【それ、読んでません告白】~「虚無への供物」著:中井英夫~
日本ミステリにおいて、三大奇書と呼ばれる作品があります。
ひとつは、夢野久作の『ドグラ・マグラ』
ひとつは、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』
そして残るひとつは、中井英夫の『虚無への供物』
すみません、どの作品も早々に挫折して、最後まで読んでません!😫
この三作品の中で、中井英夫の『虚無への供物』だけは、戦後(1964年刊行)の作品で、三大奇書のなかでは、一番読みやすい作品と言われています。
(小説の前半部分だけを江戸川乱歩賞に応募して、それだけでも最終選考まで残ったらしいです)
すみません、読んでません!😫
ところで、この『虚無への供物』は、「洞爺丸沈没事故」という1954年(昭和29年)に起こった日本海難史上最大の惨事から構想を得た作品だそうです。
「洞爺丸沈没事故」については、こちらの、ぺれぴちさんの記事に、全容が詳しく書かれています。
アメリカの推理作家、ディクスン・カーの最高傑作のひとつと呼ばれている『曲がった蝶番』は、「タイタニック号沈没」事故が、作品に大きな影響を与えています。
(これ以上書くとネタバレになるので書けませんが)
ただ『曲がった蝶番』は、カーお得意の不可能犯罪をテーマにした純粋な本格ミステリですが、中井英夫の『虚無への供物』は、推理小説の姿をまとった、アンチ・ミステリと呼ばれています。アンチ・ミステリとは何かというと・・・。
読んでないから、わかりません!😫
はたして、虚無とは何を意味しているのでしょうか?
供物とはなんなのでしょうか?
読んでないから、わかりません!😫
本格ミステリ好きとしては、三大奇書のひとつは読んでおきたいものです。いつの日か・・・。
ちなみに、竹本健治氏が弱冠20代前半に書いたアンチ・ミステリ『匣の中の失楽』を加えて、四大奇書と呼ばれる人もいるそうです。
ちなみに『匣の中の失楽』はどんな作品かというと・・・
すみません!読んでないから、わかりません!😫
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?