中毒必至！「さんかくまどの外側は夜」

漫画「さんかくまどの外側は夜」(ヤマシタトモコ/クロフネコミックス)

「新感覚のBLサスペンス」の謳い文句に、なんじゃそら？と首をかしげつつ、コミックサイトで無料サンプルページを何気なく開いたら、んもーストップ出来ない面白さで、予定外の課金しまくり。ボーイズラブなんてひとつも興味なかったのに。

「エロいはなし」と「怖いはなし」ってみんな大好きですよね！その両方が詰まっている、まさに新感覚のボーイズラブ。とはいえ、主人公のイケメン２人は、キスすらしません。なのに！エロいんですよ！霊媒師と助手である彼らは、いつも一緒に悪霊を退散しますが、なんとも官能的？な方法で事に対峙します。

まぐわう事の本質。肉体ではなく、エネルギーで交わる事。巷に流布してる数字だの結果だのに惑わされたセオリーありきの行為を当たり前と思っていたけど、そういうのって本質を置き去りにしてるよなあそういえば。と、気づかされる。


作者のヤマシタ氏は本当に霊感とかあるのかな？と思ってしまうほど、なんか描写にリアリティがあり、絵の表現力も相まって(おばけ達がめっちゃこわい。でも、なんか美しくもある気がする)、ぐんぐん引き込まれます。さらにどんどん目が話せない展開になって、あー次巻がでるのが待ち遠しすぎる。

文句無しのマイベストコミックです！