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社会人のためのポーカーのトレーニングルーチン

最終更新:2024/2/15

はじめに

背景

多くの社会人ポーカープレイヤーは学生や専業プレイヤーと比較するとポーカーに使える時間に制限があります。特に家庭があったり本業が忙しい場合は、平日にポーカーに避ける時間はせいぜい3時間前後ではないかと思います。
シリアスにポーカーと向き合うためには、最大効率で学習し成長する覚悟が必要です。あらかじめポーカーに充てる時間をスケジューリングすることで、規律を保ちながら安定した成長を期待できるし、スケジューリングすることで学習の進捗状況を振り返る材料にもなります。

提案

これはChatGPT-4を元に作成したルーチンで、3時間を目安としています。
個別の状況に応じてルーチンは大きく変化すると思いますが、一例としてご紹介します。
皆さんのトレーニングルーチンについてもぜひ教えてください。

トレーニングルーチン

第1時間: 理論学習とGTO戦略の復習

30分:ドリル
GTO Wizardを使用して、特定のシナリオにおけるGTO戦略を学習します。例えば、ボタンからのオープンレンジ、ビッグブラインドからのディフェンスレンジなど、ポジションごとの戦略を復習します。私はここではGTO Wizardのドリルを作り、preflop、SBvsBTN 3RP OOP cbなど重点的に学習している箇所を中心に淡々と解いています。
30分: Active Review
前日のセッションのハンドレビューをします。この時、GTOと照らし合わせるのではなく、難しかったスポットに焦点をあてて「どのような思考過程でプレイしたのか、またその選択は具体的に期待値がどのぐらいあるのか、ブラフハンドやバリューの下限はどこか」を事前に考察してからレビューすることを勧めます。GTOの混合戦略内におさまったプレイだったか否かに一喜一憂することは全く無意味であることをSaulo Costaが指摘しています。

第2時間: 実践トレーニング

60分: オンラインポーカーのテーブルで実際にプレイします。この時、特定のフォーカスポイントを設けて意識的にプレイすることが重要です。

第3時間: 復習とメンタルトレーニング

30分:セッションの振り返り
プレイしたハンドを再度検討し、どこで改善できるかを分析します。必要に応じてGTO Wizardでシミュレーションを行い、最適なプレイが何だったかを確認します。詳細な分析は翌日に回し、ここでは気になった(プレイ中にマーキングした)ハンドに絞って見直しをしています。これの目的は、「プレイ後も気になって眠れない」状態を避けるためです。
15分:メンタルゲームの学習
メンタルゲームに関する書籍や記事を読む、または関連するビデオコンテンツを視聴します。ポーカーはメンタルも非常に重要です。余談ですが、A-Game Poker」は洋書ですがぜひ一読を強く推奨します。
15分:回復期への移行
メディテーション(瞑想)やリラクゼーション技法を実践し、ストレス管理と集中力向上に努めます。私はYouTubeでメディテーションの動画を利用して瞑想をしています。瞑想の効果は多くのトッププロプレイヤーが主張しています。

その他の推奨事項

週に1回: 他のプロプレイヤーとセッションをレビューするための時間を設け、フィードバックを得ることも重要です。
定期的なスケジュール: 毎日同じ時間帯にトレーニングすることで、ルーチンを確立しやすくなります。
健康管理: 長時間のセッションに耐えられるよう、適切な睡眠、栄養、運動も忘れずに行ってください。私はあらかじめスケジュールに運動する時間を割り当てています。(火曜・木曜夜、土曜午前はジムへ行く日としています。)
このルーチンは、あなたがポーカーのスキルを磨き、長期的に成功するための基盤を築く手助けとなるでしょう。常に自己反省し、適応し続けることが重要です。


いかがですか?
プレイ時間をもう少し増やすことは有力なバリエーションの候補です。その際にはメンタルゲームに関するコンテンツの学習は週末などにずらすのもありかと思います。
重要なことは「最大時間効率の学習テーマを集中的に学習する」です。
社会人ポーカープレイヤーの皆さんの成長を祈っております。

参考文献


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