夏とやりたい事リスト

夏と言えば夏休み

 小学生時代の夏休みは気温も気にせず、そして縛られるものもなく毎日朝起きては今日は何しようかと考え、プールやゲームに遊び呆ける毎日を過ごしていました。宿題なんて親に怒られながら最終週に嫌々やるか、吹っ切れてほとんど終えずに学校が始まる年もありました。
 過ごし方は中学になっても変わりません。僅かに部活に取られる時間が増えただけで只ひたすらにテレビを見たり、ゲームで遊んだりを繰り返しておりました。今思えば何やっているのかも思い出せない典型的な夏休みの過ごし方でした。
 でもそれは歳と共に徐々に変化を始めます。
 高校時代はバイトを始め、また時期が来ると夜遅くまで学内の工場でロボット製作に明け暮れていました。大学時代も変わらぬものでバイトと研究室に篭る日々。気づけば朝起きて今日は何をしよう?という生活から、朝起きて何時から用事があるからそれまでにこれをしなくてはとゆっくりと遊び呆ける時間はだんだんと減っていきました。
 それでも今思えば学生時代はやりたいことばかりをやれた夏休みだったと思います。

大人になってからの夏休み

 就職してからは平日休みが貴重になり、疲れ果てるまで働く平日の反動もあって夏休みというオアシスが人生を楽しむ時間に変化しました。土日だけではできないことも数日繋がればやれるようになります。
 あれもやりたい、これもやりたいと数週間前からソワソワするほど社会人になってからの休みは期待に溢れていました。そこから”やりたい事リスト”を作るようになります。よくある話ですが社会人は学生時代ほどお金に困ることは無いので調べ物の本や雑誌、小道具を事前に買い揃え、準備をして夏休みにのぞんでいました。休む為にやりたいことをリスト化し何を準備するかを決める。それほど楽しくワクワクするのが大人の夏休みなのです。

楽しみ方の一例

 今年の夏は強化学習を自分なりに勉強していました。昔から分からない仕組みを理解するのが好きで夏休みのような大型連休にはこの手のテーマはぴったりで度々実施してきました。
 自分の勉強法は最初に原理がわかる本を読み、ネットからサンプルを見つけては動かしてそれを変更して理解する。できれば最後に何かに応用する。このようにすると大体の仕組みは学べます。
 今年の場合、最初の本読みは計画通りで2日ぐらいで理解し、よし動かすぞと思ったらサンプルが思ったよりも動かず時間だけが過ぎてしまいましたが、動く方法が分かると一転してすぐに感覚も掴めてきました。応用については何か使えるネタがすぐに思いつかなかったので今回はここまでで終了にしました。

まとめ

 こうして振り返ると不思議なもので小学生の時はダラダラと過ごした夏休みが、大人になるにつれ期待と貴重さからより計画的にやりたいことを実行する夏休みに変化していました。
 人生は常に変化の連続で、自分も周囲もまだまだこれから変化していくと思います。その時その時の状況に合わせ、方法を変えながらこれからも好奇心と向き合って楽しい人生を過ごしていきたい。
 人生の最後までやりたいことリストを更新しながら。

最後に

この記事は文学サークル”お茶代”の8月ジユー課題「夏と〇〇」で書いています。苦手だった作文を8月に終えるなんて小学生時代の自分からは想像がつかない快挙です。
8月の夜中にこの記事を書いている自分に拍手してあげたい気持ちでいっぱいです。拙い文章でしたが読んでくださった皆さん本当にありがとうございました。
記事はルールで有料にしていますがこの下に記事はありません


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