2000万年前に想いを馳せる

地層を見るのが好きです。
いつも「目に見えないもの」を視ていて、それはそれでとっても不思議で興味深いのですが。
地層は、太古の記憶を留めている「目に見えるもの」。
これはこれで非常に興味深くて面白い。

上の写真は、南伊豆の恵比寿島。

2000万年前の伊豆は、本州から数百キロ南にあった島。それが、ちょっとずつ移動して100万年ほど前に本州と合体。60万年ほど前に今の形となり、その後40万年の間は噴火をあちこちで起こしながら、今の伊豆を形成。

………もう、スケールが「十万年単位」という時点で、楽しくて仕方なくなる私です。全然イメージがつかない。でも、伊豆半島は現実にあるわけで。何が何やら。自然のチカラと、時間感覚のスケールを考えたら、私たちの一生なんて「刹那」でしかない。

しかも、そんな伊豆半島の成り立ちを「南方からやってきた風来坊」というキャッチをつける伊豆半島ジオパークのHP。

素敵すぎ。風来坊って。若い人わかるかしら…。私が高校生の頃は「風来坊=長渕剛」だと思ってたけれど←それも全然違う笑。

大人になって、日々のことや、人間関係、いろいろ視界が狭くなるとき、こういう自然の気の遠くなるようなスケールに癒されます。

もうほんと。誰かが、コンクリートをいい感じに左官したとしか思えないのに。この縞縞模様が自然の産物だなんて。自然ってほんと最高。人間である私は、そこに調和さえしておけばいいんだろうなと思うと、とっても謙虚になって、なんだかスゥっと気が楽になります。

スピリチュアルではよく「自然と親しむことで癒される」というメッセージがきますが、そのアプローチは1つではなくて、「自然に癒される」といっても、色々なアプローチがあるし、あっていいと思います。私は「地層」もその一つだな。


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