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サスペンターズはシンパイコンビ?今、注目度急上昇中の彼らの歴史を紐解く!

7月26日(日)にサスペンダーズさんの公開インタビュー企画「Day Dream Believer」を行いました。

配信は「爆笑問題のシンパイ賞!!」出演時の話題でスタート。依藤さんはセブンイレブンの制服で登場するも、過去の配信出演時も同じ衣装だったことから、スルーされるというシーンもありました。

MCは「おふたりとがっつり話すのは初めて」という構成作家の山田ボールペンさんが担当。普段の配信では聞けない真面目な話もされつつ、終始笑いの耐えない配信となりました。今回はその様子を一部お届けします。

※配信で取り上げた質問はすべて視聴者の方から事前に集めたものです。


対照的な2人がコンビを組むまで

山田:まず、おふたりがお笑いを志すきっかけや、好きだったお笑い番組や芸人さんの話を聞かせてください。依藤さんからいいですか?

依藤:なんとなく、M-1が1番大きかった気がします。大会が始まったのが10歳ぐらいの時かな?

古川:そうですね、僕らが小学5年生くらい。

依藤:その頃からテレビでお笑いを見てて、「おもしろいな」と思えるようになってきたぐらいからお笑い界が盛り上がってきて。ただ、 M-1とかその世代の有名なゴールデン番組を見てたくらい。そんなにお笑いオタクというほどではなかったです。

山田:古川さんはどうですか?

古川:僕はビートたけしさんとかすごい尊敬してます。もともと読書が好きで、たけしさんの『浅草キッド』っていう自伝小説を読んで好きになり、高校生の時、友達はほとんどいなかったけど、唯一の希望がお笑いみたいな感じでした。

山田:おふたりって高校から一緒ですか?

依藤:いや、僕らは大学からです。大学のお笑いサークルで出会って、卒業した後プロでやりたいなって思ったときに、古川もやりたいって言ってたので誘いました。

山田:仲良くなったきっかけはありますか?話をお伺いしてると、タイプが違う感じもするし…

古川:早稲田大学のお笑いサークル『寄席演芸研究会』に所属してたんですけど、そこの同期として仲が良くなりました。 お笑いサークルってものすごく懐が広いと言うか、僕みたいな高校時代友達がいなかったみたいなやつも全然ウェルカムな感じで。そこに依藤みたいなクラスの中心人物的な人も入り混じってて、そういうスクールカースト的なことも関係なく仲良くなれる場だったというイメージがあります。

依藤:僕は他にも仲良い人がたくさんいて、古川は『サークルの一員』という程度の認識…

山田:なんか若干温度差がありますね(笑)

依藤:別に嫌い合っているとかでもないけど、一緒に遊んだのは多分1回ぐらい…。

山田:そのおふたりがどうやってコンビを組んだんですか?

依藤:プロになりたいなって思った時、養成所に入って相方を探すか、誰かを誘ってどこかの事務所オーデションに行くかじゃないですか。お金払って相方を探さなきゃいけない1年間を考えたら、養成所に入るのがすごい嫌で。

サークルの人だったら「これくらいおもしろい」とか「こういうところがいい」っていうのが分かってるからいいなと思って、何人か誘ったんですけど断られて。その頃、古川がピンでマセキの事務所オーディションとか受けてたんですよ。で、誘ったら「俺は申し訳ないけどピンでやっていきたいから」って断られて「それならしょうがないか」って思ってたら、その3ヶ月後ぐらいに古川のほうから「組ませてくれないか」って言ってきました(笑)

古川:マセキに3連続くらいで落ちちゃって、心がバキバキに折れて、糸にすがるような形にはなりました(笑)。

K-PROライブやゆるいバラエティが理想

山田:出演したいライブはありますか?

依藤:僕はあまりライブに詳しくなくて…K-PROさんにハマりたいですけど…

古川:全くお呼びがかからないんで…今『若武者』でメインでやる人たちが、もう僕らより世代が少し下くらいになってきてるし。

依藤:僕ら『いぶき』に2回出て落ちたことがあるんですけど、2回目に出た日の『若武者』がひつじねいりとかストレッチーズの卒業回で。2回目に1番の勝負ネタ持っていった『いぶき』、全然ダメでしたね。

山田:なんかたまに『ゲレロンステージ』出られますよね?

依藤:1回だけですよ。1度出てみたくて。

山田:当然のように1位で、 誰かがめちゃくちゃ怒ってたの覚えてる(笑)

依藤:だってK-PRO出たいのに出れないですもん、しょうがないじゃないですか。エントリーライブ出るしかない。それでなんとか『いぶき』出演権を勝ち取って、本番でやったらダメだったんですよ。

山田:でも今は活躍も増えてきましたし、今後呼ばれることはあるかも。出てみたいテレビ番組はありますか?

古川:テレビで言うと、ついこの間『タモリ倶楽部』で宮下草薙がタモリさんと一緒に手旗信号をやってたんですよ。遠くのビルから手旗信号をして何を言ってるか当てるみたいな企画。タモリさんとああいうことをできるとこまでいけたらいいなって思いましたね。

山田:確かに相性は良さそうな気がしますね、ちょっとニッチなところとか。

依藤:たしかに、ゆるいロケとかやってみたいなっていう気持ちは結構あります。古川が商店街歩いておどおどしてるのを見たいなっていうのはずっとあるんです。1人で撮影許可を取るのも全然うまくできないというのを見たいなと(笑)。

ネタをシフトチェンジした2つのきっかけ

山田:途中からネタを大きくシフトチェンジしてますが、きっかけはありましたか?すごい下ネタの時期があったじゃないですか。

依藤:そういうのが1番面白いと思ってたんですけど、なんか無理だなと。

古川:確かにそうですね。正直な話、「ネタの見せ方を変えていこうか」みたいな話をうっすら2人でした機会もあるんです。それがちょうど1年半前ですかね。

依藤:僕の中では何となく2つぐらいきっかけがあります。
一時期、そういった下ネタだとかドぎついネタをCS放送やネット番組に出てやってた時期があったんですよ。でも、そういう括りの中での専門にやってる方々たちと戦うの全然敵わないなって思っちゃって、これ以上これをやってても売れないなって思ったのが1つ。

もう1つは、同期の宮下草薙がめっちゃ売れてるのを見て、もっとちゃんと売れることを考えてみようかなって思ったのはありますね。ただ自分たちが楽しいことをやるんじゃなくて、もうちょっと見せ方を考えてみてもいいなって。

古川:その変化への反応が結構良かったんですよね。逆に僕に関して言えば、そこら辺でやったネタぐらいから、そのネタの中の人間が割と僕の過去や人格が素の状態に近いものがあって、やりやすくなった感じはありましたね。

依藤:よくマネージャーさんとかに「ネタの中の感じを平場でもやるべきだよ」と言われてて。意識してる時もあったんですけど、多分逆で平場でおもしろいやつをネタに落とし込むほうが自分たち的に正解なのかなと。

山田:サスペンダーズさんのネタを見たら、そこでおふたりの人間性もまず分かるっていうのは確かにありますね。

古川:確かにそこは目指したいところではありますよね。それこそマネージャーさんとか先輩芸人とか、変えてからおもしろいって言ってくれる人が増えたような感じがします。

やっぱりシンパイな古川と番組裏話

山田:共演してみたい芸人さんや仲良くなってみたい芸人さんは誰ですか?

古川:僕はやっぱりビートたけしさんには一度お会いしてみたいかな。監督映画とかもすごい好きですし。

山田:大晦日のたけしさんがやられてる番組って出られてませんでしたか?

古川:いや、オーディションだけ行って、全然ダメです。

依藤:大先輩は一緒に出てみたいなとは思いますけど、やっぱ霜降り明星さんとかは仲良くなりたいなと『爆笑問題のシンパイ賞!!』に出演してめっちゃ思いましたね。絶対良い人たちだし。ギャンブルするし風俗行くしみたいな、第7世代でもそういう心が残ってる感じにめっちゃ惹かれましたね。

山田:『シンパイ賞』の時お話しされなかったですか ?

古川:収録以外では挨拶ぐらいしか…。

依藤:古川とせいやさん、風俗の流れで盛り上がらなかった?

古川:僕が風俗が好きみたいな話をしたら、せいやさんがすごく食いついてくれて。キラキラしてるだけじゃない人間臭さが垣間見えて嬉しかったです。

山田:これは個人的な質問なんですけど、『シンパイ賞』で「ペットボトルおしっこ」はやっぱダメなんですか?

古川:僕が一時期共同トイレの部屋に住んでる時に、おしっこをペットボトルにしてそれを溜めていたっていうエピソードですね。

山田:インパクトあるエピソードですけど、やっぱ厳しいですか?

古川:そうなんですよ。それこそシンパイ賞の打ち合わせをした時に、笑ってはくれるけど絶対にこれがテレビに乗ることはないという強い意志を感じました。別のテレビ関係の打ち合わせでも「おもしろいいけどさすがに汚いですね」と複数回答があったので、地上波では厳しいですね。

山田:ちょっと若干残念な気もあるんですけど…

古川:確かに「おしっこペットボトル」の根強いファンもいて…その期待を裏切っちゃう気持ちがあるんですけど、深夜ラジオとかに出られるんだったらできるかも。

依藤:そうだね、深夜ラジオでやろう(笑)。

感想用ハッシュタグはまさかの…

山田:最後に単独ライブに対するお気持ちを聞かせてください。

古川:単独ライブは今この状況っていうのもありますし、僕ら前回やった2、3年前の単独ライブが集客にめちゃくちゃ苦労して…

山田:でも今はまた状況も違うと思いますよ。

依藤:まあそうなんですかね…

古川:だから、やるとすれば即完できたらいいなって感じはありますね。

依藤:あと、映像を使いたいですね。『スペシャルライジングオレンジ』で1回だけ特別に映像使えるライブがありましたけど、それ以外は映像使えないんです。めっちゃキツいんですよ。

山田:漫才でもそうですもんね、続けて披露するのキツそう。それに映像の楽しさもありますもんね。

古川:たしかに楽しそうですよね。

依藤:それも『ライラックブルー』に上がれたらできるやつなんで。そうしたらまた考えてみようかな。

古川:単独ライブはいつか頑張ってやりたいですね。

山田:いつも公開インタビューの時は、感想ツイート用のハッシュタグをインタビュータイトルでやったりするんですけど、今回はタイトルが長いので何か単語を決められたらなと思ってまして。

古川:有力候補としては「おしっこペットボトル」…おしっこまでいっちゃうとマイナスプロモーションになる可能性があるからペットボトルか…

依藤:ペットボトルって何なんだよ、俺らの公開インタビューの「#ペットボトル」はおかしいだろ

山田:(コメントから)「OP7」 とか…

古川:なるほど。おしっこペットボトルとセブンイレブン(依藤さんのご実家はセブンイレブン)のセットね。

山田:「おしぺと第セブン世代」、ちょっといいかもしれない。

依藤:第7世代と被せてね、たしかにいいかも。

山田:じゃあ「#おしぺと第セブン世代」で決定ですね。すごいですね、皆さんこれでつぶやくんですよね。というわけで、1時間半以上お送りしてきました公開インタビュー、依藤さん本日いかがでしたか?

依藤:真面目に話さなきゃいけない部分もあったりして恥ずかしかったですけど、楽しんでいただけたら良かったなと思います。

山田:最後、古川さん締めの言葉を一言お願いします!

古川:僕たちが「おしぺと第セブン世代」だ!ありがとうございました!


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