大学無償化はほぼ無意味

衆議院議員選挙が近くなり、大学無償化を主張する声が強くなっている。また、東大の学費値上げを批判する声もある。だが、大学の無償化はほぼ無意味だろう。その理由を説明したい。

東大生の親はエリート

東大生の親は高学歴で一流企業勤務や医師などのエリートが多い。これは、課金ゲームをしないと東大合格はほぼ不可能だからだ。私の故郷、三重県の女性の先輩は、自称進学校で予備校なしで東大文科三類に合格した。それは彼女が類稀な天才だっただけだ。普通の人は小学生の頃から課金ゲームを重ねないと東大合格は不可能だ。

ただのガリ勉東大生だと一流企業に就職できない

もともと地頭がなく、ただガリ勉して東大に入学しただけでは、一流企業には就職できない。昭和時代は、ほぼ学歴順に就職が決まったが、今は一流企業は大学名だけで内定を決めることはない。インターンシップや英検・TOEIC、資格など入学後もかなりの努力が必要だ。しかし、首都圏実家住まいの人ならばそれは可能だが、田舎から来た学生は自炊も必要だし、厳しいだろう。

Fランク大学まで無償化するのか?

無償化の範囲は非常に難しい。偏差値で決めるわけにもいかない。そうなると、全ての大学を無償化するのか?Fランク大学は無償化しても、アホ大学生が増えるだけだ。

高卒・高専卒の再評価

大卒が増えすぎたせいで、現場仕事を嫌がる若者が増えた。そのため、現場で働くこともいとわない高卒・高専卒が再評価されつつある。高卒求人倍率は約3倍、高専卒の求人倍率は10倍以上だ。三流私大や駅弁大学文系よりは、高専卒のほうが優秀だと思う。

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