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胸郭置換部材『Mimosa』製作ガイド


・概略

fig. 1 レンダリング
fig. 2 レンダリング
fig. 3 ポージング例
fig. 4 可動範囲の比較①
fig. 5 可動範囲の比較②
fig. 6 可動範囲の比較③
fig. 7 可動範囲の比較④
fig. 8 キット内容物

 fig. 1-8は3Dモデルのレンダリングと出力品の作例写真、可動範囲と隙間の比較、キットの内容です。
 本キットはメガミデバイスの胸郭を置き換えるもので、皇巫専用です。キットの内容物は首の長さ差分込みで19パーツ、Φ2mmプラ棒1本です。キット以外で必要なパーツは置換部分を除くメガミデバイス皇巫素体一式です。

・注意点

 本キットはUVレジン製です、通常のレジンキャスト製ガレージキットと同様の洗浄煮沸処理を行うと破損する可能性が高いです。二次硬化とIPAによる洗浄を行っています。ご自宅での洗浄を行う際はあまり強力でない中性洗剤等を使用して常温で行ってください。
 パーツ強度の都合上、飾り紐の部分が折れやすいので転倒防止にスタンドを使用して飾ってください。
 パーツ補償などのアフターサービスはいろしか様で購入したものに関してはいろしか様の店頭で受けることが出来ます。Boothで購入したものに関しては必ずBoothからアフターサービスを要請してください。

・工具類について

  1. ニッパー、デザインナイフ
     作業しやすいものを用意してください。

  2. やすり、コンパウンド
     240-1000番があるといいかもしれません、曲面なのでスポンジやすりが便利です。サフ吹いて削ってを繰り返して良い感じにします。

  3. 瞬間接着剤
     少量でも強力に接着できるものがお勧めです、僕はwaveのゼリー状瞬着を使用しています。

  4. グリス、筆
     摺動部に潤滑油を塗布してください、摩耗による嵌め合いの悪化や塗膜の剥離をほんのり緩和できます。塗り過ぎてフリクションが弱くなった場合は綺麗な綿棒などで拭き取りながら渋み調節をしてみてください。

  5. 塗料、筆、エアブラシ等
     出力品ですので塗装が必要です。強い有機溶媒を使うとクラックが入る可能性が高いのでサポート材などにお使いのシンナーを塗布して様子を見てください。

  6. ヒートガン、ドライヤー等
     嵌め合い調整のため、パーツを軟化させるために必要です。加熱しすぎると形状が戻らなくなるため様子を見てください。

・パーツ配置と組み順

パーツ配置はfig. 1の通りですが、組み立てにはある程度順序があります。適宜グリスを塗ったりヒートガン等で温めて様子を見ながら作業してください。

fig. 9 肩甲骨ブロック挿入

 胸郭と胸が1パーツなので、肩甲骨ブロックをサイドから捻り込む必要があります。
 胸郭側の受け軸にBJをあてがい、肩甲骨ブロックを下に押し込みつつ内側へ滑り込ませます。受け軸回りのサポート痕を丁寧に除去し、BJにグリスを十分塗ってトライしてみてください。ヒートガン等で少し温めても良いと思います。あかんかったらパーツ請求をしてください。
 塗装のマスキングは胸の横に走るラインに合わせて貼ると、インナーの塗り分けがしやすいと思います。上手いことやってください。

fig. 10 首のパーツ配置

 青く示されている部分で接着します。首の根元のパーツにΦ2mmのプラ棒を挿し込む際は折らない事、瞬着が流れ込まないようにする事を意識して慎重に作業してください。

fig. 11 服のパーツ配置

 肩甲骨ブロックを挿入した胸郭に服を被せます。下乳に引っ掛けてから背中側へと被せていきますが、極端に開きすぎなければ折れずに被せる事が出来るので様子見しつつ作業してください。

fig. 12 接着部位

 青く示された爪が6ヶ所あります。胸郭のサポート処理をしっかりしていると幸せになります。また、ここを接着すると服を脱がせられなくなります。塗装などの完了を確認してから接着してください。

fig. 13 装飾や首のパーツ配置

 青く示された部位で首やワイヤーカッター、飾り紐を接着します。首パーツは接着すると服を脱がせられなくなるため、他の作業が完了してから接着してください。

fig. 14 肩ブロックのパーツ配置

 下側にBJが寄るように合わせ、プラ棒を挿入して接着してください。この際に、流れ込み過ぎて肩関節が固着しないよう気を付けて作業してください。最後に肩甲骨ブロックへと挿入して作業完了です。

・ギャラリー


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