見出し画像

バッサリと髪を切ったらすごい楽になった

先日、胸くらいまで伸ばしていた髪の毛をばっさり切った。どれくらいかというと

これくらい 目線

ほぼ角刈り。切った後に計ったら一番長いところで4cmくらいだった。
さすがにこれくらい切るとかなり気分が変わった。

短い髪の方が好き、というか馴染み深い。
9歳ごろにそれまで伸ばしていた髪をバッサリ切ってから約15年の大半はショートカットだった。

そもそもなぜ伸ばしていたのか

髪を伸ばし始めたのは今から3年前の2018年夏のある出来事がきっかけだった。

温泉で女湯に入ろうとしたらスタッフに「そちらは女湯ですよ!」と止められて「女です」と答えた。

その時、あーめんどくさいなと心から思った。スタッフさんには申し訳ないけれど。
顔が父に似ていて化粧っ気もない、服装も女の子らしくないのでよく男性に、それも少年に間違えられていた。

深夜のうどん屋で親子丼を食べていたら向かいに座ったおじさんに「親が心配してるんじゃないのか」と言われて説明したこともあるし、コンビニに寄ったら「僕、塾の帰り?」と訊かれてめんどくさくて「そうです」と言ったこともある。

自分でも「話のネタになるなぁ」とちょっと面白がっていた部分があったので問題視していなかったのだが、温泉でのことで気が変わった。

つまり男性に間違えられるのが「めんどくさくて」伸ばし始めたのだ。

ハサミ 区切り

切るきっかけ

これは髪が長くなってから気づいたのだが、髪の毛が一本でも視界に入ってくるとイラッとしてしまう性格らしい。
しっかり結んでいれば落ちてこなかった髪も、伸びるにつれ重みで留め具から落ちてくるようになった。

留め具でしっかり留めようとするため地肌にダメージを負うし、ヘアバンドや手ぬぐいを巻いて落ちてこないようにしても、髪はどこからともなく出てくる。
次第に手に負えなくなり「こいつら、根絶やしにしてやる!」と思い美容室に行くことにした。

イラッ

坊主にしてみたい

切る直前まで坊主にしようかと悩んでいた。一度坊主にしてみたいと思っていたのだ。

美容師さんも坊主に乗り気でボウズカタログを見せてくれたのだが、いきなり坊主もアレかなぁと寸前で踏みとどまってボウズカタログの中から長めの坊主を選んだらこの頭になったのであった。
今思うとこれでよかったと思う。
でも坊主にしていたらそれはそれでよかったと思っているはずだと思う。

男性に間違えられるのがめんどくさくて伸ばし始めた髪の毛だったが、切るのもまた髪が長くてめんどくさくなったからなのだった。

ハサミ 区切り

髪を短くしてよかったこと

髪が短いととにかく楽である。
お風呂が楽だ。ドライヤーも楽、というかもはや拭くだけでもすぐ乾く。前よりも気が楽になった。髪を解く必要もないし(一応櫛は通しているが意味はない)、髪も結ばなくていいから楽。朝も寝癖はつくが濡らしてドライヤーをかけると10秒くらいで戻るので楽。以前は髪の毛が入り込んでいた視界も大変良好だ。

頭皮にやさしい。
髪を切る直前まで頭皮が荒れ狂っていたが、切って2週間ほどで治った。

よくないこと

冬は寒いかもしれない。
私は帽子が好きで外出する際は必ず被るのでそこまで気にならないけれど。

男性に間違えられる。
これはあまりない現象かもしれない。前述のとおりよく男性に間違えられるせいでスカートがさらに似合わなくなった……気がする。堂々としていればいいと言われるけど、自分が気になる。

髪が長くてよかったこと

もちろん髪が長くて「よかったこと」もある。

アレンジができる。
髪のアレンジに興味があるのなら長い方がよいのではないだろうか。
アレンジとまで言わないかもしれないが、ヒッピーごっこもできる。

ヒッピーごっこ

ヘアアクセサリー集めるのが楽しい。
これは髪が短い時には味わえなかった楽しみだ。ヘアゴムやヘアピンも可愛いものを探すのがとても楽しかった。特にハンドメイドイベントでヘアアクセサリーを見るのがとても楽しかった。
髪を豪快に切ってから使う機会がなくなってしまったが、思い出として取っている。

気兼ねなくスカートが履ける。
スカートに限らず女の子っぽい服装ができる。これも気にしないなら今の短い髪ででもできるのだが、自分で似合ってないなと思うのが嫌。

人の目が気にならない。
体感でしかないが、髪が短いと「こいつ男?女?」という視線を受けることが多い……、気がする。
だが、長いとそういうのを全く感じないのだ!
みんな!もうそういう時代じゃないんだよ!と叫びたくなる。

できる仕事が増えるかも!
これは私が気にしすぎかもしれないが、髪がまだ短かったときにコンシェルジュのアルバイトをしていた。スーツを着てちょっとしたヒール(足が痛いから勝手にぺったんこヒールにしていた)を履いてストッキングを履く仕事だ。

こんな格好

だがもし髪が今くらい短かったら面接を受けようとも思わなかったと思う。男に間違えられるこの顔にこの髪の短さでスーツにスカート、ヒール・ストッキングは不似合いすぎる……気がする。
髪の毛があったことで心理的なハードルが下がったからできた仕事だったと思う。

新しい風を吹かせたい人にオススメ

髪を伸ばしたことで新しい世界を知ることができたと思っている。
髪を切ってからモチベーションが少ーし上がった気がする。髪に割いていた自分のキャパを他に振り分けているような感覚というか。
新たな風を吹かせるのにはうってつけだ。髪を切るくらいのちょっとしたことでいいのだ。でも私ほどバッサリはいかなくていいと思う。
意外と自分を縛っているのは自分だったりすることに気付かされた。もう少し堂々としていられたら生きやすいのだろうが……これは性格なので仕方がない。

次は坊主かソフトモヒカンなんてどうかなと思っている。

読んでくださっただけで嬉しいのに……!?まさかサポートまで……!?