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気管支鏡 3. [実践編] 気胸 / 喘息 / COPDの気管支鏡治療(全15問)

はじめに

実践編の最後は、完全に内科の先生の領域のBT・BLVRと、外科医を悩ます肺瘻・気管支瘻の治療(EWS)です。

[BT] [BLVR]
外科医にとっては試験に必要な最低限の構成になっています。

[EWS][気管支断端瘻]
CPFEや血液疾患患者の難治性の気胸は、手術という一撃必殺の大技ではなく、繰り返しの癒着術・XIII因子・EWS(+局麻下VATS)という技ありを重ねて勝ちに行く方が近道であったりします。(そもそも全身麻酔ができない症例も多い)
比較的BFテクニック的に難度が高く、かつアウトカムが明瞭なので(気漏が止まるかは別)、短時間で綺麗に詰めれた時には達成感があり、生検よりも外科医としては「燃える」手技ではないでしょうか。

*穴埋め問題形式のチェックリストです。詳細な解説はありません。
成書でご確認ください。
初めの1冊として、気管支鏡テキスト 第3版(医学書院)がオススメです。

日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医試験ガイドラインでは、下記の範囲に含まれます。

Ⅵ.治療手技
 10. 肺瘻・気管支瘻の閉鎖術
      A.難治性肺瘻の治療 B.術後気管支断端瘻の治療
 12. 気管支サーモプラスティ
 13. 慢性閉塞性肺疾患に対する内視鏡治療


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[気管支温熱療法(気管支熱形成術)]

Q1. BTとは

気管支鏡下に①を介して気管支壁に②を行う。
全ての気道細胞が熱損傷を受けるが、
③以外の細胞は修復し、
まず上皮、
3ー6週間で粘液腺も回復。
→気道収縮を抑制

A.
Bronchial thermoplastiy
①高周波プローブ
②温熱負荷
③平滑筋

Q2. BTの適応;

・適応:①歳以上の②および③で喘息症状がコントロールできていない重症患者。
・適応外:以前にBTを施行した患者や、2週間以内に④や⑤を行った患者。
・禁忌:⑥患者。

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