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モダンLOで瞬唱の魔導士を使わない4つの理由

 お久しぶりです。赤サブのティボルトです。

 今回はライブラリーアウト調整友の会で上がった話題で、私がなぜ《瞬唱の魔導士》を使わないかということを語りたいと思います。

赤ティボさん僕のこと嫌いなん…?

 なお、この記事は10/31 22:00から書いているので、内容が足りなかったりする可能性があります。今月さぼりまくってて連続投稿月数の記録が途絶えそうなので急いで書いてます。

 いつものように100円設定ですが、本文は全文無料で公開しております。
 有料部分には10月の対戦成績の表を載せていますので、モチベーション向上のためにサポートいただけると嬉しいです。

1. 構築に対するアプローチ

 まず最初に申し上げますが、私は《瞬唱の魔導士》を使ったことがないわけではありません。
 私のアカウント(tibalt_of_red_sub)で検索すると当時負けすぎてて出てこないのですが、過去には使っている時期もあったのです。
 試しに私の一番古いリストを晴れる屋で検索すると、《不可視の一瞥》が2枚だけの採用になっています。

やべぇなこのリスト…
画像は晴れる屋様より

 私はどちらかというとLO使いの中でもコントロール寄りに構築しているようで、当時は《躁の書記官》を出して盤面をコントロールしていれば一瞥がなくても勝てると思っていたので、枚数を減らしていました。
 他のカードについても、何にでもワンチャン対応できるような構築を目指す癖があるため、枚数をばらけさせています。
 その中で瞬唱を採用することは、一見アドバンテージを得ているようにも見えるのですが、一度使ったカードの使いまわしになるため、同じ役割を2回行うことになり、応用力が上がっているかというと、単一の役割に対して尖るような印象があり、採用しませんでした。

 また、昨今では切削呪文が3マナの《正気破砕》や《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》に変化してきているので、瞬唱で使いまわししにくくなっているのも不採用の理由となります。

2. 墓地対策への懸念

 LOと切っても切れない関係にあるのが墓地で、これは相手の墓地だけでなく、自分の墓地についても同様です。
 墓地対策でメジャーなものですと《大祖師の遺産》や《安らかなる眠り》がありますが、どちらもお互いの墓地を追放するため、LO側の墓地も影響を受けます。
 瞬唱の他にも《残忍な切断》、《物語への没入》も影響を受けますが、切断は《湖での水難》や《致命的な一押し》、《悪意の熟達》など、没入は《彼方の映像》と似た役割のカードで分散して採用しているため、役割群としては影響が少ないと言えます。
 そして、瞬唱についてはフラッシュバックすることにその強みがあるので、墓地対策をすると強みを生かすことができないのが懸念材料となります。

3. 環境の除去や回避の多さ

 呪文を使いまわす以外にも、瞬唱には2/1のクリーチャーとしての強みもあります。
 これは《面晶体のカニ》、《遺跡ガニ》にはない強みであり、瞬速で出せるのも強みです。
 しかし、今のモダン環境の2/1には1ターン目に出る《敏捷なこそ泥、ラガバン》がいるため、軽量かつインスタントタイミングの除去が採用されているデッキが多いです。
 そのため、ライフを攻める手段としては当たり前ですが、下手するとブロッカーとしての役割も怪しくなります。
 除去がないとしても、《濁浪の執政》、《原初のタイタン》、《影槍》付きの生物など、地上の2/1生物では止まらないものも多いので、生物としての役割は期待できません。

4. Killターンの兼ね合い

 これはおまけのデータを見ていただけると面白いかもしれませんが、10月の平均killターンは勝ち負けを合わせてメインで6.3ターンでした。
 最初の構築のところでもお伝えしましたが、切削呪文は3マナが主流となってきています。
 そのためメインである切削呪文を考えると、フラッシュバックする余裕があるか疑問があります。
 妨害系の呪文については、墓地対策のところでもお伝えしたとおり、重複した役割を使いまわすことになるので、このターン数の中でしっかりと役割を果たせるかどうか疑問です。

 ちなみに、この辺りは没入にも言えることではあるのですが、あれは《忍耐》でリカバリーされた後のゲームプランを考えています。
 アドバンテージを得るという点では、同じ役割ですが、

  • 瞬唱 2マナ+αで、2/1と一度打った呪文の再利用

  • 没入 (ほぼ)4マナで3ドロー

を比較した結果、墓地対策の効きにくさもあり没入を優先しています。

・おわりに

 ここまで散々瞬唱を不採用とする理由を書いてきましたが、採用しているデッキおよびデッキビルダーを否定するつもりはありません。
 むしろ、環境からカウンターモンキーやカスケード、独創力などが減り、バーンやハンマー辺りの小粒で前のめりなデッキが多くなるようであれば瞬唱のブロッカー生物としての役割も向上し、一押しを使いまわすことで勝利も近づいてくると思うので採用の余地があると思います。
 要は環境次第ということではあるのですが、考え方の一助になれば幸いです。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

 有料のおまけ部分になりますが、10月の200戦した記録(一部ターン数などが欠損)を掲載しております。
 ご興味があればサポートいただけると幸いです。

・おまけ

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