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マネジメントとBooby Trap ; 航海日誌No11

 記; QC星人
航海日誌西暦20220415
 
マネジメントが、品質やFMEABooby Trapを仕込む時がある。
FMEAを作成する技術者には、命や、他人の生活への影響を想像する配慮が必要だ。
品質部門には、隠蔽、改竄をさせない心が必要だ。

FMEAの発祥が、WW2の米軍と知ったのは、FMEAがプレゼン用のツールになっている事を感じ、調べていた時だった。兵器の品質が悪くては、まさに命取り。だから、不良品を減らす本気度が、FMEAになったのだろう。
今でこそ、日本製品の品質は世界的だが、WW2での日本製兵器の品質は、ゼロ戦や大和が例外で、銃などは非常に品質が悪く、銃の名手=銃の修理名人だったとの記事を見つけた。確かに射撃の腕が良くとも、故障している間に撃たれては、、、、
 
企業の品質不祥事でも、タイヤなどが人の命を奪っている。
企業が傾き、生活に影響を受けた方々もいるだろう。今も昔もFMEAの重要性は変わらないハズである。
 
品質業務をしていると、統計学者シューハートの名前を聞く事になる。調べた処、これまた米軍が兵器の品質確保に、シューハート理論を導入し、兵器生産者に展開したとの事。更には、品質マネジメントシステムの起源も、米軍による兵器生産者への管理とウキペディアに書かれていた。
品質業務も、FMEA同様で、命と関わりがあるようだ。
 
人は、うっかりミスをする。それはショウガナイが、それを防ぐ為のFMEAを、プレゼンツールにした場合は、意図的だ。FMEAのフェイクツール化だ。うっかりではない。隠蔽、改竄も意図的だ。
日常での意図的な対応で被害を受けた人と、戦争で被害を受けた人に差があるのだろうか?
1000個に1個の不良率は、0.1%だか、その被害にあった故人には、100%である。
 
真面目にFMEAを行い、プレゼンにさせない。不具合の顕在化奨励は、マネジメント次第。この時期に書いている為、上記に、ロシアやウクライナが重なって見える。
FMEAが、ノーマネジメントによるBooby Trap製作ツールになっていない事を切に願う。

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