見出し画像

インターンシップにnoteを使ってみよう

弊社は中小企業の製造業。

弊社のインターンシップは、地元の大学との連携で2001年より、CSR(企業の社会的責任)次世代育成の一環として毎年実施している。

世の中の一般企業が行っている新卒採用活動を一切していない弊社にとって、インターンシップが、入社に結びついたことはない。

あくまでも職業体験の場であり、地元大学「経済学部」の授業の一環としてのインターンシップである。

学生さんには「皆さんが持っていて、弊社の社員が持っていないもの」を提供していただくことにしている。

それは・・・「現役大学生の感性」だ。

「正解はいらない」「今、感じたことをフィードバックしてください」とお願いしている。

通常は、夏休みの2週間、工場での製造や、本社でのマーケティング業務を通じて、感じたことを発表会を通してフィードバックしてもらう。

学生さんは、仕事の現場を体感していただき、実際に働いている人を見て、社会に出て働くということの疑似体験や、一つのプロジェクトをアウトプットするまでの、業務管理、時間管理を体験的に学んで頂く。

社員は、学生さんの視点に刺激や学びを得る。そんなインターンシップだ。

これまでに、「経営改善提案」「会社案内の社内報」「製品のコンセプトブック」「社内の秘密基地」などをアウトプットいただいた。

大東大インターンシップタニタブック201611158

これは、8ページの製品コンセプトブックを作ってもらった裏表紙。学生さんが、社員にインタビューをして、写真を撮り、コピーを考えた。

インターンシップを通して、自らが持つ「強み」を発見し、「表現」する。どんな良いものを持っていても、表現しなければ他人にはわからない。学生さんに寄り添い、できるだけ「頑張った感」を実感できるアウトプットまで、伴走支援するのが担当者であり、キャリアコンサルタントである私の役目だと思っている。

昨年のインターンシップは、コロナ禍で一度も合うこと無くZoomで、「豊かさを感じる暮らし」について、アウトプットをしていただいた。

大東文化大学インターシップメンバー

6名の学生さんが感じる「豊かさ」そして「暮らし方」は、コロナ化の影響をどっぷりと受けて、企業の中では感じ取ることのできない、学生さんのリアルが語られてとても面白いアウトプットだった。

学生さんにとっては、会社に来ることができなくて、職業体験というには物足りないものだったかもしれない・・・。

さて、今年もインターンシップが始まる。

今年は、ひょんなことから、代表の「noteとか使ったらどうかな」という発言から、「note」で作業や考察過程を記録してもらうことにした。

現場のフィールドワークを通じて、写真を撮ったり、レポートをしたり。時には、思い悩むことも自由に発信してもらって、それに、会社のメンバーがアドバイスやエールを送っていく。

最終的には、「雨のみちをデザインする」弊社の社員が、「足を運びたくなる」建築物の見どころを一つのマガジンにまとめて、発表していただく。

SNSに疎い社員にもわかるように、「note」や「マガジン」を見る方法も、若い人にレクチャーしていただこう・・・という目論見だ。

学生さんは、課題を通して「文章を書く」「写真を掲載する」を「読み手」を意識して発信していく。

「note」のクリエイターさんの記事を読みながら、学ぶことも多いのではないだろうか・・・。

インターンシップを通じて、我々は、学生さんの成長を感じる。人が成長していく姿を目の当たりにするのはとても楽しい。

「note」に縁のない弊社のメンバーも、学生さんのフォローをするために、ID登録をした。

さて、これから、どんなインターンシップになるのか楽しみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?