この世界で最も価値のないものランキング第一位「おっさんの弱音」を書いたよ(83日目)

さいきん毎日書くのつれーつれーとばかり言ってる気がしますが、いまだにここに何書くのがいいのかわかんないんですよ。

毎日書くならやっぱり日記を書くのがいちばんいいんだろうけど、仕事のことなんかこれっぽっちも書きたくない。でもそれを書かないと、朝起きて飯食っていつもの道を通って会社行って一日働いていつもの道を通って帰ってきて飯食って子供にかまってこれとか書いて終了、で平日毎日おしまい。道中に読んでいる本と子供くらいしか変化がない。

子供のこと書こうか、って思うんだけどね。夏の家族旅行のときに乗ったスーパービュー踊り子号のことを「スーパーおどりビヨ子」って呼ぶのとか、今はディズニーの『不思議の国のアリス』ブームが来ていてほぼ毎日見ているせいで日々真似してしゃべる言葉がさらに混沌としてきたこととか、辛いもの嫌いなくせにこないだ買ってきた山椒味のあられはバクバク食べるとか、巻き毛が強烈すぎて縦ロールというヘアスタイルの実在を図らずも証明する事態になっていたりとか、眠くなると上唇がツンとひよこのくちばしみたいにとがり始めるとか、おれの誕生日にかこつけてサーティワンのアイスケーキを買ってきたら今までに見たことのないような満面の笑顔を浮かべたりだとか、まあ、かわいい盛りだし記録しておくべきことも結構いっぱいあると思うんだけど、なぜだろうね、積極的にネットで書きたいとも思わない。

自己韜晦癖のせいなのかもしれない。

特にネットでは、自分のパーソナリティにつながるような事柄はもともと極力出さないようにしてきたつもりではある。2ちゃんねる全盛世代のせいか、ネットで自分の情報を明かすことへの抵抗感が強い。

でもこうやってnoteなんぞに毎日毎日書いて、ほんのかすかな反応しか得られず、承認欲求をびちびちにこじらせていると、自分の生活だの来歴だのをさらけ出していった方がいいんだろうか、なんてことを考えたりしてしまう。自己韜晦というのは大概の場合保身でしかない。

ていうかよーーーーなんだよもーーーーーみんなもっと読めよーーーーーー読んでなんか言ってくれよーーーーーーーー。

ただ、一方で、なんかそれだと「さらけ出し方」が違うんじゃないか、という確信もある。さらけ出すんならそんな具体的な外的情報じゃなくって、もっと自分の奥底にある情けない何か、恥ずかしい何か、しょうもない何かをさらけ出さないと意味がないんだと。

そこでひとつ恐ろしいことがあって、そういうのは意図しなくても積み上げた文章のなかに、知らず知らずにじみ出てしまうんですよね。

毎日書くのがつらいのは、これまで書いてきた80数個の文章から、否応なく自分の浅さが透けて見えることがつらくなってきたということなのかもしれない。

けっこうね、自分の不調を目に見える形に残し続けるってのもきついものっすね。正直ちょっと休もうかなと思ったりもする。自分で勝手にやり出したことだからかえってやめづらかったりもするんだけど。

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