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崩スタ考察妄想【仙舟 羅浮 丹恒】

みなさん初めまして、ただのオタクです。やってますか?崩スタ。
結構周りのゲーム内資料で公式がちょこちょこ情報出してくれるので、それを元に考察もとい妄想を書き留めておくのが記事の趣旨。
なお当然、ネタバレを含む可能性があるのでそこは留意してください。
では早速書いていきます。
※7/27日追記:ver1.1までの情報で執筆している為、ver1.2以降で公開された情報と矛盾している箇所が存在しています。



丹恒という男

キャラクター詳細
凛とした無口な青年。「撃雲」という名の長槍を持ち、列車が行く果てしない開拓の旅で護衛役を担っている。
丹恒は自身の過去をひた隠しにしている。列車に同行するのも、己の手で築き上げた過去のすべてから逃れるためだ。
しかし、列車は本当に彼を「過去」から遠ざけてくれるのだろうか?


本人視点、羅浮から逃れてきたことが分かっている。
「とにかく何かに追われているような気がして、逃げずにはいられないのだと。」とは、丹恒から話を聞いたヴェルトの談。
ただ、実態としては、羅浮からは「追放」の形を受けていた。
では何故そうなったのか?結論を言うと羅浮で大罪を犯したからであろうことが資料から分かる。
順を追って説明していく。

丹恒の正体は?

飲月君 丹楓 であることが資料内から推測できる。以下抜粋していく。

【持明からの訴状】
(その1)
ー中略
我らは悲しみの中にありながら、責任を忘れていない。龍尊だった雨別以降、羅浮持明は「建木」を守る大任を担った。しかし急な災いにより、その封印は緩められ、一族の精鋭を全動員しても、元の姿に戻すことができず。故に六御具書にて十王司に報告し、罪人の丹楓を解放することをお願い申す。彼の力で封印を元に戻し、以後にその罪を罰するように申す次第である。

持明龍師 遡光 敬具

まずここで、丹楓なる人物が罪人であることが触れられている。
つまりは、恐らく幽囚獄に入れられている。
また、この訴状を提出しているのは持明龍師であり、「一族の力では足りないから一度解放して封印をさせたい」と願い出ていることから、丹楓は持明族であることが推測できる。
次は全文大事なので全部引用する。

【持明からの訴状】
(その2)
景元将軍様 拝啓
将軍様が先日追放令をお出しになり、丹楓を羅浮から永久追放したと拝聴し、驚愕至極でございます。此度の将軍様の命令は、羅浮の持明一族の立場を何処へ配置なさる御積りか、僭越ながらお聞かせ願えませぬでしょうか?

曜青天風君と同盟の決議に則り、罪人丹楓は死刑の代わりに脱鱗輪廻の刑を受けさせ、以降、持明の風習により、丹楓は新生したと見なし、過去の罪を追及しないこととなりました。しかし、十王司はその身を拘束し、教育と更新の名義で、勾留の措置を講じました。我らが黙認したのは、丹楓が犯した罪の重さを案じてのこと。彼が牢獄の中で苦しみを味わうこと無きに、羅浮万民の鬱憤を晴らすことは叶わぬと考えたからです。

しかし今将軍様は勝手にその刑罰を終了させ、丹楓を追放したましたが、それは六御の合意を経て、元帅の確認をいただいたものでしょうか?もしそれが将軍様の丹楓に対する昔の友情に起因するものだというなら、そのような感情的な決断には従いかねます。将軍様に命令を撤回いただくよう、我ら龍師は同盟に通達し、その他四方の龍尊にも報告する所存です。

持明龍師 韶英 敬具
……
……

「この数百年の間、持明族から出された嘆願書は数千枚もある…その中でも最も厳しい文が綴られたこの1枚を見るに、彼らの我慢が限界に達したのだろう。青鏃より」
「追放令はすでに十王司の許可を得たもの。丹楓が更生し、過去の罪は追及しないこととなったのに、彼がこの紛争の地を離れることをなぜ龍師は容認できないのだろうか…?不思議でならない。」

この資料にある通り、罪人丹楓は脱鱗輪廻の刑によって「丹楓」は死に、
別の人物へと生まれ直しをしている。これが丹恒である。
それは「将軍様は勝手にその刑罰を終了させ、丹楓を追放」した事実と丹恒のキャラストーリーが裏付けている。
※持明族は輪廻転生を繰り返すが、その生が終わることを死としている。
他の種族とは「死」の概念が異なる為表現として正確ではないが、脱線するのでここは別の機会に。

丹恒
ストーリー・1

新しい一日が始まった。

この巨大な船のごく平凡な1日。市場の屋台は出たばかりで、葉尖には露がぶら下がったままだ。しかし通りを横切る少年は、このような景色を見たことがなかった。この都市の至る所が本の記述と違うことに気付くまで、彼は首に当たる陽光の暖かさを享受していた。

彼は初めて自分の体の全貌を見た。この体は自分のものであり、今の名前に属するものである。

埠頭に着くと、少年を押送する兵士が最後の枷を外した。彼は振り返らずに前へ進む。その間、少年は漠然と感じ取っていた。都市の中から自分を睨みつける、憎悪に満ちた数々の視線を。

宇宙船が離陸する時、彼はようやく振り返って自分のいた場所を見た。本に書かれている通り、これは確かに雄大で美しい船だ。

彼は船を一瞥した後、それとは反対側に顔を向けた。くすんだ空間に輝く群星だけが浮かんでいる。未来はどこにあるのだろう。

彼は一言も発することなく、ただ静かに遠くを見つめていた。

「俺は同盟出身なんだ。美しく壮大な船の上にいたが、その姿をしっかりと見たことはあまりなかった。今はもう、その船に帰ることは叶わない。」
ー丹恒

「しかし通りを横切る少年は、このような景色を見たことがなかった。」
「彼は初めて自分の体の全貌を見た。この体は自分のものであり、今の名前に属するものである。」
とある通り、追放される直前に初めて外に出されそのまま追放されている。
このことから、この人物が丹恒であることが理解できるだろう。
他にも裏付けるような話はあるが、これが一番はっきり分かりやすい。
が、気づいた人もいるかもしれないが個人的にエモい話があるので言及しておく。
それは、景元が丹恒の追放を決めたという事実である。
景元は、将軍を辞めたら、何をしたい?という質問にこう答えている。

「公務の鳥籠から抜け出せるのなら、旧友のように、世俗から離れ、自由気ままに楽しむ旅人になりたいと思っている。群星を縦横無尽に駆け、三尺の鋒鋩(ほうぼう)を携え、巨悪と争う遊侠たちがいると聞いた。彼らの伝説は人々に好まれ、広く知れ渡っている。そのような者たちと共に歩めれば、さぞ気持ちのいい旅になりそうだ。」ー景元

少なくとも景元は、仙舟に留まり続けるより外に出た方が面白そうだ、という価値観を持っていることが分かる。
つまり、旧友である丹恒の幸せを願って「追放」したと読み取れる。
景元様・・・最高だよ・・・。
ただし、これには誤算があったような気はしている。それは刃の存在。
だが今回は言及しない。

というわけで、以上から丹恒=丹楓であることは明らかになったので、飲月君について言及していく。


飲月君と飲月の乱

星槎海中枢の茶屋「不夜候」の講談師シエン先生。
彼から「雲上の五騎士」である「飲月君」の物語を聞ける。
是非、話しかけてみよう。
要約すると、茶水を操り、それは金属を簡単に砕く程の威力だった…という話。調子に乗った金属を操れるらしい囚人がお仕置きされている。
大事なのは飲月君が茶飲みの青年として描かれており、茶水を操ったこと。 
つまり、飲月君は水を操る能力を持っていたと考えられる。
正確には、その能力こそが飲月君たる所以だと思われる。

この話は時系列的に「飲月の乱」がまだ起きていない時だと思われる。
罪人が自由にお茶飲めるようになんてしないし、よりによって捕まえてる飲月君の近くに茶を用意するなんてあり得ないからだ。

「どうやら君は金属の操りに自信があるようだ。では、私は一杯の茶水で相手をしよう、どうだ?」ー飲月君

白露 
ストーリー・4

「龍師各位

星暦████年█月█日、白露様の定期検診の簡単な記録は以下の通りです——

龍尊様の体は相変わらず成長していません。発育の遅れは持明族によくあることですので、これは特に不思議ではないでしょう。私は体の成長の停滞よりも、彼女が夢を見ないことを心配しています。

歴代の龍尊たちは『重淵の珠』と『龍化妙法』を継承した後、夢の中で龍祖の往事を追体験していました。そして潜淵閣が復唱の書き起こしと注釈の追加を行い、現在までに膨大な量の関連文献が残されています。それらの夢は断片的で理解や解釈は難しいですが、我々が不老不死に近づく唯一の方法であることは間違いないでしょう。しかし、白露様はこのような経験をしたことがありません。このことから、もし『龍心』が損なわれていないのであれば、『龍化妙法』が完全に施されていない可能性が考えられます。

それから、龍尊様はすでに雷を呼び、水を操る力を発現させています。その力が暴走して『飲月の乱』の惨事を繰り返さないよう、一族の職人に再度『尺木の鎖』を作るよう命じ、龍の尾に装着しました。

また数ヶ月前、曜青の『天風君』から龍尊様の様子を尋ねる手紙が届きましたので、長老たちの方針に従って返事を書きました。具体的には、まだお若い白露様には龍師の補佐が必要である。成人の儀が終われば、龍師は『飲月君』の尊号を奉上することになる…といった内容です。

拝具 龍尊近侍 雲悠」                                                                                       

飲月の乱、という事件があったことが分かる。
具体的に何が起きたかの資料はまだ出てない…と思う。
出てたら教えてくださいね。ぜひ。
ちなみにシエン先生にお茶のことを訪ねた際に、

「伝説によると、持明の龍尊は古海に雷の如く潮水を引き起こし、鱗淵境洞天を水没させた。そして数十年あまり経ち、持明族の末裔はある浮島で咲き誇る茶樹を見つけた、それは秀立としていて、玉の如く芽と葉が生えていました。」ああ、この創造された物語を想うと、お茶がさらに味わい深くなる・・・そうは思いませんか?」ーシエン先生

というお話をしてくれる。これは美談として語られている為、飲月の乱のことを示すものではないと思われる。もっと古い時代、先代の飲月君(蒼龍?)にまつわる話とか…創造されたと語られてはいるけれど。

さて、白露の引用文中にある通り白露は雷と水を操る力が発現している。
それはゲーム中の属性およびスキル・必殺としても表現されている通り。

飲月の乱という事件名、繰り返さないように白露の尾に装着された「尺木の鎖」という装具。恐らく力を抑えるものというのは想像はつく。
力が暴走して~という表現の正確性には疑問が残るが、
どちらにしろ水を操る能力の行使を警戒していることは間違いない。

そして建前である可能性もあるが、「飲月君」の尊号を奉上とあるので、飲月君とは龍尊に与えられる称号であることが読み取れる。
羅浮の龍師は白露を思惑通りにしたいような雰囲気を感じなくはない。

一旦共通点をまとめる。
丹楓は
・飲月君である
・茶水(水)を自在に操ることができる
・龍の角が生えている
白露は
・飲月君の尊号をもらう予定がある
・水を自在に操ることができる
・龍の角が生えている

というわけで、「飲月君」とは羅浮の持明族の中で龍の角が生え、
水(と雷)を操る能力を持つ龍尊と呼ばれる存在の尊号である。

ということになる。なお、丹楓の雷にまつわる話は発見できていないが、使えた可能性も当然ある。
蛇足だが、飲月君がその時代「雲上の五騎士」に数えられていただけであって、「雲上の五騎士」に与えられる称号の1つ…というわではないことも分かる。
また、曜青では『天風君』という名であることから持明族の中でも仙舟毎に覚醒する能力が別なのでは?という気がしているがこれは妄想の域。

「持明は不朽の末裔、一部の資質のあるものは龍に変化できる。しかしそれが幸せとは限らない」ー丹恒
「……持明族の尊長か…彼女の歩む道は、険しいものになるだろう…現世では、どうか清穆でいてほしい。」ー景元

2人ともマイナスな意見。思うところがあるらしい。
飲月君がどういう存在かが整理できたところで、飲月の乱で何があったかの断片を見ていってみる。

過客の游龍腕甲
水のようなサンゴ金と未知の獣の革で作った腕甲。龍脈一族の巨匠のみがこのような非凡な工芸を作りだせる。

対をなす物は互いに感応するという。無名の者は片方の腕甲しか持っていないが、その指先はもう片方の温度を感じ取れる。

彼は眼を閉じ、もう片方の腕甲との微かな繋がりを捉えようとした。その位置、その持ち主を。

すらりとした力強い手はかつてもう片方の腕甲をつけ、長槍を持ち自分と武を競いあった。槍先の光は流星のように天から落ちる。腕甲の持ち主はかつて自分と無言で酒を飲み交わし、月を眺めた。そして一意孤行の末、愛する者を化け物にし、すべての人を果てしない後悔の深淵に突き落としたのも、自分と彼だ。

対を成す物はいずれ、再度巡り合う。その長く響く憎しみは陳酒のように、さぞ冷たく強烈であろう。恩讐がすべて消え去るまで、ゆっくりと飲み干そう。

もう片方の腕甲の持ち主もそう思っているだろうか?彼は知りたくない。

遺物、過客シリーズのフレーバーテキストでチラ見せがある。
全文としては「刃と丹楓(丹恒)」のことを書いたものと思われるが、それは刃の考察の時に触れる予定。
飲月の乱で起きた事件とは、
「そして一意孤行の末、愛する者を化け物にし、すべての人を果てしない後悔の深淵に突き落としたのも、自分と彼だ。」
この部分。
一意孤行、つまり丹恒と刃の2人で何かを取り決め実行した結果、愛する者を化け物にし、羅浮の人間を果てしない後悔の深淵に突き落としたと。
このことから、白露のテキストで力が暴走しないように…とあったが飲月君の力が暴走したというより、何か目的があったのではないか?とも思える。
いずれにせよ、望んでやったことではない可能性が高い。
なぜならば、一意孤高の末…という表現に後悔を感じるから。
後悔がないのなら、人の意見を聞けば良かった、というニュアンスは必要ない。

一意孤高:誰の意見も聞かずに自分の考えだけで行動すること。

四字熟語辞典ONLINE

そして、この時期ある人物が歴史上から名前を消されている。
先代の剣首、鏡流である。(鏡流以来空位であるらしい。)
この事件であった何かがきっかけとなり、魔陰の身に落ちた鏡流が雲騎軍相手に大暴れしている。
これはPVで実際に描かれているが、それを景元が止めている。
見てない人は見てみよう。
※以後、消息不明。
愛する者の意味合いはかなり微妙だが、魔陰の身に落ちた=化け物にしたと解釈できるので、人物としては鏡流の可能性はあると思う。
他の人物である可能性は後述。

※消息不明の扱い…だったが、嘘かほんとか別の仙舟にいるらしいことが彦卿の同行イベント見た人なら分かる。
彦卿が鏡流に剣首を目指す話をして呆れられる場面があるが、鏡流がいうのなら理解できる。

まとめ

飲月君 丹楓は、羅浮で大きな罪を犯し恐らく脱鱗させられた結果、
生まれ変わったのが丹恒である。
丹恒は、景元の計らいで「追放」という形で自由を手に入れた。

妄想強めのおまけ

丹恒の悪夢、白露は夢を見ない

「丹恒」は悪夢を見ている。
それは「丹恒」であれば存在しない過去の夢であるが、これを説明できるものが1つ存在している。
それは「丹楓」の時に龍尊であったこと。
歴代の龍尊は夢で「龍祖の往事」を追体験していることがあると言及されており、白露はそれがなく心配されている。(白露本人は体の成長の方を気にしているが)
持明族は前世ノートなるものを持っているらしい。
例えば星槎海中枢にいる春分。
前世は凌解という持明時調の天才だったらしいが、脱鱗してその時の記憶は持っていないが、ノートを引き継いでいるという話を聞ける。
一方、「丹恒」はノートを持っておらず、記憶も無いが自分の力には気づいている節があり、知らない「悪夢」を見ている。
つまり、脱鱗したが龍尊の力が残っている影響ではないか、という話。
多分キャラ化するなら「残っている」ことになるとは思うが、
白露が夢を見ないのは、丹恒に龍尊の力が未だ残っている為なのではないか?という妄想。白露の「龍化妙法」が不完全な理由になっているのかなと。
龍尊が同時に1つの舟に2人いるという話は長い仙舟の歴史の上で語られていない。

飲月の乱の被害者?

倒れている少女は雪衣に見える。

姉の隣にいるけど、彼女は何も聞こえない。
心の底の音が大きくなっていくだけ。

「お姉ちゃんの身体、冷たい」
「お姉ちゃんの身体、動かない」

怒りの渦潮が彼女を呑み込む、でも彼女は何も顧みない。彼女は思い出す暇さえなかった——

「お姉ちゃんの身体、ずっと前から冷たかった」

幽冥に帰す

「あなたの姿、見覚えがあるのですが・・・・・・」
「先程、幽囚獄の影絵図名簿と照らし合わせましたが、一致するものはありませんでした。」ー雪衣

かなり妄想強め。
丹恒の姿を見た時雪衣の発言である。雪衣は十王司の判官であり、現在人形。
このことから、恐らく丹楓のことは知っているが丹恒のことは知らないと予想できる。
シエン先生の飲月君の逸話で、幽囚獄で囚人をボコってたので丹楓は幽囚獄に出入りしていたと思われることから、雪衣と接触していた可能性がある。
ただ、雪衣がいつから十王司の判官であるとかの情報はない。
なので、飲月君に接触していた時の「雪衣」が人間だったのか「人形」だったのかが不明。
もし飲月君に接触した「雪衣」が人間だったのなら……。
飲月の乱の招いた結果の1つが「人形」であるのなら……。

サンポ

ヤリーロの闘技場でサンポの推薦で丹恒がリングに上がる場面があった。
その時の名前が「冷徹な蒼龍」。
公式の飲月の紹介文にて過去の龍尊「蒼龍」の伝承を受け継ぐとあるので、ヤリーロの時点でサンポが丹恒と飲月君との関係を知っていたことを匂わせてます。
お前 一体何者だ…?


おしまい。


書きたいことはまだあるので気が向いたら書くと思います。
刃と持明族、そして仙舟のこと。
読んでくれた人いたら、妄想につきあってくれてありがとうございました。

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