楽曲感想:『.Mebius』 【ちょこはちくんを語りたいG ◆ ep.18】
ごきげんよう、シンクと申します。
Twitterおよびちょこはち界隈ではココロ(coc_oro)と名乗っております。
Grand chocol8楽曲感想シリーズ!
今回で第何弾だ?たくさん!
たくさん書いてますのでよかった他のもどうぞ。
今回は先日リリースされたばかりの
Grand chocol8 2nd E.P.『暁暁クンフー伝』に収録の
『.Mebius』
の感想をお届けしようと思うよー!
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今作はなんと!
全国のCDショップでも買えちゃうんだぜ!
(ちょこはちはインディーズで頑張ってるバンドです。リリースはまだ少ないですが、少しでも興味を持てたら聴いてみてね)
*
この曲はリリース前にもライブで何度か聴くことが出来ていました。
2023年5月に、#ちょこレポプチ と銘打って、あたくしTwitterでひとくち感想を書いていましたよ。
まずはその時のやつから。
以下、Twitterより抜粋。(一部誤字等修正あり)
(ここまで)
さて、音源を手にし、じっくり聴いて、印象はどう変わっているかな?
それでは本編に参りましょう。
***
Grand chocol8として始動して、一周年を迎える頃に初めてお披露目されたこの曲。
その意味について、否が応にも考えてしまいます。誰しもそうでしょう。ええ、そうでしょうとも。(何)
CDへの収録順という観点でいくと、面白に振り切った暁暁クンフー伝に続く、激しいロックナンバー。だいぶ雰囲気が変わります。
“歌い続けること”をテーマの一つに据えていることもあってか、ちょこはち自身の、一周年を越えて新たなステージへ!という意気込みを感じますね。
サウンド的な部分も含め、ちょこはち随一のカッコいい楽曲なんじゃないかと思ってます。
◆メビウスの輪、とは
タイトルにもなっている“メビウス”という言葉。
言わずもがな“メビウスの輪”を指しているわけなんですが。
この言葉自体は、わりと一般的に知られてるってことでいいですかね。高校生くらいなら、何かのきっかけで知ることはある気がします。そんで何となく大意も把握されてるんじゃないかと。
ここで、敢えて問います。
「メビウスの輪ってなんですか?」
“ぐるぐる廻り続けて、永遠に終わらない”
“無限であること”
そんなものの象徴だというのが、まず真っ先に出てくる回答だろうと思います。
これ、実はさらに
“変化し続けること”
という意味合いもあるんだそうです。
これを意識しながら改めて聴くと、感じ方が変わる部分がいくつかあるのでぜひお試しください。
◆とわのわの
“永遠の輪の中”
とわのわのなか
(t)owa(n)owano naka
何度か繰り返し登場する意識せずに聴いていても、お?と印象に残るフレーズです。心地よい音の繰り返しで。
メビウスの輪をモチーフに含めたこの歌で、“永遠”を使ってこの音あそびを入れ込むっていうこのワードセンス?作詞センス?に痺れます。
*
円環構造っていうのかな。
言わないかもしれません。(何なの)
ひとつの物事が一周して、また繰り返す。
ほんの少し変わっていたりいなかったりする。
そうやって展開する歌や物語がたぶん僕は好きで、これまでのちょこはちにも、それを意識したような歌があるように思います。
『泣いちゃった』という大好きな曲の一節です。
こちらも円環構造を思わせる歌でした。(個人の感想です)
これもあってか、曲の雰囲気は全然違うんだけど、なんとなく『.Mebius』に通ずるものを感じているんだよね。(個人の感想です)
※『泣いちゃった』の楽曲感想も書いてますよかったら!
◆ドットメビウス
『.Mebius』というタイトルについて。
『.』(ドット?ピリオド?)でここまでのひと区切り。
からの『メビウス』=ここから先、無限に変化し続けるちょこはちの音楽って解釈をするとめちゃめちゃソレっぽくない??
我々チームガオニャンチュちょこレポ支部(俺ね)はこの説を推していきたいと思います。
◆侍のコーナー(何それ)
拙者、大サビで楽器の音数が減ってヴォーカルメインになるの大好き侍にござる。
平常時の曲調が激しければ激しいほどソレはつよく感じられるのでござるな。
そして。
で、まわりの音たちが少しずつ戻ってきてラスサビに突入するの大好きすぎます。
進む足が重くなっても、また前を向きすべての力を持って“次”へ向かう!みたいなさ!(伝われ〜)
それはちょうど、一度chocol8 syndromeとしての歩みを止め、Grand chocol8としてふたたび歩き出したちょこはち自身のような…。
なんてのは考えすぎですかね??
そして、
重ねて自問してきたこの命題について。
そのアンサーを、共に鳴る心強い音たちと一緒にさけぶことで、物語は最高潮を迎えるのです。
*
あともうひとつ。
1サビで
『這って泳いだ先 何があるんだろう』
2サビで
『這って泳ぐたび考えるんだ』
ラスサビで
『這いずり泳ぐ果ての果てまで』
この韻踏みというか言葉選び、狙ってやってますよね絶対!
◆5:00
プレイリストを作っていて気づいたこと。
この曲、5分ぴったりで、なにげにGrand chocol8で最長の曲なんですね。次点が『宵の星』で4:20。
(syndromeの曲は除外するよ)
近年は音楽の聴き方もだいぶ変わってきているみたいで。特にTikTokやショート動画なんかでバズることを狙う場合、最初の数秒がキャッチーなモノでないと、聞いてすらもらえないのだそう。
自分なんかは、
3分台→ちょっと短い?
4分台→ふつうくらい
5分超え→少し長めに片足突っ込んだ
――というくらいの感覚なんですけどね。
それに反して、5分の楽曲をリリースしたその意味。
勝手解釈ではありますが、ココしばらくのちょこはちの、TikTokやYouTubeなど「音楽以外の活動でも、何かしら自分達を知ってもらうキッカケ」を模索している様子と相まって、野心?のようなものを垣間見た気がしたのでした。
そういう意味では、タイトル曲になってても遜色ない(むしろカップリングなの!?ってびっくりした)この曲が2トラック目に収録されているのは、狙っているのかな、という気もします。
暁暁クンフー伝で興味を持って手に取った初見さんを“こんなメッセージのある歌も歌うんだぜ!”という意外性のインパクト?でブン殴るみたいな。(言い方よ)
◆目立たないけど好きなトコ
ココね。
“言い訳を吐く”
と、
“吐く”から“胸が焼けちゃって”、痛い。
吐くを胸焼けに繋げつつ、言い訳を吐くことそのものが痛みを伴うという文脈も整っている、なかなか味わい深い歌詞です。
***
以上です。
今回も長いことお付き合いいただきありがとうございました。
次回は同じく暁暁クンフー伝に収録された
『祭り夜』
の感想を書いていこうと思うよー!
それではまた。
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