実施棚卸しは会社の成績表?

12月も終わりです。
来年のことを念頭にいつもより早い締め日に忙しさを感じる日々です。

と同時に期末の棚卸しの実施時期でもあります。

やり方はいろいろありますが、入出庫を止め、1日~2日かけ実際製品の在庫数をかぞえます。


いつもは人の行き来、設備の稼動音、フォークリフトの警告音が鳴り響いてますが棚卸しの日はシーンと静かです。

その上、倉庫や工場の中はとても寒く、一日をとおして気温は上がりません。
冷蔵庫の中で作業をしている感じがします。

かじかむ手で数量確認、起票と現物に伝票貼付を行います。

前回の棚卸しから、在庫数が変わっていないもの、古くてホコリをかぶった製品などを見ると回転のよい製品と、回転しない製品が身を持ってわかります。

まさに死蔵品という言葉の意味がわかります。

この死蔵品(滞留品)の多い少ないは企業様の成績表です。

商品開発、生産、仕入れ、品質のレベルの結果が棚卸しに反映されます。
これらのレベルが上がり、在庫のコントロールが出来て会社の体力も健全になるということです。


棚卸しロスを少しでも減らすべく、寒い中、棚卸し業務に携わっておられる方の真摯な姿には感動を覚えます。

足元の防寒と指先の寒さ対策がこの時期の棚卸しをする際のツボです。

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