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仕事の報酬
みなさんは
「仕事を通じて得たいものは何ですか?」
と聞かれたら何と答えるでしょうか?
「そんなもの決まってるでしょ」
「またはじまった」
と思う人もいるかも知れませんが、
ちょっとだけ一緒に考えてみましょう。
例えば、
今あなたは転職活動中の求職者だとしましょう。
いろいろな会社にエントリーしていて、
時間がない中で
説明会や面接に出向いているとします。
質疑応答のタイミングで、
人事担当者や社長に同じ質問をしてみました。
「ところで、なんのために働いているんですか?」
「本当は嫌なんだけど、
生きるために仕方なく働いています。」
「…。」
これはお客さんの立場から見ても、
きっと同じです。
馴染客であるあなたは、
会話の流れで担当営業に聞いてみました。
「ところで、なんでこの仕事選んだの?」
「いや~特にやりたいこともなかったんですけど
求人票の条件が良くて。
応募したら通っちゃったので
生活のために仕方なくですね」
「…。」
最後は親子で考えてみましょう。
お風呂の中での何気ない会話です。
「ねえねえお父さん。
お父さんはなんで働いてるの?」
「本当は嫌だけど、
お前を食わせていくために仕方なくやってんねん」
「…。」
いかがでしょうか?
答えている人の顔を想像してみると、
少なくとも活き活きと働いている姿は
想像できません。
逆に、まったく同じ質問をしても
「仕方なく」ではない理由が
返ってきそうな人も思い浮かびますよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1699234346648-q71gxG0NwP.png?width=800)
そもそも「生活のために働く」というのは
地球上の全人類共通のテーマです。
上に挙げた人事や営業だってそうですし、
大谷翔平や本田宗一郎のような人でも
きっとそれは同じだったでしょう。
もちろん私だってそうですし、
みなさんもそれは同じはずです。
だから上記の質問の答えとしては
(相手も同じであるという意味において)
当然すぎて相応しくないというのは、
同意していただけるのではないでしょうか?
大切なのは
「生活のため以外の理由がどれだけあるか?」
だと私は考えています。
例えば大谷翔平や本田宗一郎が働く理由に占める
「生活のため」はおそらく1%もなくて、
むしろ「それ以外の理由」が圧倒的すぎて、
もしかしたら本人でさえ
「生活のため」に働いているなんて感覚は
忘れてしまっているかもしれません。
「生きるために働く」は本能レベルの話であり、
それなら動物と変わりません。
一方で、「それ以外の理由」は
自分が自分に与えるものです。
さて、みなさんにとっての「それ以外の理由」は
どんなものですか?
今週も幸せの種を蒔きましょう。
私たちの周りにいてくれる大切な人が
幸せであり続けますように。
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