ちょこはちくんに伝えたい。(ちょこはちくんを語りたい ep.sp)
拝啓 chocol8 syndrome様
まずはラストライブお疲れさまでした。
大阪ライブは直接参加、東京ライブは配信で観させていただきました。最後にして最高のステージ、ありがとう。最高に楽しい時間でした。
あなたたちと出会ったのは、本当に偶然でした。
深夜何気なく点けていた音楽番組のワンコーナーです。普段見ている番組ですらありませんでした。
ほんの十数秒?のMVにどこか心惹かれるものがあり、機会があったら調べてみようかな、とバンド名を慌ててメモした記憶があります。
調べてみても、まだしばらくの間は謎の多い存在でした。TikTok?瞳を閉じない人?どういうこと?って。
沢山の疑問符を抱えたまま、けれどどこか聴き心地のよい面白MVを繰り返し観ていました。
あの日深夜まで起きていなかったら?テレビを点けていなかったら?他のことをしていたら?ちょこはちとは出会ってすらいなかったかもしれない。
偶然の出会いに感謝すると共に、そんなとても小さな偶然から始まった愛着が、こんなにも大きくなっていることに驚きを禁じ得ません。
もしもちょこはちと出会っていなかったら?
その存在のない半年間が想像できません。そのくらい、“居てくれて当たり前”な存在になっていました。
歳が40にもなると、新しい音楽にのめり込もうという気概はなかなか起きません。
けれどちょこはちの音楽、しゃおんちゃんの歌声は、ひとつ新しいものを聴く度に大きな驚きと感動があり、もっともっと他を知りたいと思うようになっていきました。
“オールでPPP”を子供がいたく気に入ってくれて、コミュニケーションに一役買ってくれたのも大きかったかもしれません。
Twitterや配信なんかで、近い距離感でもって接することができたのも嬉しかったな。
不意に出会った音楽を、瞬間最大風速的に、一気に好きになることはないわけではありませんが、これほどまで…心の大部分を占めるくらいにまで気持ちが育つことはそうそうありません。
出会いは偶然だけれど、そうさせるだけの力を、chocol8 syndromeというバンドの音楽は持っています。出会えて本当に嬉しい。
ラストライブが終わり、皆さんは今どんな心持ちでおられるでしょうか。
一抹の寂しさを抱きつつも、願わくば、“これから”を想うさわやかな心持ちであってほしいな、と思います。
ファンの一人として、活動終了はとても寂しいけれど、不思議と撤回してほしいというような思いは今の僕にはありません。
悩んで、悩んで、悩んで決めた選択が活動終了ということならば、それを支持したいし、だからこそラストライブの輝きは深く胸に刻まれたという気もします。
chocol8 syndromeは終了しても、あなたたちの音楽はきっと、ずっと僕の心に居続けることでしょう。
たぶん明日も明後日も聴いています。
活動終了が決まってからの数ヵ月、とても多忙な日々を過ごされていたかと思います。まずはゆっくり休んでください。
そしてまたいつか(できればそう遠くない未来に)新しい音楽を聴かせてくださいね。その日をとても楽しみにしています。
音を鳴らすことをやめないと、笑って言ってくれてありがとう。
いつの日か、別のライブで再会できることを祈っています。
だからさよならじゃなくて、「またね」と言わせてください。
またね。
2021.12.28 心よりの感謝と拍手をこめて
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