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才能と努力のあいだ

僕は、ある事柄に対して「これ嫌い!」と思うことがあまりない。
野菜も肉も、読書も映画もスポーツもスキ。

そのなかで嫌いなことは、
「才能あるね」
という言葉。

デザインであろうが、仕事のスキルであろうが、「才能」という要素がその人の人生に与えた影響は、ほとんど【誤差】だと思う。

その技能を成長・維持させていくのに「才能」だけで、今までやってこれたはずがない。
練習に練習を重ねて時間やお金を投資し、くやしかったこともうれしいこともあり、その人がいろんな思いをもって積み重ねて今までやってきた。

そんな人に、

「才能あるね」

もちろん、言った人は最大のほめことばを伝えているのだろうけど、一言で済ませるには軽すぎる。

「たくさん努力されたんですね」

例えば、こんな言葉のほうが、より相手は嬉しいんじゃないかな、とたまに思います。
たまに使ってしまう「センス」も同じニュアンスかもしれないなぁ。

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