見出し画像

ジョン先生が弟子に選んだ日本の医師とは?

池先生を弟子に選ばれた理由/ジョン先生へのインタビュー

前回の記事はこちら→ジョン先生が日本人医師に技術指導することになったきっかけ

池大官Drとの出会い


2017年に台湾学会で初めて池先生と挨拶したことを覚えています。
その時は大変慌ただしくて、また、あまりにも沢山の医師方々と挨拶しなければいけなかったため、正直、池先生に関する覚えは少ないです。

 2018年頃、東京で池先生と再会することになりました。
実は、私と池先生を繋げてくれたのは自治医大形成外科の吉村教授でした。
光栄なことに、私は日本美容外科学会(JSAPS)より1時間程度の特別講義を頼まれ、当時、自治医大で勤務していた池先生が偶然にも私の通訳と案内役を担当することになりました。

池先生は私が日本で初めて会った、日本で活躍する韓国人の医師でした。
韓国人として海外で働いていることはユニークだとも思いましたし、「この人はどのような経緯でこの日本に来ることを決めたのか?」という疑問を正直持ちました。それから数年間連絡が続き、手術の勉強のために、ソウルのクリニックにも何度か来られました。


「日本の形成外科専門医の資格を取得しました!」



2019年の年明け頃でしょうか、池先生より連絡が来ました。「日本の形成外科専門医の資格を取得しました!」という嬉しいお知らせとともに。

ご存知かもしれませんが、日本の形成外科専門医になる医師は年間100人前後です。 研修期間も長いし(4年以上)、必要な書類や資格もそう簡単には集められないと聞きました。なのに、韓国人の池先生が日本の専門医資格を取得したとのニュースを聞いて私は嬉しかったです。同国人だったからでしょうか、胸がいっぱいでした。

そのとき、池先生より「私が韓国の形成外科専門医の資格を取ることはどう思いますか?」と聞かれました。

専門医の資格のことはさておき、「違う国でほぼ10年間も一人で頑張ってきたのに、まだそこまでの努力をしようとしているのか!」と、立派だと思いました。
なので、韓国形成外科学会の私のコネ(?)をフル活用して、無条件で力を貸すことを決めました。

ちょうどその時期、ソウルのクリニックにも日本人の患者さんが増え、自然に私も日本への出張が増えていました。そのうち池先生とも交流する機会が増え、信頼できる姿と真面目に努力する姿勢をよく見るようになりました。

池先生を弟子に選んだ理由

池先生を選んだ理由ですが、形成外科技術の基本やセンスはもちろんですが、池先生に魅力を感じたところは他のところにありました。


まずは、専門分野以外の部分で私と“共感”する部分が多いことです。

最近二人で会うと、仕事に関する話よりも、音楽の話、家族の話、日本の漫画の話、韓国と日本の文化の違いなどについて話すことがほとんどです。

私はそれが好きなんですよね。

師匠と弟子がいつも仕事の話ばかりですと、2人の関係は長続きできないと思います。

だから最近は仕事の合間のおしゃべりの時間が楽しいです。

次いで、

池先生は本当に真面目です。そして、なんかさっぱりした感じが気に入っています。

派手なお世辞を言うこともなく、政治的でもありません。本音が顔に書いてあります。

気難しい私のような人間が接しやすいタイプの人です。

そして最後に言えることは、静かに着実に、時間をかけて、しっかり学びたい気持ちが強い医師です。

私は長年、多くの韓国や海外の医師に会い、教育してきました。

その中には良い方もたくさんいらっしゃいましたが、そうでない医師もいました。

学んで間もないの少しの知識に傲り、自分のことを偉く見せようとする姿を見ると本当に残念な気持ちになりました。

しかし、池先生はそうではなかったです。少なくとも私が数年間見てきたので、保証できます。

本音を見せすぎてしまったかもしれませんw

話が長くなりました。こんなに長く書いてみたら、私の1番弟子だと思ってくださる日本の先生方々に申し訳ないです。

ご了承ください。先生方々は私の弟子ではなく親友であって後輩または先輩として、これからも宜しくお願いします。特に井上准教授、先生は親友として今後も良き関係が続くことを願っています。

私と池先生のスタイルは、大きな病院を立てることや、お金を稼ぐことが目的ではありません。

とにかく今、私は池先生と、なかなか良さそうな夢を見ています。

その夢は、簡単すぎる夢でもないし、実現不可能な夢でもありません。

その夢の事実上の主人公は、患者様方です。

ザ・プラス形成外科・美容外科で磨いた医療技術を基に、日本の患者方々の健康や美容に対してお役に立てるようになりたいとの夢です。

お恥ずかしいことに、私と池先生のスタイルは、大きな病院を立てることや、お金を稼ぐことが目的ではありません。それとは少し距離があります。おそらくスグに理解いただける日が来ると思います。

私が池先生を選んだ理由を語ろうと思いましたけど、話があまりにも長くなりました。

もっと話したい気持ちもありますけど、数年後の評価のために、話はここまでにします。

百聞は一見にしかずとの諺のように、池先生が結果を見せることは確実だと思います。

私こそ、池先生の未来を楽しみにしています。
皆さん今後ともよろしくお願いいたします。

足りない師匠(?)の長い文を最後まで読んでいただいた皆さん、心より感謝します。


ジョン先生、想いある素敵なメッセージありがとうございました。
次回は池先生の取材記事をアップ致します。
どうぞ、お楽しみにしていてください。

取材編集MAKIKOでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?