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互換頭部部材『Euonymus』製作ガイド

・購入される前に

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 上図は3Dモデルをレンダリングしたイメージ図です。本ガイドではメガミデバイスの首部Φ6mmBJに接続する頭部パーツ『Euonymus』の組み立てや塗装を解説します。素体が別途必要で、パーツ成型色は白です。

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 付属するフェイスパーツの一つはΦ5-6mmくらいのドールアイをセットできるホールや目の部分が既に開いているものです。ドールアイは完成品がおまけでついてきます、何入ってるかはランダムだけど許して。

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 閉じ目はおまけぐらいに思っててください。

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 キットを組んで塗装すると画像のようになります。
 本キットはUVレジンの脆い物性と耐久性を無視したデザインに起因する障害をいくつか抱えています。
 破損してしまった場合や出力不良が見つかった場合はBOOTHのメッセージからパーツ請求を行ってください。郵送にて対応いたします。

互換頭部部材『Euonymus』

・キット内容

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 キット内容は前髪1種類x2、後ろ髪は編み込み2種x1、組み換え可能なレイヤードのセット1が含まれています。また顔は開眼済みのものが1個、閉じ目差分が1個含まれています。首との接続パーツは2個、磁石は12個です。おまけで5.5mmドールアイの完成品が1対ついてきます。

・工具類について

1. ニッパー, デザインナイフ
 普通ので大丈夫です、アルティメットは折れるのでやめてください。
2. やすり
 120-600番があるといいかもしれません、曲面なのでスポンジやすりが便利です。サフ吹いて削ってを繰り返して良い感じにします。
3. 瞬間接着剤
 少量でも強力に接着できるものがお勧めです、僕はwaveの3Gを使っています。  
4. グリス, 筆
 首のBJに潤滑油を塗布するとはめやすくなります。グリスはキットに付属していないため何かしらご用意ください。
5. 塗料、筆、エアブラシ等
 白レジンの出力品ですので塗装が必要です。強い有機溶媒を使うとクラックが入る可能性が高いのでサポート材などにお使いのシンナーを塗布して様子を見てください。
6. タガネ、スジボリツール、彫刻刀
 埋まったモールドを適宜掘り返すなどに使ったり使わなかったりします。
7. ひっつき虫、ブルタック
 ドールアイ固定用にどっちかあると便利です。

・切り出し

スクリーンショット (47)

 今回はスライサーソフトの機能でサポートを付けたのでいつものようなケージの解体はありません。上図で赤くなっている部分が比較的太いサポートなので、そこだけニッパーで切れば抉れが少ない状態で手捥ぎ出来ると思います。

・サポート痕処理

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 赤くマークしている部分がサポート痕です、黒で引いているのがモールドのラインです。120番を軽く当て、黒いラインを消さないように均します。(これはわかりやすくするためにマークしているだけなので色を置かなくて大丈夫です)。

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 240番からは積層痕などを消すように当てていってください。あとはサフを吹いて表面処理の残りがあるかを確認したり、埋まったモールドをタガネや彫刻刀で掘り直したりしてください。そもそもモールドが消えないように表面処理の前に掘ったりそのあたりは適当にうまいことやってください。

・組み方

構造図

 組み立てた時のパーツの位置関係はこんな感じになります(データ配布中のものを流用した画像なので細部が異なります)。前髪固定用の磁石は反発しないように、全て向きを揃えて接着してあげてください。変形が著しく組めない場合などはショップメッセージからパーツ請求を行ってください。
 また、一応このキットではバレットナイツシリーズのフェイスパーツ、首との接続パーツとの互換性がありますがあんまり似合わない可能性があるのでご了承ください。

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 こんな感じでバレットナイツのデフォ顔が一応入ります。嵌め合いきつい部分は首との接続パーツをデザインナイフで削ぐ等で調整してください。

・塗装における注意点

 UVレジン製ですが、強いシンナーを使った際にクラックが入る可能性があります。また、表面処理で水研ぎした後や洗浄後に乾かさず塗装すると割れる事があります。樹脂プライマー吹いてから塗ったらマシになるかとかの検証はしていません、やったら結果とか教えてください……。
 肉厚が薄く、透けやすい部分がいくつかありますが裏から色を置く、隠蔽力の高い塗料を使うなどで対策できます。
 まつげとまゆげはモールドが入っているので、それをガイドにしてエナメルで塗ると良いかもしれません。

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 また、こんな感じで顎の裏側が見えたりするのでそこも塗って置くと目立ちにくいです。ただ、首の軸に塗膜ができると嵌め合いがかなりきつくなります。嵌め合いのある部分はマスキングをして保護してあげてください。

・ギャラリー

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