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「人のために」とはどういうことか・・・

「お前も浮かせてやろうか」

どうも浮かせ屋こうへいです。

#意味がわからない人はプロフを見てねw

今回は「人のために」と言いながら自分よがりになっていることってよくあるよねっていうことについてお話していきます。


ビジネスとは基本的にお客様を満足させることであると言われている。

マーケティングでいうと不調、不満、不足、不具合など、相手の「不」を取り除くことがビジネスになる。

ビジネスでは自分のスキルや知識など持っているものをお客様に提供して、それにお金と時間を使ってもらえる価値と価値の交換である。

しかし「人のために」というのはビジネスにおいてだけに言えることではない。挑戦している人、がんばっている人に対する応援もそうだ。

「人のために」というのはどういうことかわかりやすく説明するね。

例えばあなたの目の前にカーテンがあってその向こうに3人の人がいたとする。姿、形も見えない。聞こえるのは声だけ。

3人の人があなたにこう言った。


「ハサミを下さい。」


そこであなたならどうする?


・・・。


多くの人がハサミを渡すという選択をするんだよね。


じゃあどんなハサミ?どこにでもあるごく普通のハサミ?

・・・。

その選択は間違ってないと思う。

だってあなたがその人のためだと思ってしたことだから。

じゃあそれで相手が本当に喜んでいるかってことだよね。



カーテンを開けてみたら、一人目の人は左利きだった。

ごく普通のハサミは右利き用に作ってあるんだよね。

だから左利きの人にとってはとても使いづらい。

あなたはその人に対して右手でも使えるようにならないとねって言う?

先に言えよ!って言う?

知らんがな!って思う?


そして二人目の人は視覚障害者だった。

視覚障害者にとってひとつ頼りにしているのは耳だよね。

シャキンシャキンってわざと音が鳴るように作られているハサミってあるんだよね。

あと切り過ぎたりすることがないように切る位置があらかじめセットできたり。

押すだけで切れるハサミもあったりする。



そして三人目は子供だった。

子供と言っても幼児ぐらい小さい子。

そんな子に大人用の切れるハサミを渡したら危ないよね。

子供用の小さくて刃渡りの短い、切れすぎない、しかもキャップ付きの安全なハサミってあるよね。



あなたが人のためにと思ってとった行動は本当に正しい選択だったかな?

相手はありがとうと言うかもしれないけど本当に喜んでいるかな?


それを、渡したハサミが使えない相手のせいにしたり、そのハサミしかなかったんだもんと環境のせいにしたりする人が本当に人を喜ばせることができる?


つまり何が言いたいかというと「人のために」というのは、

「相手の立場に立つ」ということだと思う。

もっと言うとその人が何のためにハサミが欲しいかまで考えてるかな?


障害者がハサミで作品を作ってそれを仕事として自分でお金を稼ごうと思ってるかもしれない。

おじいちゃんが孫になにか作ってプレゼントしてあげたいと思ってるかもしれない。

子供が宿題をしようとしているのかもしれない。


つまりその人がその先に見てるのはなにかってこと。

孫に喜んでもらいたい。

先生に褒めてもらいたい。

こんな自分でもがんばればできるんだよって伝えたい。

誰かの笑顔を作ろうとしてるんじゃないかな?


もし相手のそんな想いを知ってたらハサミを渡すだけじゃなくて

もっといろんなことをしてあげれると思わない?

それが本当の応援だと思う。


相手が何のために何を求めてるか。

そのためにはまず相手の話を聴いてあげないとね。

だからコミュニケーションって大事。


人のためになってなければただの自己満足であり自分よがりなだけ。

それが良い悪いという話ではなくて、矢印を相手に向けてたら相手の立場に立つことはできないよね。

こんなにやってあげてんのに!って勝手に怒り出す。


じゃああなたならまず何からする?

僕があなたにしてあげれることって何かあるかな?

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