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FXで勝ち続けるための考え方と私の勝ちパターン(3波の狙い方)

FXトレーダーをしているthirdFXと申します。
読んでいただいた皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

このnoteは
「基本的なトレードのやり方は理解しているが勝てていない方」
「月単位では勝てる事もあるがトータルでは負け越している方」
などの中級者以上の方にむけた内容です。

全くFXを未経験の方や初心者の方には難しい内容になります。
ご了承ください。

FXは自分の勝ちパターンでトレードを繰り返す事でお金を増やす投資です。
FXで勝つためには手法、資金管理、メンタルの三要素が重要だと言われています。
私はこの三要素に加えて、「勝ち続けるための考え方、思考法」も不可欠だと考えます。

勝ち続ける考え方が根底にあることで、三要素を組み合わせた「勝ちパターン」を作ることができると思います。
勝ちトレーダーの表面的な部分をなぞっても勝てる様にはなりません。
これがFXの難しさです。
誰かのモノマネでは通用しません。

身近に勝ちトレーダーの知人がいて、その人から勝ち方を教えてもらう。
これが最も勝ちやすい方法だと思います。
私の周りにもそうやって勝てる様になったトレーダーがいます。

勝ちトレーダーが常に何を考えてチャートを見ているのか。
どういう思考回路でトレードを組み立てるのかと言う部分が非常に重要です。

簡単に言うと、
「このチャートを見てどう思う?」
「買いでしょ。」
「なんで?」
「こうなると、こうなりやすいから。だからここで買いたい。」

このようなやり取りすれば、勝っているトレーダーがチャートのどこに着目して、どこをトレードするのか明確です。
手法はこうです。資金管理はこうです。メンタルはこうしてます。
そういった教え方はしませんし、それでは自分の中で発見もアイデアも生まれません。
勝てる要素を自分の中に取り込んで消化して自分のモノにする作業が必要です。

勝ちトレーダーの「こうなればこうなるよ」と言う話を聞いて、
別の場面はどうなのか、逆にこの場面はどう考えるのかと思考を巡らす。
それがトレードスキルの向上に繋がります。

「ここで買ってこうなって損切りになったんだけど。」
「ここは俺も買うかもしれない、でもダメなら即損切りかな。」
「ちなみにここでも買って損切りになったんだ・・・」
「ここはダメでしょ。ここは少なくとも買いではないよ。」

このような会話をする事で自分のトレードが正しいのか間違っているのか、客観的に評価できます。
これが身近にいるトレーダーから教えてもらうメリットです。
世の中の事象は何でもメリットがあればデメリットがあります。
勝ちトレーダーの知り合いが身近にいる事は稀です。
実際はいるかもしれませんが、FXで生活していると口外しにくいはずです。
身近な人間から勝ちトレーダーを探す作業は大変。
見つけられたとしても教えてもらうまでがまた大変です。
これがデメリットであり多くの人がやらない理由でしょう。

勝ちトレーダーがやっている事、
(手法、資金管理、メンタルはどうしている)よりも
勝ちトレーダーの考え方、
(チャートを見てどう考える、どうシナリオを立てる、どうトレードする)
が勝つためには重要だと思っています。

ですのでトレーダーが何を考えて、どう判断をしているかを具体的なチャートを用いてお伝えしていきたいと思います。
それがチャートを読み解く力が身に付き、勝てるトレーダーに近づく一歩だと思います。
その点をご理解頂いた上でお読みいただけると幸いです。


それでは本題に入ります。
私の勝ちパターンの1つが第3波狙いです。
相場は必ず波を描いています。
その中で最も値幅が大きく、予想もしやすいのが第3波だと思います。

5波説明

よくある簡単な模式図です。
FXを勉強された方なら見たことはあると思います。
この波の動きをエリオット波動と呼び、様々な手法に使われています。

この図を理解できても実際の相場になると、
どこが1波なのかどこが3波なのか迷ってしまいます。
模式図では実践的な力は身に付きません。
実践的な力は実際のチャートを見て養うしかありません。

実際のチャートを基に説明をします。
2021年4月から5月にかけてのポンドドル4時間足です。
早速、3波を探してみましょう。

2021.3月 4H①

チャートの中央付近で切り返して上昇しています。

2021.3月 4H②

こういう見方もできます。
しかし、これでは3波がなぜそこで始まったのかが明確ではありません。
そこで私はこう考えます。

2021.3月 4H③

その理由は以下の通りです。

2021.3月 4H④

①の高値から5つの波で下降しています。
エリオット波動は5波が完了すると、反対の方向に動き始める傾向があります。
ただし、傾向なので根拠としては弱いです。
これだけでトレードをするわけにはいきません。
③の高値を更新する上昇が発生した事で、②のダブルボトムが確定して上昇の可能性が高まりました。
ここで初めてこの上昇を1波と考え3波を狙います。
実際に3波が発生して直近高値を抜ければ、ダウ理論的に上昇トレンドが確定します。
更なる上昇が見込める流れになります。

ここまで分析できれば、もう3波でトレードをして勝つことは簡単。
そう思うかもしれません。
2波のどこかで買って3波が来るのを待てば良いんだと。

しかし、その考え方には大きな落とし穴があります。
それだけでは勝てる様にはなりません。
チャートをよく見てください。

2021.3月 4H⑤-1

実はこの動き、3波を狙っている時によく発生します。
今回のケースは切り下がりが僅かですが、もっと大きく切り下がる事もあります。
3波の発生を見越して、2波の戻しから買ったとして損切りはどこに置くでしょうか?
まさにこの切り下がった辺りに置くでしょう。

未来は分かりません。
下降の瞬間のチャートはこんな感じです。

2021.3月 4H⑤-2

自分が買いポジションを持っていたとして、こんな形で急落してきたらどう思うでしょう。
直前の山がダブルトップに見えます。
ビビッて損切りしたり、ドテンして売りを入れてしまうかもしれません。
そうならないためには、
「3波の前はこういう動きが出やすい」
と認識しておくことが大切です。
この認識こそが勝てるトレーダーの考え方、思考法です。
勝てるトレーダーの考え方があるから、
手法、資金管理、メンタルが意味を持ちます。
ここで売ってしまうトレーダーは勝てません。

2021.3月 4H⑥

赤ラインで買いを入れることが理想です。
果たして出来るでしょうか?
1時間足を見てみましょう。

2021.3月 1H⑦

実際に上昇するまでに5日間掛かっています。
エントリーをして一週間保有し、その後の上昇で利益を確定するのも1つの戦略です。
しかし、これは非常に難易度が高いトレードだと思います。
数日間ポジションを保有する事は精神的に疲れます。
保有している間に何度も何度もチャートを見ると思いますが、ご覧の通りずっと揉み合い状態です。
変な所で買ってしまったらずっと含み損の状態でしょう。
仮に有利な安い位置で買えていれば含み益になっているかもしれません。
ただし、その場合もその含み益が増えたり減ったりしているうちに、「もういいや!」と思って僅かな利益を確定をしてしまうかもしれません。
そして数日後にズドンと上昇。
勝ったのに負けた気分になります。
そしてFXはメンタルが大事という間違った結論に至ります。
この状況をメンタルで何とかしようとするでなく、
勝つための考え方を取り込む方が現実的だと思います。

トレードには戦略が必要です。
勝つための考え方が身についていないと正しい戦略が立てられません。

4時間足で環境認識を行いますが、実際の具体的なエントリーは下位足を使います。
下位足の動きに騙されないチャートの見方も必要になってきます。
3波の直前で騙されないためにはどう考えるか。
トレード戦略を組み立てていきます。

トレード戦略を組み立てるにあたり、
私はフィボナッチを用いてエントリーや利確の目安にしています。
模式図は初心者がチャートの理解を深める役には立ちます。

2021.3月 4H11

しかし、実際のトレードするには不十分です。
もっとポイントを絞ってエントリーする必要があります。
3波の発生には様々なパターンがありますが、
具体的な例として以下のものがあります。

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