集客できないアマチュアバンドは究極のマスターベーション
アマチュアバンドって、趣味でスタジオや部屋で音を鳴らしているうちはかわいいものですが、ひとたまライブハウスで演奏するとなると、とたんにビジネスとなってしまいます。聴きに来たお客様から、お金をいただくわけですから。店側は相手が素人とかプロとかどうでもよくて、まあ当たり前ですが利益が出るかどうかがそのバンドが自分の店で演奏をやることの判断基準となります。つまり、どんな商売もここが基本ですが、お客様をどれだけ呼べるか、来店してどれだけ飲んでいただけるか、てな感じ。一方、店の思惑とは真逆でアマチュアバンドのメンバーは、日がな練習ばかりに勤しんできて、何も集客できてないもしくはする気もない、「告知」すると友達に引かれるから強く言えない、しない、といったまさに二律背反が交錯し、ライブ当日誰も来ない、か来ても数人という、店側からしたら「なんじゃこりゃ」といった醜態が展開します。あるライブハウスのオーナーはこれを「究極のマスターベーション」と宣っておりました。でもね。判断したのは、オーナーでしょう。そもそも集客を含めて素人と付き合う判断をしたわけだからね。素人にビジネスをしかけて失敗したとしたら、それはオーナーさん、あなたの戦略がそれこそ素人芸だったわけですよ。ビジネスマン、経営者として甘かったわけですよ。あなたこそ、ライブハウスを趣味でやってるわけじゃないんでしょう?アマチュアバンドという素人に逆ギレするのはお門違いというものです。集客という「仕事」は最もプロ的なテクニックを要するものだってことを知るべきですね。麻雀で負けて2万円払うより、友達の下手な演奏や歌のために2000円払うほうが嫌だ、というのが、まあ普通なんだからね。