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私の猫は右利き?

 NHKラジオ第一の「こども科学電話相談」。放送が始まった頃は、夏休みの高校野球がない期間に放送していました。夏の自由研究の思い出とも重なり、楽しみに聴いたものです。その後編成が変わり、毎週末に放送されるようになりました。夏休みの非日常の中で耳を傾けるおかしみは失われましたが、今でも楽しく聞いています。

 ある日、犬や猫に利き手はあるかとの質問が寄せられました。質問者はそのことが気になってから、動物が階段を上る際、どちらの足を先に出すか、とっさに手を出す状況ではどうかと観察してみたところ、どちらかの足に偏っていたようです。とても興味深い点に気が付いたうえに、その後観察してみたところがナイスです。すべての発見や発明も、こうした日常の中の何気ない疑問や気づきから生まれるのでしょうね。
 写真は昔飼っていた猫の写真。反射的に出しているのは右手です。右利きだったということでしょうか? 動物は飼い主に似るとよく言われますから、私が右利きだったのを真似て右利きになったのかもしれません。

 人間の場合、社会的な制約から右利きが多い。もともと左利きだった人が矯正されて右利きになった場合、違和感を引きずるともいわれます。ところで私は「左右盲」のようで、私に道案内させると目的地に着けません。このことは過去のブログに書いていますから、よろしかったらご覧ください。https://note.com/thereminmasamin/n/n938d72de36c9

 一説によれば、左右盲の人はもともと左利きだったのに、右利きだと思い込んで右利きで長く過ごした結果、左右混乱を招いているという。私は脳卒中を患い、後遺症で右半身が麻痺してから、今では日常作業のほとんどを左手でこなしています。利き手を左に無理やりスイッチしたのですが、本来の私の利き手状態に戻ったのかもしれません。テルミンの演奏も左手に替え取り組んでいますが、左手でピッチをとることは思いのほかすんなりできるようになりました。右手で音量を制御していますが、このコンビネーションに格闘しています。右手で音量制御することにまったく慣れられません。
 本来の利き手に帰った(?)私のテルミン演奏。お聴かせできる日はくるでしょうか?

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