春の焦燥感。

やはり毎年この時期は落ち着かない。
夜の森に桜の写真を撮りに行きたくてたまらない。

去年一区切りつけて、今年からは自重しようと思っていたが、無理だ。

桜の咲き具合を読んでソワソワしている。ありがたいことに年々この時期も仕事が入るようになってしまった(←)ことで、ここぞのタイミングでは動けない。

今日(4/7)、満開だとSNSで見た。
行くとしたら、明日か明後日。
明日は雨予報だったのに今(深夜1時)見たら、快晴になっている。
でも、もう明日は諦めた。

明後日、
ピークと散り際をせめて抑えたい！

こんな駆け引きと神頼みのようなことを四六時中考えていて、仕事にも集中出来ていない。

お恥ずかしいことに、確定申告の書類がやっと完成して、やっと先程郵便局の窓口で発送した。
申告期限が1ヶ月延長されて本当に助かった。

なおざりになりなっていた経理業務のツケが、この桜全盛期にぶつかるほど、昨年の盆明けから3月まで息つく暇もなく忙しかった。それは本当にありがたいことなのだけれど。

無事、シコリのようにずっと頭の中にあった確定申告という大仕事が片付いてほっとしたのも束の間、もう頭の中では次の仕事のデザインの種が具現化するのを待ってシコリになっている。

さて、今年の春のソワソワは、桜のせいだけではないから困りものだ。

史上初の緊急事態宣言。
私が住んでいる場所は対象地域にはなっていない地方だけれど、これからさらに人が流入してくる可能性もある。

地元のライブハウスも、数週間前から存続の危機に晒されている。

自分にできることで寄付を募る案はいくつか考えているものの、なにせ自分のタスクだけで精一杯で行動を起こせずにいる。こんな時に自分が動ける余裕が無いことに強い焦燥感を持つのは、実はここ最近2度目である。

昨年秋の大型台風が襲ってきた時だ。同じ市内で河川が氾濫、友人知人宅が被災した。
その時自分は、仕事に追われて何も力になることが出来なかった。SNSで知人たちが被災地域でボランティア活動をしている様子を見ながら、心にもやもやを抱えて仕事をしていた。その時にしていた仕事は大きな音楽イベントの準備だったのだが、それも約1ヶ月後に大雨の影響で直前で中止となってしまった。
あの時、社会の役にも立つことができない自分への軽蔑を抱えて作っていたものは、結局誰の目にも触れることなくお蔵入りとなったわけだ。
あの時の虚無感は、しばらくビールの味がしない日々が続いたほどだ。

その時と似ている。
桜はもうすぐ散る。
状況は日々変化する。