mup week21 ビジネスチャンスの見つけ方

2年で80億築いた方法
−ビジネスを見つける方法
−利益を確保する

ビジネスのチャンスは石ころ以上に転がっている。
人々は何に対してお金を払っているか?
根本を辿ると不を解決する為の、解決・改善に対してお金を払っている。
【不とは不満/不安/不経済的/不平等/不利益etc.】

不を見つけ出す事がビジネスチャンスにつながっている。

例:大通り沿いのビル広告の不と病院の待ち時間の不を掛け合わせる

REVERSE FACT(裏側の真実)

SURFACE FACT
①広告看板が多い
②待ち時間が長い
③病院が綺麗
④高級車の乗り付け

REVERSE FACT
無駄な広告費だな(不経済的)
待ち時間イライラするな(不満)
貧乏な人多いのになぁ(不平等)

上記の不の改善方法の一つとして「病院内に広告看板を出した方が良い」という改善方法が出てくる。
となると、先ずは屋外広告を出しているクライアントに対して解決提案できる3つの事。
①効果の効率化
②コスト削減
③ブランディングアップ

①効果の効率化
自分の必要なターゲットのみにリーチできる。
マス広告・屋外広告は広告効果はあるが不特定多数過ぎる。
広告費はリーチできる数に比例して大きくなる。
ダイレクトリーチできる広告であれば広告費を下げながら
的確にターゲットに対して、広告をかけられる。
また広告の効率化という観点から広告を見る時間(ViewTime)が
長ければ長いほど教育広告として機能しやすい
走行中にわずか数秒見れる広告より、病院の待合で長時間見たり聞いたりする広告の方が広告宣伝効果が高い。(待ち時間に活字を読む人には特に効果的)

②コスト削減
例:
屋外広告:月間リーチ数4,000,000人→30%が見る(1,200,000人)→10%が興味を持って調べる(120,000)→月間120万
直リーチ可能広告:月間リーチ数250,000人→50%が見る(125,000人)→100%が調べて見る(125,000人)→月間60万
このように効率的にリーチする事で広告費を半額以下まで落とせる。

③ブランディングアップ
病院に置く事で、広告看板よりもブランディングアップ
ドクター〇〇商法
例:ドクターシーラボ・ドクターペッパー・ドクターグリップなど
病院に置く、ドクターと商品名に付ける事で元々持つイメージを
そのまま引っ張って利用する事ができる。

この事業を成功する為の戦略は?
・無在庫商法
 ドクターに対して営業がクリニック内のスペースを借りる
 借りたスペースを営業が売りに行き売れた分の売上をシェアする
(スペースを借りただけではコストがかからない。完全にコスト0)
・独占契約
 「他社に貸さないでね」という独占契約。クリニック側も
 このような営業が来るとは思ってもいなかった&
 クリニック側のコストも0なので了承が出やすい
・競合排他
 広告主への売り方は年間契約・エクスクルージブで販売
 年間契約により経営の安定性や競合が参入しずらくなる優位性がある。

※事業を作る上で重要なモノ
・新しいモノを探さない
・ターゲットは絞らない
・シード(種)はどこにでもある

上記はフィリピンでの広告仲介業の場合
これが例えばフィリピンで今時のITでのマーケティングやオンライン商法では
インフラがまだ整っていない為、ネット回線なども遅く受けない。
クライアント側もまだこれからのオンライン広告にシフトしていくことに対してリスクにも思っている背景もある。
この仲介ビジネスは仕組みとしては新しいが、事業内容としては完全なオフラインの為、決して新しいとは言えない。

このようにビジネスを行う上ではきちんとその地域の背景やインフラも加味して行わないと早過ぎるという事態が発生する。

・アインシュタインになろうとするな
 新しい人はアイディアを探すな。
情報と情報をつなぎ合わせ。とにかく情報に触れることが重要。

世の中はオープンソース化されている。
情報×情報の間に機会(ビジネスチャンス)が生まれてくる。
今の時代は物や事が溢れている。ほぼ無いものは無い。すぐパクられる。
だからこそ新しいものを作るのではなく、掛け合わせて進化させる事を意識する。

では、先ほどのクリニックのスペースを借りての広告ビジネスで最も多かった
クライアントはどれか?
a.製薬業界
b.不動産業界
c.アパレル業界
d.フード業界

病院に広告を出しそうな企業は?


1位 不動産PR(時間がない人へのリーチ/高所得層へのリーチ)
2位 車メーカー(高所得リーチ)
3位 健康器具(健康意識が高い人へのリーチ)
となった。
一見するとクリニックなので製薬業界の会社が主なクライアントになると思い営業をかけていたが、実際には違った。
クリニックに来ている人は医療を受ける事ができる高所得層が多く、また待ち時間が長い為、教育広告に効果的だった。

この様に「ターゲットを絞る」というのと「ニッチな層にリーチする」というのを同じにしてはいけない。

・「ニッチ戦略」と「ターゲットを絞る」は違う


全てのアルコール類を出すと(or出すものが多ければ多いほど)在庫も増えコストが高くなる。
これを例えばカクテルに特化した店にする事で、最低コストで済む。
これにより、「お酒を飲む」というターゲットマスの中からカクテルを好んで飲むマスを取ってこれる。これをニッチ戦略と呼ぶ。
このカクテルのマスに対して更に細かく性別・職業・年齢で絞るのはターゲットを絞る事になり機会損失でしかない
【最低コスト集中型ビジネス=最大マス】となる様にする
ターゲティングは必ずカスタマーの行動から分析して行う。
性別や年齢でターゲティングしているコンサルは危ない。


ビジネスのチャンスは石ころ以上に転がっている。
世の中の不を見つける事がビジネスのチャンスとなる。
reverse factをしっかりと意識する事で不を積極的に見つける。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?