展示会前の事務作業Day

来週からの展示会に向けてせっせとスワッチ作りをしておりました。

スワッチとは、展示会でバイヤーさまにわかりやすく商品の説明をするオーダーシートです。

それを作成するために商品の上代決定をするのですが、これが商品とのバランスを見て考えなくてはならないので、案外頭を使います。

THURIUMの場合は、純粋に私がお客様として買うならいくらかな?とか。このコートとワンピース合わせると可愛いから、トータルで買っていくらまでに収めたいからこの商品はギリギリだけどこの値段にしようとか、一人で会議をします。

それとは変わってWALDOの場合は、チームで動いているので、この流れがすごくスムーズ。チームで動く素晴らしさをWALDOが立ち上がってから気づいている私です。

例えば、一例で来週からの展示会のTHURIUMの商品で説明すると・・・

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こちらの「踊る気持ちにヴルタヴァガウンコート」「踊るタックカットフリルワンピース」このコーディネートが良くてこのセットで70,000円以下にしたいと思う。。

どこの仕様をどう変更して、とか工場さんの意見を聞いたり、用尺、工賃の見直しをして、どうにか目標の下代に合わせる。

↑この作業がとても時間かかります。and取引先を巻き込んでしつこく『値段』についてシビアになります。

その為には、どうにか目標のロットにしたいので、展示会の時にバイヤーさんにご紹介をするか。など、、

展示会前に、ある程度の予算組みをします。


このように、商品の可愛いさと、営業的戦略と、品質向上させるための動きをします。


そこで、上代が決まってゆきます。

「踊る気持ちにヴルタヴァガウンコート」47,000yen

→このガウンコートは、スエード調の肉感があるサテンを使用しています。裏地には、新素材のサーモ裏地を使用して、寒い時には体の熱に反応し、暖かさをキープしてくれる裏地を使用しております。袖のタックは腕のラインを綺麗に見せてくれて、ビックシルエットながら切り替えやタックで細身に見せてくれる一品です。


「踊るタックカットフリルワンピース」22,000yen

→コットン素材のカットテレコワンピース贅沢に生地を使用して背中のアキが女性らしさが増す商品。手首がキュッと引き締められるので女性らしく着れます。イージーケアができて、秋は、一枚で、少し寒くなりましたらタートルネックと重ね着すると可愛いです。


と、このように2着で69000yenになっています。

写真で撮影しているルックは、このコーディネートでお客様が気に入ってくれたらなぁ!写真には撮れてないけど、このコーディネートにこの商品プラスしたら可愛い!だからこのアウターはこの値段にしよう!など、実は物凄く考えていたりしています。


ここまでの話だと、だいぶお金の話になってしまったのですが…


デザインする上で、物語を作って、パターンを作成し、形にしていく流れは変わりません。まずは、自分が可愛い!着たい!と思える服作りをするのがスタートです。

そこの最後の作業が上代決定。気に入った展示会にでるお洋服達が、可愛い!と思えても、これだと買えないな…とか、コーディネートが思いつかないな…とかならないように考える展示会前の重要な作業です。


と、長くなってしまいましたが、そんな作業をしている私でした。


今日も、好きな服を纏って。








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