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ピアノのペダルってどう踏むの?

こんにちは!
シータピアノです。
JPOPのピアノアレンジ楽譜を配信している
YouTuberです!

ピアノ楽譜をアップしていると質問をよくいただきます。
その中で一番多いと言ってもいい質問が

こちらでございます・・・!
今までは、かなり感覚でペダルを踏んでいたところがありましたが
いろいろ調べてみると新しい発見や、無意識にやっていたことを
具体的に理解することができたので、皆さんにシェアしたいと思います!

この記事では、ピアノのダンパーペダル(サスティンペダル)の踏み方の
基礎的な部分を紹介していきたいと思います!

↑動画でも解説しています!


ダンパーペダルの役割

ピアノの「ペダル」というと大体一番右のダンパーペダル(またはサスティンペダル)のことを指します。
このペダルを踏むと、ピアノの弦に触れているダンパー(ミュートのようなもの)が離れ、弦が解放された状態になり、弾いた音を長く振動させることができます。
簡単にいうと、踏んでおけば指を離しても音が伸びるよってことです!笑

【役割】

  • フレーズを滑らかにつなげる

  • 音量を増大させて迫力を出す

  • 弾いていない弦にも共鳴させ、広がりのあるサウンドにする

こんな役割があります!
僕は普段POPSを弾いていますが、曲を演奏するときは
常に右足はペダルの上にあり、曲の8〜9割くらいは踏んでます!笑
ただ若干踏みすぎな気もしているので、あくまで参考程度にしておいてください笑


具体的な踏み方

ペダルの踏む場所は中心部分(画像むらさきの●)

ペダルのこの部分を足の親指の付け根で踏み込みます。

と調べた結果書いてありましたが、僕はもう少し爪先に近い親指の関節くらいの部分で踏んでいました。
ブレることなく安定して、微調整も効く部分で踏めていればそこまでこだわることはないと思います!笑

上級者やプロの方は「どのくらい踏み込むか」も曲や演奏環境によって
使い分けているようです。。。
趣味で弾いてる方にとってはさすがにそこまで、、というレベルの話なので
アップライトやグランドピアノは6割〜8割くらい踏み込むのがいいと思います。
電子ピアノは生ピアノより軽いので一番下まで踏み込んでもいいかな〜と思います。
(そもそも電子ピアノって踏み込む程度によってわかるほど変わるのかな?)


ペダル記号の読み方

楽譜には、ペダル記号を記譜することでペダルを踏み替えが指示されている
親切な楽譜もあります。(僕の楽譜も記載し始めました!笑)
初心者の方は従っておくのがベターでしょう!
中級者以上の方は好みや演奏環境によって自分の解釈で踏んでもいいと思います。

↑こちら【踏む】記号。名前は特にない?調べても出てきませんでした。
ペダル記号でいいのかな?

↑こちら【離す】記号。これも特に名前はないみたい。
ペダル記号から、この*記号まで踏み続けます。(改めて見ると変な記号w)

↑僕が楽譜で使用しているのはこちら。
ペダル記号で踏み、∧で離してすぐ踏み、」で離します。


一番大事なのは「タイミング」

ペダリングで一番大事なのは踏む、離すの「タイミング」です!
これがしっかりできていないと音が濁って綺麗に聞こえません。

踏むタイミングは
『伸ばしたい音を弾いてから!』
弾いて発音させた直後に踏みます。
CANACANAチャンネルさんの解説で非常にわかりやすい表現をしていました。

鍵盤を弾いて出た音符を、パクッと食べるように踏む!
このわかりやすい表現を常に意識して練習するといいでしょう。

離すタイミングは
『次の音を弾くと同時!』
同時に離すことにより音が滑らかに繋がり、かつ
前の音の響きもキープできます。
そして次の音を発音し指で押さえている間に、もう一度踏みます。

この踏むタイミングと離すタイミングは非常に重要ですので
無意識に足がそう動くようになるまで、常に意識して練習しましょう!

曲の最後の和音など、次の音につなげるのではなくその音でペダルを離したいときは、指を離した後にペダルを離しましょう。音がぶつ切りにならずに、「ほわん」と余韻を残して音を切ることができます。
もちろん逆にぶつ切りしたいときはペダルを使わず、指で音の長さを管理しましょう!


本当に言いたいこと

ここまで具体的なペダルの踏み方を説明してきましたが、
実は本当に言いたいことは
『いい感じに聞こえるように適当に踏んで!』ということ笑
おそらくピアノ中級者以上のほとんどの方は
適当にいい感じに踏んでいると思います。
(もちろん作曲者や編曲者の意図を汲む場合もあります)

要は自分の演奏を
【奏でたいサウンドになっているか耳でしっかり聞きながら演奏している】
ということです!

それをやるには『理想のサウンド』と『肥えた耳』が必要なので
たくさんの練習や経験が必要です。
ですが、初心者の方でもこれは心の奥に仕舞っていて欲しいなというのが
僕の意見です!

【ペダルは耳で踏む!】

これが理想の形です!
(ピアニスト森本麻衣さんは『ペダルに顔を近づけて耳で踏むなんて、そんな馬鹿な話じゃないですよ?』とおっしゃっていました。)

生ピアノや電子ピアノによってはもちろん
ピアノの個体差や、弾く環境によっても響きは変わってきますので
常に自分が演奏している音に耳を向け、ペダルを操作する
これが大切だということを言いたかった訳でした!笑


最後まで読んでいただきありがとうございました!
初めてガッツリと解説記事を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか・・・?(僕としてはめちゃくちゃ大変でしたw)

少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!
YouTubeチャンネルでは、JPOPのピアノアレンジ楽譜を配信し、
販売もしております!(ペダル記号もついてるよ!笑)
ぜひそちらもチェックお願いします😁

それではシータピアノでございました!
最後まで読んでいただきありがとうございました。


◆参考動画
 ・ペダルの基礎のキ! 森本麻衣 
https://youtu.be/PGIaQisQLOY 
・ペダルの踏み方について解説しました!【第57回カナカナピアノ教室】CANACANA Piano Lesson#57 
https://youtu.be/nhLAGBm7gao

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