歴史の断片-1926.12.25-1926.12.31- 1週間ですよ、昭和元年

タイトルは、昭和のテレビドラマ「時間ですよ 昭和元年」のもじりだったりします😅。

noteを書かれている方は、おそらく昭和生まれと平成生まれに大別されると思います。大正生まれは96歳以上ですし、令和生まれは4歳以下ですから、さすがにおられないですよね?😅

さて、昭和世代の方ならご存知の通り、昭和元年は12月25日~12月31日の七日間しかありません

1926年12月25日 午前1時25分、大正天皇崩御。
午前11時、元号を昭和と改元。この時より昭和が始まります。

ちなみに、昭和は『書経』(しょきょう=中国 古代の歴史書)の『堯典(ぎょうてん)』にある『百姓(=国民)昭明(=明るく)、万邦(=世界の国々)協和(=心合わせて仲良く)』という言葉から採られています。
(弘文誤報事件は省略します。)

ところで、昭和の昭という文字について。

テレビドラマ『時間ですよ』の演出家でもあった久世 光彦(くぜ てるひこ)氏によるとー。

《昭》という字は、元号が昭和になるまで日本人のほとんどが知らなかった字なんですよ。
明治や大正生まれのお父さんお母さんにはおよそ《昭》のつく名前はそれまで思いつかなかった。(略)それだけに、これはいいやって、みんなが子供の名前にそれをつけたんだと思います。

『B面昭和史1926-1945』半藤一利(著)

つまり、元号で昭和の『昭』という文字を知ったことで名前に使われだしたということです。
だから、大正や明治生まれの人には、名前に『昭』の字が付く人はほとんどいない・・・はずですが、ちなみにソニー創業者のひとり、盛田夫氏が、自分は大正十年生まれですがと、久世 光彦氏に言ったそうです。

もっとも、盛田氏は、名前は漢学者から選んでもらったそうなので、その漢学者は『書経』をみていたのだろうという事で落ち着いたそうです。

ということで、名前に『昭』がついている人は、大体、昭和以降の生まれ、というトリビアのようなトリビアでないような・・・🤔

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