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大喜利の会をするときに気を付けていること

こんにちは、木曜屋です

私は生大喜利を10年やってきて、様々な会に参加し、自らも回答堂やテトラボといった会を主催してきました。その中で、会を主催するときに自分でも気を付けていることをいくつか書こうと思います。大喜利の会について考えるきっかけになってくれれば幸いです。

①大喜利の道具は潤沢に

大喜利の道具というのは、ホワイトボード、ボードマーカー、イレイサーのことです。この3つがなければ大喜利は始められません。

ホワイトボード
個人の意見ですが、A4の大きさではなく、B5の少し大きめのホワイトボードを使ってほしい。それくらいの大きさがないと、後ろの方から書いている文字が見えませんし、たくさん書けない。私はダイソーで300円のものを会では使用しています、それを使ってほしい!というのが私の願いです。そこそこ丈夫なので、長く使えるというメリットもあります。あと、枠がプラスチックの200円のものは、長く使っていると割れてしまったり、外れてしまったりします。

ボードマーカー
ボードマーカーはどこのメーカーのものでも構いませんが、中字か太字のものを使用してほしいです。冷蔵庫のメモ用のペンでは会議室では見えにくいです。私の会ではどちらも用意していますが、個人的には中字が書きやすくて良いかなと思っています。昔は太字が好きだったのですが、文字が潰れてしまうデメリットがあります。中字か太字。
そして、インクの残量は定期的に確認するようにしてください。たくさん用意したもののすべてインク切れでは意味がありません。詰め替え用のインクもいくつか用意しておくのがベストですね。

イレイサー
イレイサーもどのようなものでも良いのですが、ボードマーカーのキャップについているようなものでは急いで消すことができません。おすすめは、ダイソーなどで売っている消すところが層になっていてペリペリはがせるものです。私の会で使っているものは、下にリンクを貼っておきますのでご参考までに。少々値が張りますが、長く使うのならば良いかなと思っています。そして、インクのカスが散らばりにくい!

パイロット ボードイレーザーHG https://www.monotaro.com/p/2863/6038


それぞれ準備する数も、余裕をもって揃えたいところです。ホワイトボードとイレイサーは舞台に出る人数+2、ボードマーカーは舞台に出る人数×2~3本が理想ですね。

(例)舞台に6人出る大喜利会の場合
・ホワイトボード 8枚
・ボードマーカー 12~18本
・イレイサー 8個

もし、初めて会を主催する時に、大喜利の道具をそろえるのはちょっと大変という人は、参加者の人に持参してもらうようにしましょう。

②タイムスケジュールは余裕をもって

大喜利の会を開くとき、多くの場合、会議室や会場を借りることになると思います。その時に大切なのは、時間を守ること。会場の借りている時間をオーバーしないように、余裕を持ったタイムスケジュールを作りたいところです。

大喜利の時間=回答時間ではない
例えば、制限時間が4分の大喜利を2問して、それを1ブロックとした場合、1ブロックは何分かかるでしょうか。4×2で8分ではありません。

制限時間後の1答やマジックタイムを認めるかどうかでも変わってきますが、大喜利の時間は、制限時間よりも1~2分多くとる必要があります。お題を終わらせるのも、次のお題へ移るのも0秒ではできません。

そして、次のブロックへ移る時間も考えなくてはいけません。今のブロックの人に席に帰ってもらい、次のブロックの人を呼んで席についてもらう。これも1~2分ほどかかるでしょう。

ミニ大会など、対戦形式の大喜利をする場合、勝敗をつける時間も確保しなければなりません。拍手や挙手投票でも1分はかかります。投票の場合は、票を集める時間や、集計する時間が必要になります。

先ほどの4分×2問が、制限時間後の1答えを認め、挙手投票だった場合、
(4+2)+(4+2)+1+2=15
ということで、1ブロックにかかる時間は最低でも15分ということになります。大喜利は意外と時間がかかる!

人はトイレも行きたいし、お茶も買いに行きたい
会の途中で10分程度でも良いので、休憩を入れましょう。大喜利をやり続けると、参加者も主催者もかなりしんどいです。参加者も主催者も人間です。トイレにも行きたいし、飲み物も買いたい。

企画のルールやタイムスケジュールを教えておこう
どのようなルールで、何時から何の企画が始まるのか、何時から休憩なのかをツイプラなどに書いておくと、「もう少しで休憩だから、あとでトイレに行こう」など、参加者も行動の予定が立てやすくて吉です。

③会の最初は自己紹介から

大喜利を始める前に、まず自己紹介。互いに何者かわからない状態で大喜利をするのは、やる方も見る方も不安でしょう。もし、主催が参加者の全員を知っていても、参加者同士は知らなかったりしますし、自己紹介の声のトーンや会話の内容で、その人の今日の状態がわかったりします。会の最初の緊張を解くという意味でも、自己紹介は是非しましょう。

名札かホワイトボードに参加者全員の名前を書こう
今参加している人がパッと見てわかる一覧をどこかに書いたり、表示したりしていると、「この人も参加しているんだな」「あの人はこの名前の人だな」と参加者がわかるので、何かと安心です。本当は名札もあると最高なのですが、なかなか用意するのは大変だと思いますので、余裕があれば。私のテトラボという会では、毎回、一人一人の名前を書いたカードを作って、大喜利参加回数や参加費の支払いなどを管理しています。席順にカードを並べれば指名もやりやすくなります。かなり便利なのでおすすめです。

④出来れば司会は2人で

これは私の好みの部分でもあるのですが、大喜利の司会は2人で行うのがベストだと思っています。指名、制限時間の管理、コメント(お題読み、PC操作、加点の点数記入)などなど、大喜利の司会はやらなければならないことも多く、一人でやるのは大変。かっこ内のものは無い場合もありますが、指名と、回答を聞いてコメントをするだけでも、思っているより頭を使います。そして、回答に対するコメントを2人でやれば、知識の幅も広がるので、フォローできる回答が多くなるというメリットもあります。指名と制限時間の管理は自分でやって、解説として誰か横に置くだけでも良いでしょう。

⑤プロジェクターの確認

お題をスクリーンに映して表示する会も多くあります。その場合、プロジェクターを会場で借りることになるのですが、プロジェクターと自分のPCが、ちゃんと接続できるかを確認しましょう。いざ当日、接続できないと、会を進行できないという事態になってしまいます。市民センターなどの会議室を借りる場合は、受付で聞けば教えてくれるので、一度確認をしておいて損はないでしょう。

⑥広めの部屋を取ろう

24人の会を開くときに、24人が定員の会議室を取ってはいけません。大喜利の舞台になる席を確保しなければなりませんし、全員がすべての椅子に座ると、とても窮屈になってしまいます。テトラボは定員36人の部屋で18人の会を開いていますが、それでもちょうどいいくらいです。参加人数の2倍くらいの定員の部屋を取ると問題ないでしょう。

声を出しても大丈夫な部屋か
大喜利の会は、回答の声や笑い声など、大きな声が出る会になります。隣の会議室に迷惑をかけないよう、間取りなどを調べた上で会議室は取るようにしましょう。心配な場合は、会場の人に相談してみましょう。

⑦参加費は赤字にならないように

会議室やプロジェクターを借りる料金や、道具の準備、大喜利の会は意外とお金がかかります。参加費は、必ず赤字にならないようにしてください。なぜなら、会を存続できないからです。今後も会を続けていくために、十分な参加費を設定してください。

⑧お題のバランスを考えよう

これも私の好みの話ですが、大喜利の会で出すお題は、バランスよく出しましょう。企画や自分の理想がある場合は全く問題ありませんが、例えば、モノや名前が回答になるお題(例:買ってる犬にそんな名前を付けるな)や、穴埋めお題が、たとえば7割以上を占めると、回答している方もかなりしんどくなってきます。あと、野球お題ばかりだったり、川柳お題ばかりだったりしても、回答者の頭はどんどん疲弊していくでしょう。なんとなくで良いので、同じお題ばかりだなと思ったら、少しばらけさせてみてください。


以上です。また何か思いついたら書きます。

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