 パンツの窪みに磁石を押し込み、接着します。

・ボトムスセットについて

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 ボトムスセットのふとももは未加工だと入りづらいため、上画像左くらいまで縁を削り込むと具合が良くなります。

・メガミコア代替品について

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 上の画像はメガミコア代替品です。一番足りないパーツなので一応用意しましたが、UVレジン製なので脆いです。純正使うか、ティンダロスさんのエキスパンションコアユニット買うのが良いと思います。このパーツセットの優位性は、磁石を使って組むと折れる前に外れるという点です、それ以外はないです。保持力が足りなくなりやすいため磁石のかわりにタミヤのΦ3mmプラ棒を軸にすることもできます。この場合は外せなくなるので折れるとそのまま終わりです。

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 組み方はプラ棒の断面を揃え、少量の瞬着を窪みに置いたパーツに向かって写真のように刺しこむだけです。瞬着を置く部分以外にグリスを塗布してから作業すると良いと思います。瞬着が多すぎると溢れて関節が固着します。磁石で組む場合は向きだけ注意してください。
 また、胸郭と接続する際はボールジョイント部分のサイズが対象のキットによって異なるため慎重に嵌め合い調整を行ってください。

・ギャラリー

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