★「Chageの音道」vol.738 2024.5/18,19


ゲスト:音楽評論家 田家 秀樹さん

★・・・Chageさん。なるべく聴こえたように。
田:・・・田家秀樹さん。
相槌等は省略してるところもあります。表記間違い、聞き違い等、気づいたら直しますが、大目にみてください。
※※・・聞き取れず。

・埋込の音源はラジオとは違う場合があります。

●SONG LIST vol.738
M1 ふたりの愛ランド/石川優子とチャゲ
M2 終章~エピローグ~/チャゲ&飛鳥
M3 とまどうペリカン/井上陽水
M4 NとLの野球帽(2016)/Chage
M5 幸せな不条理/Chage


~~~始まり~~~
♪ Chageの音道!

★ただいま!お帰り!いらっしゃいませ~、お元気ですか?Chageでございますよ!
さ、今日はね、リスナーメッセージの紹介からいきます。けいあずうさん。ね、”お土産”ってこうタイトル来て、

「初めてトークルームですぅ。チャゲさんは旅行に行った時、自分に(えー)お土産を買いますか?」

あれ、お あんまり買わないですよ、そういえば、ペナントぐらい・・買わねえよ、ペナントっ。

「わたくしはポストカードは3枚、マグネット、ガラス細工のどれかを買うことが多いです」

わかりますね これね、ありますもんね。

「ポストカードは、飾る時に3枚あるとな~んとなくサマになるので3枚買ってます。マグネットは、冷蔵庫や玄関に貼り付けて眺めます。ガラス細工はケースがあるのでそこに並べています。(っていうことで)今回はハワイアンズでは(私)マグネットを買いました」ってことで、

え~、写真が入ってますけど、素敵ですね。アロハ~って書いてある。もいかにもハワイの、マグネットでございますけども。どうもありがとう~ございました!!

「Chageのず~っと細道 特別編」え、開催日が4月の20日と21日、福島県いわき市にあるSpa Resort Hawaiians内ビーチシアターでございますね。東京からま、3時間~半~ぐらいかな~ね、高速でね、常磐道バーっと行くと。え~、
実は、昨年もこの場所でファンミーティングChageしましてですね、それがすっごい好評で、え、何かファンミーティングという名の、社員旅行、このね、ライブ終わった後、大宴会場にみんな、みんなで集まってこう、やる。これがとっても楽しかったんで、また今年もやらさしていただきました!

でねっ、今回、「Chageのずっと細道 特別編」とえ、題した、スペシャルライブがここであったんですよ。でねっ、1階席はChageのファンクラブの会員さん~用として貸切になっておりましたが、2階席はね、どなたでもご覧いただけるということで、多くのカタガ~タが、も年間パスポート持ってる方とかね、楽しんでましたね。

でもね、何と言っても目玉はですね、常磐音楽舞踏学院の最高顧問、カレイナニ早川さんが、オリジナルの振付を考案してくださった、フラガールの踊りでパフォーマンスをした、「ふたりの愛ランド」!

このカレイナニ早川さんは、もう映画「フラガール」の、松雪泰子さんが演じたほん、現役なんですよ。90歳お超えになってるんですけども、背筋ピシャーでございますからね、も、素晴らしい振付を、神々しかったですね。「エピローグ」もやってもらったんですけど。も素晴らしかった。も、ファンの子、目が点になってましたけどもね。それを見ただけでもワタクシ嬉しかったんですけども。

そして、Chageチームと、スパリゾートハワイアンズのバンド、エテネタヒチアンズとのコラボレーション!それでね、エテネタヒチアンズさんもね、ホンっとにもう素晴らしい演奏でも全部、え~、ハワイアンになっていくっていうね・・素晴らしい演奏力でございました。いい、今年も社員旅行ができたと思います!

ではですね、え、オープニングナンバーはこちらをお届けいたします!
(イントロ)さ、振付が可愛かったですけどね~、今日お届けしてるのは、アナログ盤なんです。いいでしょう~、ね~、石川優子、チャゲ「ふたりの愛ランド」アナログ盤だよ~ん。

#「ふたりの愛ランド」(アナログ盤)石川優子とチャゲ

(↓Chage Official Channelより)


★アナログ盤ですよ、アナログ盤の「ふたりの愛ランド」でございました。このアナログ盤の中にね、あの、プロフィールが書いてあるんですけど、カタカナで”チャゲ”って書いてありまして、「本名 柴田秀之(しばたしゅうじ)昭和33年1月6日生まれ、博多出身 やぎ座 血液型B型。毎年ビッグイベントを成功させ、83年9/30国立(こくりつ)代々木競技場でのコンサートも大成功。現在ミュージックアーティストとしては、若手ナンバー1(笑)の※※チャゲ」って書いてある。
あっはっはっは。よんじゅうねん前!あ~よんじゅうねん前ですね~。

さて!この後はChageもた~いへんお世話になっております、音楽評論家の田家秀樹(たけひでき)さんをお迎えします。いやもうね、楽しみでしょうがないです。も貴重な話が聞けると思うよ?リスナー、お楽しみに!

♪~1234、Chageの音道、ラジオは音道、Stay tune~、CM、
♪~チャッ、チャッ、チャ~、Chageの音道~


(ゲスト登場)
★「Chageの音道」、本日のゲストをご紹介します、音楽評論家、ノンフィクション作家、放送作家、
田:笑

★そして、ラジオパーソナリティとしても、こう、活躍されている、田家秀樹さん、登場です、ようこそ~!!(拍手)
田:よろしくお願いします。
★いやなん、
田:いやもう、何でもいいですよ、肩書は。
★いや、不思議なんですけど、この、この・・今、普通(笑)逆じゃないですか
田:逆ですよね笑。
★ねえ。それが僕がインタビューしてる側で。
田:はい。
★田家さん、インタビュー受けてるってことで、ま、田家秀樹さん、え、これまで様々なシーンでお世話になった、ワタクシ、チャゲアスからずうっとお世話になったんですけど、まずは田家さんの、と、Chageの出会いか、

田:はい

★チャゲアス・・だからあのう、「80年代音楽ノート」、これ、めちゃくちゃいいですよ、これ。音楽好きな方、バイブルですね。その中で、109ページ辺りにですね、
田:笑

★笑、ありがとうございます。えっと田家さんとの出会いは1984年!4月に発売された映像作品。「GOOD TIMES」1983.9.30国立代々木競技場ライブに関する ことなんですけども。と~
田:あのう、映像の仕事、
★そうなんですよね
田:僕、ラジオの放送作家、ま編集者とラジオの放送作家だったんで、
★うん
田:映像が全然 縁がなかったんです。ラジオの放送作家、みんなテレビ行くようになったんですよ。
★はいはい。
田:オレはやっぱりラジオ好きだな、みたいな感じで。
★ほう
田:ホントに映像の仕事したことなかったんですけど、代々木の、
★ねぇ
田:最初の、83年9/30の、あのライブビデオの
★はい
田:構成と「MOON LIGHT BLUES」の
★そうですよね。
田:プロモーションビデオ、CD
★作っていただきました。
田:それが僕の初めての映像の仕事だったんです。
★そうなんですよ。
田:そこでインタビューしてるのが最初です。
★そう、それが初めてなんですよ。だから、109ページ、「80年代音楽ノート」にも書いてますけども、まあ、あの要するに、ビートルズが武道館!
田:はい、ええ。
★へっへへへ。最初に使ったのが。

田:はい
★でまあ、ホントに申し上げていただきまして、国立代々木競技場が「チャゲ&飛鳥」・・
田:あんまりそれ語られてないなと思ったんです。
★そ確かにそうですね、今や、ね、当たり前のように国立、ヨヨギ 代々木いってますけども。そ、あの頃、この、タイトルが、「そこはみんなプールなんですよ」から太文字から入るんですけども。確かに、あの当時、ね?プールのところに板ひいて、養生した・・
田:下サメが泳いでますよって、泳いでるわけない。
★※※いったんですけども

★ホントに、あの、あんなにカルキ臭い、あの、会場もなかったですけど、まあ~、でも、どうでした?僕らは も必死だったんですけども。
田:あいやいや、面白かったですよ~、面白かったって変ですけど、あの、でも、Chageさんのあの、”国の許可を取ってきた” はあれはね、名言ですよ。
★笑、会館にぶつけて・・
田:アレはもう・・拍手でしたね。
★いやいや、ホントにまさか使えると思ってませんでしたから~。
で、あのや、国立(こくりつ)の屋根って、独特の構造じゃないですか、
田:ええ、はい。
★だから、音の飛び方がわっかんなくて、
田:あ~
★で、それがそのデータを取るためにも非常に重要な・・
田:だって、前例ないですからね。
★そうなんですよ。
田:誰もやったことないですから。
★音響もね、音響チームも頑張ってくれたんですけど、いや、でもそれをね、田家さんと一緒にスタートラインに立てたってのは、そん時はもう、田家さん、もう、バリバリ音楽ライターとしてや・・
田:いや、あのね、音楽ライターなり始め!
★なり始めなんですか、まだ。

田:あのね、ラジオの方が先だったんですよ。
★ははぁ。
田:セイ!ヤングですから。
★セイ!ヤン・・※※セイ!ヤングゥ。
田:最初ね、新宿のタウン誌、新宿プレイマップってのがあって、
★はぁ~、それな、何年ぐらい?
田:69年
★ああ69年。
田:タウン誌の1号なんですよ。
★はい。
田:で、そこであのう、はっぴいえんどと、ま、内田裕也さんの
★は すっご
田:日本語英語※※みたいなの始まったりしたんですけど、
★はい
田:それやってるときに、「セイ!ヤング」が機関紙を出す、
★はい
田:お前あのう、企画出してみないか?って言われて、こんな※※なくて、新宿の商店街がスポンサーだったんですよ。
★へっえ~笑
田:タウン誌ですから。
★はいはいはい
田:しょっ中ぶつかって
★地域密着型!
田:西口フォークがあったりして、
★ああ、ありましたね、ええ。
田:ああいうのは扱っちゃいけないみたいな、
★ああ!
田:でまあ、いろいろこう~ま何だろうな、と思ってたときに、あの、企画出さないかって言われて出したら、通ったんですよ。
★ほお~
田:それで、セイ!ヤングのね機関紙を作りながら、
★それは画期的ですね。
田:台本書いてたんですよ。
★はあ~、そういう所からやっぱダ、初めから も音楽がドンっとあったわけですね、じゃあね。
田:あのね、嫌なことを辞めてったら、こうなったの。
★あはははは、なに、嫌なことって、何か嫌なことあったんすか。
田:例えば、面倒くさいことあるでしょう?
★はい
田:ま笑、番組やってても、
★はあ、まあ、確かに。
田:そういうのやめちゃって、もう好きなことだけかけ、書ければいいかな、みたいな。
★あ、それが始まりで・・
田:でその後ね、編集※※やったことあるんですよ。
★はいはい
田:それが一番面倒くさくて。
★笑
田:お金の問題と人間関係と・・
★はい、いろいろ一番※※
田:それ潰れちゃったんですけど。
★はいはい
田:それこれ幸いで、もう、音楽のことだけやろうかな、と思ったのが83年なんです。
★はあぁ~!!
田:でちょうどその頃で、
★そうですねぇ
田:ラジオの付き合いのある人達で原稿を書く、みたいなことが始まってて。
★はあ、だから今までそういうライターさんがいなかったんですよね?
田:あの、GBとか、シンプジャーナルとか、ま そういうのはありましたけど、
★はい
田:ラジオから、こういう業界に入った、こういう仕事をした人はいないでしょうね。
★そうすね、だか、だからこう、何かすっごくこう、田家さんとお会いするときは何かこう、気を許してしまう、っていうかね。
田:笑、他ね、みんなね、洋楽系なんですよ。
★はいはいはい
田:ニューミュージックマガジンにいました、
★はいはいはい、
田:ミュージックライフにいました、
★はい
田:福田一郎さんの弟子でした~、湯川れい子さんの※※でした、みたいな。
★はいはいはい、なるほど~
田:全然そこにいないんですで、僕。
★全然違うとこから来てるわけですね、音楽。
田:そうなんですね
★あ~だからそのアプローチがまだオレ達にはとっても新鮮だったし、ミュージシャンにとっては。
田:でみんな新しく始めた感じでしたから、80年代って。
★あ~そうですね、試行錯誤しながらね~
田:あの~、そ、いらないんですよ笑、
★う~ん
田:いらないって変ですけど。
★はいはいはい
田:もう~例えば、誰かの紹介じゃないといけないとか、
★はぁぁい
田:レコード会社が、ま、インタビューの許可をするとかしないとか、
★はぁい
田:ライブ入れるか入れないか、
★そういうのとっぱらっちゃってね~
田:そう!割と自由に動けたんで、こんな自由な世界あるのかと思って。

★あそーういうこと、皆さんおわかりいただけましたか。多分、今聴いてるあの、若いリスナーの方、は~、すごい、目からウロコだと思いますけど、こういうことがあるんすね、ホントに。
田:みんなそんなに偉くなかったですから
★笑、みんなね!何かもう・・
田:売れてなかったし、売れてる人もいましたけど、もちろん。
★ちょっと薄汚い、薄汚い格好してましたもんね。みんなね笑
田:はい笑
★何かスーツとかあんまり見たことないすもんね?
田:そうですよ、いまだにそうなんですけど。
★いやホントに。お  そうですよね~わかりました。
じゃここでね、その、1983年発売の「LIVE IN YOYOGI STADIUM」からのライブver.で、これエピローグを、「終章~エピローグ~」をかけますけど、何か、思い入れあります?
田:やっぱり、Chageさん、あ、こういう人なんだと思った。最初が・・
★笑
田:ま、あのうインタビューしたりキャラクターで見てたときのChageさんと、まあ、あのライブで歌ってるときのChageさん、違うなあと思ってました。
★恥ずかしい~笑。そかそか、半ズボン履いてましたからねぇ、ホントにね。
それでは、聴いていただきましょう、チャゲ&飛鳥で「エピローグ」。

#「終章~エピローグ~」チャゲ&飛鳥

(↓CHAGEandASKA Official Channelより)


(きゃ~拍手)
★田家さん、これがぁ、代々木の12000人の、拍手なんですよ。
田:いや、※※っすね
★これ、なかなかねぇ。ま(きゃ~)この拍手、一万人超えの拍手は歌ってるのも初めてで、
田:あ そうですよね
★きゅ~~んとしましたね、全曲。
田:あああ
★も、違うんですよ、音の、拍手の粒が!
田:なるほどね
★こういうのはね、すごくおぼ、ありま、ありましたね、チャゲ&飛鳥で。ええ。代々木、
田:客席でいい曲だなあと思って聴いてました。
★ありがとうございます。田家さん、やっぱ80年代って、音楽業界って、やっぱ変わってましたよね?
田:一番変わりましたよね。
★そうですよね
田:ええ
★60年70年代を経て、80年代来て、また90年代2000年にいっちゃうんですけど、その中でも、80年代の10年間というのは、この「(80年代音楽)ノート」にも入ってますけど、
田:ええ
★やっぱ一つの革命、何か、面白い、かくい、何か面白い変化が起きてますよね?
田:そう、花が咲いたなんですよ。
★70年代に種を蒔いたんですよね。
田:そう、インフラがみんなこう、ま、いろんな人が実験的に種を蒔いたりして、
★はい
田:それが一斉に花開いたっていう・・
★だ、多様化ですね
田:はい、
★それとあと音楽の質感が変わっていったという・・
田:はい。ライブの形が変わったとか、
★うん
田:音楽のジャンルが増えたとか、
★うん
田:ま、新しいアーティストが出てきたとか、
★はい
田:古いアーティストもずっと頑張ってたとか、
★そうそう
田:も いろんなものがもう一斉に花咲いた。楽しかったっすよ~
★そうですよね。音楽機材も進歩しまし・・デジタルというのがね、
田:シンセサイザーがね、
★※※生まれてきましたが、あの~、どっちかって言う、バンドで言う、あの、キーボード系はちょっと脇役だったのが、80年代はメインになってくるというね?面白い現象になって・・・
まあとにかく、そういうのをね、ぎっしり詰まった10年間の田家秀樹さんの「80年代音楽ノート」なんです。

さあ、この後も引き続き、音楽評論家の田家秀樹さんと一緒に「Chageの音道」、お届けしてまいりますよ!

♪~Chageの音道、ラジオは音道、Stay tune~、CM、
♪~チャッ、チャッ、チャ~、Chageの音道~


★「Chageの音道」、今回は音楽評論家の田家秀樹(たけひでき)さんをゲストにお迎えしておるんですけども、まあ、さっきから何回も言ってますけども、この田家秀樹さんの「80年代音楽ノート」は、ぱらぱらめくっていきますと、も、もうね、ホンっとに何だろう、多種多様で、
田:はい
★で、田家さん、これインデプ(インデプス、1対1?)とるじゃないですか
田:えええ。
★大変だってでしょう?いろ~んな笑こと
田:いやあ、大変だと思ったことないですね。
★わぁそうなんですか、やっぱり。
田:基本的に、あの あんまり会いたくない人とか笑
★笑
田:この人いいや、という人には会わないですから。
★はっはっははは
田:だって嫌なことやめてったらこうなっただけですから。
★はっははははは
田:会いたくない人には会わないっすよ。
★いいですね。その辺です笑
田:最初からもう・・
★最初から・・な、はは
田:もいいやってなっちゃう。で僕、自分で何にもできないんで、やっぱり作ってる人に憧れがある、あるんですよ。
★それはだって、でも、この~ラインナップ見ても、
田:ええ
★も多種多様でないですか。
田:はい、ええ。
★おん、音楽性が。それを全部聴いて、それで引き出していくという、手法は何なんですかね?
田:いや~、聞きたいこと、聞いてるだけですよ。
★シンプルですねぇ。
田:でも、やっぱりこう、え、そんなことも知らないのか、と思われたくないっていうのはありますから、やっぱインタビューするときは、前の前のアルバムぐらいから聴いて、
★かぁ~
田:最近のインタビューに目を通して、みたいなことはやりますよ。でもそれ、礼儀ですもん。
★っはぁ~。
田:で今回はこれ歌ってるけど、この前何歌ってたっけな、みたいな。クエスチョンマークいっぱい出てきますもん。
★ちゃんとそれ、下調べしていくわけですね~。
田:気になりますからね。
★っはぁ~。そう、だから話しやすいんだ!はっはっはっは。
田:笑、それわかんないっすけど。
★いやホントに。質問を投げかけていただくじゃないですか、
田:ええ
★それが、こう、質問じゃないんですよ、何か、
田:ああ~
★なんっか、こ、年上なのに、何か好奇心の塊みたいな。
田:いやまあのう、そう言っていただくこともありますけど・・
★いやホントですね
田:でも至らないなオレは笑、と思ってますよ。
★いやいやいやいやいやいや。でも、このこれ、「80年代音楽ノート」ってことは、「70年代音楽ノート」もあるわけでしょ?
田:「70年代ノート」ってのを前書いたことがあるんです。
★はい
田:それも毎日新聞で連載してて本になったんですけど、
★はい
田:それはね、もっと自分のこと書いてんですよ。
★なるほどね。
田:でも、それはなんでかって言うと、70年代の音楽ってまだこう、そんなに売れてる人いないんで、
★確かに
田:いろんなことがあったんですけども、それは、僕がこうだったんです、ってことを書かないと伝わんないかなと・・
★まずは自分ね、をちょっと見てもらって、感じてもらってからの、音楽の評論を、か、読む、みたいなね、あ~そう。
田:でも80年代は、
★うん~
田:もう、音楽はもう、次から次へでしたから、自分の話なんか書くよりも、この音楽こうだったんですよ、って書いた方が楽しいってだけですよ。
★もうホンっとにもうね、とにか、すごいラインナップなんですけども、ここでね、ま、ちょっと取り上げてみたいアーティストがいらっしゃいまして・・井上陽水さん!
田:はいはいはい、ええ。
★陽水さん、陽水さんは70年代じゃないですか、それを、この「80年代音楽ノート」では、あの、すごく「LION&PELICAN」(ライオンとペリカン)にボンっとこうスポット当ててますよね。

田:はいはい
★で、ま、「バレリーナ」でしたっけ?あのアルバムも、あの2枚の、僕もだいっすきなアルバムなんですけども。
田:はいはい
★井上陽水さんのその、初期の頃を知ってる方達にとっては、びっくりする。
田:びっくりしますもんね?
★ええ、はい。その中でも「とまどうペリカン」という・・これを聴いたとき、田家さん、どう思いました?これ。
田:うわあ、陽水さん、こうなったかっていう・・。
★あ~
田:やっぱりあのう、80年代って、
★はい
田:あの、80年代から始まった人もいます。
★はいはい
田:佐野元春さんとかね、
★そうですね
田:あの~、シャネルズとか。
★はい
田:で、その前、70年代にこう いろんなことやってた人達が、新しい扉開けてるんですよ。
★そうなんですよ。
田:それまでと違う自分になれてる
★そうなん・・
田:そういう人が陽水さんでしたよね。
★で、面白がってるんですね、陽水さんが。
田:そうなんです、そうなんです。
★その80年代の音楽をね、自分なりにね。
田:はい、振り返らないでね。
★うん、そして完成したのが「とまどうペリカン」という・・。
これ僕、一種の文化かと思うんですよ、これ何か。作品が。
田:ええ。
★ねぇ。何か。
田:ダブルミーニングの面白さっていうのを、こう 形にしてみせてくれたのは、やっぱ陽水さんなんですね。
★そうですね、僕も相当 衝撃を受けましたね、これ。昔初めて聴いたときに、
田:ええ
★ホントにね、リスナーの皆さんね、陽水さんでみんな知ってると思いますけど、この、今からおかけする「とまどうペリカン」をね、をすっごく聴いていくと、ホントにね、い~い小説を読んでいるような感じに・・
田:あんまり売れてないんですよ笑。
★そうなんですか、これ。はぇ~。じゃいきましょ。
田:「バレリーナ」はね、ジャケットがね、
★そう!
田:あれがいけなかった笑
★あの足上げてるのが・・
田:バレリーナがV字で足上げてる笑
★そう!僕は好きでしたけど笑、ダメなんですか、あれが。
田:本人も言ってました。
★書いてましたね。
田:ジャケットがいけなかっただろうね。
★ははは、そういうにポロっと言えるんですよね、田家さんの前では。わかりました、じゃあ、井上陽水さんで「とまどうペリカン」。

#「とまどうペリカン」井上陽水

(↓井上陽水Official Siteより)

★いや~ホントにあのう~、陽水さんで「とまどうペリカン」なんですけども、
田:はい
★あの、「ペリカン」っていう動物を出してきますか?普通。
田:ペリカンとライオンですからね。この2つの対比は何なんですか。
★すごぉいですよね、ホンっとに。え~「とまどうペリカン」井上陽水さんでした。

★ちょっと田家さんにお聞きしたいんですけど、田家さんから見た、コロナという、前代未聞の、アクシデント、音楽も、こう、ビビったじゃないですか。どう思われました?あん時。
田:いやあもう、オレのやることは終わったと思った。
★ああはぁ。
田:だってライブを見て、ま、それが見たいがために、※※してるとこはありましたから。やっぱライブじゃないところで自分の・・
それもありますね、この本。
そうだ!言われて初めてそう思いました。
★なるほどね~
田:やっぱり、書き残すってことがオレの仕事なのかもしれないと思ったのはコロナですね、そうだ!
★コロナがなかったらやってなかったかもしれない。
田:はい、もうなかったです。
★はっはぁ~、深いですね~。いやホントそうですよね。
田:ええ、コロナとね、シティポップのブームですよ。
★そうねぇ、ああ。
田:もちろん、シティポップはあのう、新しい音楽で、
★うん
田:あの、この頃始まったんですけど、当時全然そんなに売れてなかったですから。
★そうですよ、洋楽、洋楽でもなく、歌謡曲でもない、
田:ええ、売れない音楽でしたもん。
★そうですよね、それが何か自分達で何か全部手作業でやっていくみたいな、ねぇ。
田:それは素晴らしいことで、それが評価されること自体は、もうホントに今のリスナーの民意は確かで、ああ、ありがたいな、いいな、と思うんですけど、でも当時はこうだったんだよ~ってことはやっぱり言ってあげないと、
★それが、
田:その当時、そやってこう、苦労しながらやってきた人達が報われないなと・・
★それが「80年代音楽ノート」にこう、ギュっと詰まっとるわけですよね。いやあの、「80年代音楽ノート」の帯を書かれているのが、人気小説家の重松清さん。
田:はい。直木賞作家。
★どういう、どういう、これ、つながりが・・
田:彼は、あのう、ま、えっと最初、角川書店てとこに入るんです。
★はいはいはい。
田:で、ま、小説を書きたくてそこ辞めるんですね。
★うん。
田:でも辞めるときに、あのう、フリーの物書きになるんだったら、最初は音楽ライターをやりたいって
★えっえ~~
田:え、ま、高校生のときにものすごく音楽少年で、
★そうなんですか
田:(吉田)拓郎さん、矢沢(永吉)さん、浜田省吾さん、甲斐バンド、RCサクセション・・
★へええ~
田:なんですよ。
★すごいすご~い
田:それで、ま僕、そういう人達書いてたんで、
★はい
田:名前を見ててくれてて。
★なるほどね~
田:初めてね、も十年ちょっと前かな、十数年前かな、お会いしたときに、あのう、自己紹介されて、
★はい
田:いや、僕の本棚には、田家秀樹コーナーがある。
★えっー!すご~い(拍手)
田:えー!と思ったんですよ。
★ほぉ~
田:やっぱりまあ、僕、音楽業界の外の人に届くといいなぁと思いながらやってたんで、
★すごいですよ。
田:ホンっとに報われたと思いましたね。
★嬉しかったでしょう、それはね~
田:ええ、嬉しかったです、はい。
★だって、重松さんの・・「田家さんは、いつだって「あの日の、あの瞬間」にいたんだ。」っていうね。
田:笑
★すごいですね、短い言葉で全てを表して・・
田:あんな人にね、もう、そやって言っていただいて・・
★いやホントにすごいです。そんな重松さんと田家さんの対談が楽しめる「80年代音楽ノート」出版記念イベントが、5/23に東京の代官山にある、蔦屋書店で開催されます。
田:配信、配信あります
★配信もありますね~
田:配信もあります。
★これはあの~、質問とかも受付るんですか?
田:受付けます。
★おお~いいですね~
田:と思います。はい、受付けます。
★いい。
田:事前に受け付けると思います。
★はい。詳細は代官山T-SITEのホームページでご確認ください。これ楽しみですねぇ。
田:いやあのう、重松さんの、そういう、80年代の記憶ってのと、音楽について書いたり読んだりするってことはどういうことなのかってのを、直木賞作家にご意見を伺いたいと思ってて笑
★なるほどね~。そうですもんね。
田:小説と音楽を書くことがどう違うか、とかね、
★なるほどねぇ、ほぁ~
田:僕なんか小説書けないですけど、
★よし、え、でも田家さん、書かないですか!?ちょっと小説!
田:1回だけね、「小説吉田拓郎
いつも見ていた広島 ダウンタウンズ物語」っていう、アマチュア時代のバンドのことを、書いたことがあるんです。

★おお、はいはい
田:それの解説を重松さんが書いてくれたんですよ。
★またすごいですねぇ。
田:その最初の書き出しがね、こんご、彼が書いてくれたことだからもう、言いますけど、
★おんおん
田:「僕は田家秀樹になりたかった」って。
★うわぁーすっごい!
うわあー、こん、泣きましたよ、僕。
★笑、そらそうですよね笑
田:ホントに泣いた。
★やってよかったと思いますよね
田:初めての小説ですから、ねぇ。
★レジェンドですもんね、
田:も、小説書くよりもね、これ重松さんに申し訳ないんですけど、こういう、あのう、音楽雑誌とか、新聞とか、ラジオのインタビューの方が面白いんで、小説それきり書いてないです笑
★はははっ、そうですか
田:重松さん、そんときに、僕からじゃあ小説書きますね、書いてみたいと思いますっとかって言ったんですけども。
★どうですか
田:書いてない
★御年70後半ですよ。
田:はい、もうすぐ8です。
★ね、そしたらそろそろ・・80歳ぐらいになったらちょっと小説あたりに・・こう・・
田:いや~、小説書きながら終わるよりも、やっぱりコンサート会場で終わった方が嬉しいかな。
★な~、カッコいいなぁ!あ、カッコいいな、カッコいいな!いやすごいです。でも、あの、それでつかぬことを伺いますが、
田:はい、はい、ええ

★田家さんのお父様って、野球記者?
田:野球記者、あのう、ベースボールマガジンの創刊の編集者で、その後ね、福日スポーツにもね、
★笑、福日!福岡の!
田:東京文化部長。でそれで、福日スポーツが始まるときに、親父がベースボールマガジン辞めていってるんですよ。聞かれてるんですよ、東京勤務にしますか、福岡勤務にしますか?親父は、家族があるから東京勤務にしますって。
★はい
田:でも笑、福岡勤務にしたら、僕、福岡っ子ですよ
★そうですよね、だから、も、福日って言ったらふ、あの、第一面が全部、ぜ~んぶ西鉄ライオンズなんですよね?
田:はい
★すごい、あの、で、この番組にもね、あのう、昨年、ベースボールマガジンの編集者さんの方がゲスト来てくれたんですよ。で、そしてこの歌に、あのう、辿り着くわけですけども。というわけで、野球つながりで、最後の曲はですね、「NとLの野球帽」をおかけしたいと思います。え、本日のゲスト!音楽評論家、田家秀樹さんでした!どうもありがとうございました!
田:ありがとうございました~

#「NとLの野球帽」(2016)Chage

(↓Chage Official Channelより)


♪~Chageの音道、ラジオは音道、Stay tune~、CM、
♪~チャッ、チャッ、チャ~、Chageの音道~


★いやあ、田家さん素敵だったなぁ~、はい。
さ、リスナーメッセージ紹介しましょう。
えーこちらは京都のハッピースプリングアラモード(C)さんですね~。

「最近はメッセージ内容を考えながら送りそびれることが続いていたんですが、「電光石火」ツアープレビュー公演の話を聞き」

こう、電光石火ツアーってのはCHAGE and ASKAのね、ツアータイトルだったんですけど、”やっぱり生が好き” のコーナーでね、紹介しましたよね。で、その話を聞いて、

「も、これは送らなきゃ、と久しぶりの(えー)、メールでございます。ん京都から幕張メッセまで行きました」

ありがとうございます。

「当時の私は、大人っぽいセットリストだと感じた記憶があり、今見ると、どうなのかDVDで確認しようと思いますが、Chageさんが言われた通り、ガラっとこう、曲目を、セットリストを変わったので、後日、大阪城ホールで見て、変化に驚きました。終演後、オープニングムービーのように、稲光がこう、していて、会場から出てきた人々が、口々に”あん、もう、電光石火だ~!”と言っていたのも印象的です。自然による最高の演出でした」

ということで、ホント、電光石火のだったんですね。出たら。それすっげ~な。ありがとうございました。

さて、スマホアプリAuDeeにある、「Chageの音道」のサイトでは、メールフォームからメッセージを送ったり、トークルームに投稿することができます。あなたのメッセージや、トークを心よりChage、お待ちしております。ほんでもって、じゃ、音道くん、さあ!ビシっとやってくださいね、どぞ!


(音道くん)
は~~い、音道くんですよ。早速Chageさん情報、ドドドンとお伝えします。
まずは「Chageのずっと細道」ライブ情報、
6/2(日)東京都東久留米市成美教育文化会館、成美グリーンホール、
7/5(金)は、北海道札幌市cube garden、
7/7(日)青森県青森市Quater、
7/13(土)長野県長野市CLUB JUNK BOX、
7/15(祝)富山県富山市MAIRO、
8/3(土)長崎県佐世保市佐世保市民文化ホール 凱旋記念ホール、
8/18(日)愛知県名古屋市メニコンシアターAoi
となっております。

そしてライブ情報「Chage Live Tour2024~ちゃげっていうひと~」いきますよ!
9/1(日)はZepp Fukuoka、
9/7(土)Zepp Namba、
9/8(日)Zepp Nagoya、
9/14(土)仙台Rensa、
9/16(祝)Zepp Sapporo、
9/23(振休)Zepp DiverCity
となっております!

ラストはリリース情報!
番組のオープニングでも話題になっていた、昨年5月に福島県いわき市にある、Spa Resort Hawaiiansで行われた、「Chageのず~っと細道 特別編」のライブを収録した、スペシャルCDが現在好評発売中でございます。 Chageさんのオフィシャルサイトにある、オンラインショップサイトから、是非、ゲットしてちょうだいね!
全ての詳細は、Chageオフィシャルサイト、Chage.jpをご覧くださ~い!あろは!


★はい、音道くん、元気ですね、どうもありがとうございました。それでは、ラストナンバーはこちら、どぞ!
(イントロ)ね、「ふたりの愛ランド」から40年、こういうことやっちゃっております。「幸せな不条理」Chage

#「幸せな不条理」Chage


♪~Chageの音道、ラジオは音道、Stay tune~、CM、
♪~Mimoza


★「Chageの音道」エンディングテーマ曲「Mimoza」が流れてまいりました。今日も最後まで聴いてくれてどうもありがとうございます。

東京都のヨスケ~!
「全くのドウバナなんですが、浅草橋で散歩中にChageさんをお見かけしました」ということで、この~Xにあげていただいてるんですが、ヨスケさんが。で、そこに、出てきたのが、”ぼくのなまえはちゃげです”ってホントに書いてあって、何かなと、動物なんですよ、鹿ですよね、これね。鹿のはく製ですよね?ええ。”ぼくはうりものではありません”って笑。”みりょくてきでごめんね!”って書いてあります。是非ちょっと浅草橋・・に行かれる方はですね、鹿のちゃげを探してほしいかな、と思いますけども。拾ステ差し上げます。ども、ありがとうございます。

さて、メールやトークルームの投稿が見事読まれた人にプレゼントしている、番組オリジナルステッカーが欲しいなって人はですね、必ず住所、本名、拾ってもステッカ(拾ステ)希望、の一言をお忘れなく。近くてもトークルームには住所本名書かずに、拾ステ希望の一言を書き添えてください。あなたからのメールや投稿、ホントに楽しみにしております。
じゃ、「Chageの音道」、また次回お会いしましょう!
Chageでしたん~。


↓AuDee内番組記事

~~終わり~~




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