![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60389478/rectangle_large_type_2_b6d621294d466f8a36108d10e7f52a14.jpg?width=800)
マジでわけわからん
高2のクラスになり、I君とは違うクラスだった
I君は教室を飛び越えて時々いじってきたが、やっぱりクラスが違うと会う機会が少ない
いじってくれる人がいなくなったと思いきや、今度はI君と似たK君という子がいた
サッカー部で、陽気で、スーパーポジティブで、はっちゃけてた
自分のクラスはサッカー部が多かった
だから自分はサッカー部と仲良くなればクラスの輪に入れると思い、必死に自分を売り込んだ
ぼっちでかわいそうなやつと思われたくなかった
I君がサッカー部だったのもあって、サッカー部の人たちともすぐ仲良くしてもらった
自分はI君やK君のような人が大好きだった
その子といるとすげぇ元気をもらうし、楽しいし、幸せだった
生きてる喜びを感じた
そんなこともあって、高2のクラスも楽しかったが、タイから帰った後から、なんだかずっと違和感を感じていた
学校や、日本という枠を出て初めて氣づいた
自分が当たり前だと思ってたことが、俯瞰すると当たり前じゃないこととかはよくある
一人暮らしを始めて、初めて親のありがたさを感じるのと同じだ
自分と環境との関係を観るには、一度、そこを離れて俯瞰する必要があることに氣づいた
勉強がだんだんつまらなく感じる
じっと椅子に座っている窮屈感を感じる
違和感を感じる
部活も急に、体に力が入らなくなり、思うように動かなくなった
ずっとだるかった
その時は、自分がなぜこうなっているのか
マジでわけわからん
原因がわからなかったので、どうすることもできなかった
これまで順調だったのが、急に成績も落ち、部活もうまくいかなくなった分、それがいじるネタの極上スパイスになった
マジでわけわからん
廊下を歩くと、必ず誰かしらにいじられる
ひどい時は囲まれる時もあり、歩けなかった
ここまでくるとダルい
いとをかし
そして、だんだん部活がつまらなくなってきた
やめることを決意し、顧問の先生に言った
部活の友達もみんなびっくりした
自分の状態が自分でもわかっていなかったため、先生にも友達にも当然、うまく説明できなかった
「うまくいかなくなり、楽しくなくなってきた」
としか説明できなかった
顧問の先生は
「ただの負け犬の遠吠えだ」
そう言われるのもしょうがない
部活を辞め、代わりにギターと合氣道を始めた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?