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プログラミングを始めたいあなたへ!-最初の一歩を踏みだすために-

はじめに


この記事を読んでくださっているということは、少なからずプログラミングに興味がある方だと思います。

趣味で始めてみようと思っている方、お仕事としてプログラミングをしてみたい方、学生でエンジニアを目指している方…様々な方がいらっしゃるかと思います。
そんな皆さんに向けて、エンジニアとして現場でプログラミングを行っている私が語っていこうと思います。

これは私の経験や思いを元にした内容なので、一例として参考にしていただけたら幸いです。


私について


まずは、私の経歴やスキルをご紹介します。(どんな人が書いているのか知りたいですよね)

私がプログラミングに出会ったのは大学時代です。情報やプログラミングに関する講義を受けたのですが、その時は「何とかついていけているな」という程度で、プログラミング自体は「楽しいかも」という感覚でした。何か特別な開発をしたことはなく、講義でプログラミングの基本を学んだ程度です。

その後、就職活動を行う中で、IT業界やプログラミングを扱う企業に興味を持つようになりました。大学の課題でスムーズにプログラミングをこなせたことが、自信につながったのが大きいですね。また、ちょうどコロナ禍の影響もあり、リモートワークが可能なIT業界が今後さらに発展していくと感じたことも理由の一つです。

入社後は、研修を通じてプログラミングを本格的に学びました。スピード感のある研修だったので、「早く理解して、業務に入る時に困らないようにしよう」と必死に取り組みました。その結果、研修中の努力を評価していただけました。

研修が終わってからも、業務に必要なツールの使い方や手順、ルールなど、知らないことだらけで大変でしたが、自分で調べて学びながら、少しずつ慣れていきました。半年ほどそうした努力を続けた結果、今では余裕を持って業務に取り組めるようになりました。

このような経歴を持つ私が、未経験からプログラマーになるために何をすればよいのか、私の経験を基にお伝えしていきます。


全体像をつかむ


まず、プログラマーやよく聞くシステムエンジニア(SE)について簡単に全体像をお伝えします。

プログラマー(PG)

コンピュータに動きを指示するための「プログラム」と呼ばれる一連の命令を作る人です。あらかじめ決められた計画(設計書)を元に、コンピュータが理解できる言語で動きを書き出していきます。プログラマーは設計書をもとに「コード」と呼ばれるものを入力し、システムやアプリが動くように作っていく役割です。

システムエンジニア(SE)

「どんなシステムを作るのか?」という計画を立てる人です。お客様が求めているものを聞き取り、それを実現するための仕組みを考え、それを設計します。システムエンジニアは、どうすればお客様の希望通りのシステムが動くかを考え、それを形にするための指示書(設計書)を作ります。この指示書に基づいて、プログラマーがプログラムを書いていきます。

その他、プロジェクト全体を管理するマネージャーなどの職種もありますが、今回は省略します。また、エンジニアにはさまざまな種類があり、役割は多岐にわたります。
内容が長くなってしまうため、気になった方は調べてみてください♪


プログラマーとなるための第一歩


どのレベルでプログラマーといえるのか?

まず、プログラマーと呼ばれるためには、どの程度のスキルが必要なのかを説明します。

業務でのプログラマー

上司や先輩からの指示や、設計書と呼ばれる計画に従って、プログラムを作り上げることが求められます。この設計書には「どのようにコードを書くべきか」という具体的な指示が含まれており、その通りにシステムやアプリが動くようにコードを書けることが重要です。
つまり、計画通りにプログラムが動けば、それでプログラマーとしての仕事を果たしていると言えます。

個人で開発

作りたいものや提供したいサービスを自分でプログラムし、完成させることができれば、プログラマーと名乗って良いでしょう。
たとえば、簡単なアプリやウェブサイトを自分で作り上げ、それが動くようになれば、それは立派なプログラミングの成果です。自分で目的を設定し、そのためにプログラムを書く力があれば、プログラマーと言って良いと思います。


学ぶべき事柄

未経験者がプログラマーになるためには、いくつかのステップで学習を進める必要があります。まずは基礎的な部分から始めましょう。

1. プログラミング言語を学ぶ
プログラミング言語は、コンピュータに指示を出すための「言葉」です。私たちが日本語や英語で話すように、コンピュータにも理解できる特定のルールや構造に基づいた言語があります。これを使って、アプリやシステムが動くように指示を出す必要があります。

どのプログラミング言語を学ぶべきか?
汎用的に使える言語がおすすめです。
・Python: シンプルな構文で、初心者にも学びやすく、データ分析やAI開発にも使われる万能な言語。
・JavaScript: ウェブ開発に欠かせない言語で、動的なウェブサイトを作るために使用される。
・Java: アプリケーション開発に広く使われている言語で、堅実な基礎を築くことが可能。

2. どのように学んでいくか?
学習方法にはいくつかの選択肢があります。初心者におすすめのリソースをいくつか紹介します。

Progate
初心者向けにプログラミングの基礎をオンラインで学べるサービスです。実際に手を動かしながら学べるため、プログラミングの概念を視覚的に理解できるのが特徴です。最初にどのプログラミング言語を学ぶか迷っている人でも、Progateのコースを通じて触れてみると、自分に合った言語を見つけやすいでしょう。

書籍
書籍を使って学ぶ方法も有効です。特に、基礎からしっかり理解したい場合に適しています。書籍では、1つの言語に集中して深く学べるので、学んだ内容を繰り返し実践しながら知識を定着させていきましょう。ただし、書籍だけで完結せず、実際に手を動かしてコードを書くことが重要です。

Udemy
動画形式で学べるオンライン学習プラットフォームです。プログラミングの基本から応用まで、さまざまなレベルに対応したコースがあり、実際の開発プロジェクトを通して学ぶことができます。特に、特定のプロジェクトやツールを学ぶ際におすすめです。

3. 学習の進め方
プログラミング学習をスムーズに進めるためには、まずは基礎を固め、次に興味のある分野に進んでいくことが重要です。以下のステップに沿って進めると、効率的に学習が進められると思います。

①Progateでプログラミング言語の基礎を学ぶ
Progateを使って、プログラミングとは何か、そして基本的な操作や構文を理解しましょう。Progateは初心者向けに設計されているため、プログラミングの全体像をつかむことができます。

② 興味のある言語でできることを調べる
学んだ言語でどんなことができるのか、調べてみましょう。例えば、Pythonでデータ分析ができるのか、JavaScriptでウェブサイトを作れるのかなど、自分がやりたいことに合った言語を見つけることが大切です。

③書籍やUdemyで詳しく学ぶ
基礎を学んだ後は、書籍やUdemyなどのリソースを使って、より深く知識を掘り下げていきましょう。理論だけでなく、実際のプロジェクトに応用できる知識を身に付けることが大切です。

④実際に手を動かしてみる
学んだことをすぐに実践し、簡単なアプリやプログラムを作ってみましょう!実際にコードを書き、失敗や修正を繰り返すことで、スキルが着実に向上していくはずです。

このステップは基礎的な流れの説明にすぎませんが、後半では、読者の状況に応じた具体的な学習方法をさらに詳しく紹介しています。そちらもぜひ参考にしてみてください。


学ぶだけではなく…

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