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【10/4(月)12:00から 時間予約制チケット販売開始】 TOKYO ART BOOK FAIR

TOKYO ART BOOK FAIR(TABF)は、日本で初めてのアートに特化したブックフェアとして2009年にスタートしました。国内外から独創的なアートブックを作る出版社、ギャラリー、アーティストらが年に一度東京に集結し、作り手たちが直接本の魅力を伝える場を提供し続けています。2019年に東京都現代美術館で第10回の開催を迎えたTABFは、約300組の出展者が参加し、4日間で3万5000人以上が訪れ、過去最大規模のフェアとなりました。しかしその翌年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からTABFは中止し、バーチャル空間でのアートブックフェア、VIRTUAL ART BOOK FAIR(VABF)を開催しました。

いまだに新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たず、今年のTABFも以前と同じやり方、規模での開催は難しい状況です。絶対的な「正しい答え」がない中での開催は、TABFとしても葛藤があり、多くの議論を重ねてきました。多くの本作りに関わる人たちは、現状を受け入れ、模索しながらアートブックの制作やさまざまなクリエイティブな活動を続けています。私たちも作り手と受け手が出会い、新たなアートブック、才能を見出すプラットフォームであり続けるため、2021年におけるアートブックフェアのあり方に向き合いたいと思います。

今年のTABFは、オフラインとオンラインの両方の会場で行います。オフライン会場となる東京都現代美術館では、10月28日(木)から31日(日)まで開催予定となります。それに先駆け、オンライン会場は10月22日(金)からスタートし、オフライン会場と合わせて10月31日(日)にクローズします。 

オフライン会場では、出展者数、来場者数を制限するかたちで規模を縮小し、感染予防対策をしながら開催いたします。いつものように大人数で集い、ワイワイと賑わうことはできませんが、落ち着いた環境で国内外から一堂に集結したアートブックにじっくりと向き合う体験をしていただけると思います。2020年春にヴォルフガング・ティルマンスが主宰する非営利団体Between Bridgesが立ち上げた、アート、音楽関係のインディペンデントスペースやイベント、出版などを支援するためのプロジェクト「2020Solidarity」で制作したポスター58点のほか、パンデミック以降の国内外のアートブックやZINEなどの印刷物にフォーカスを当てた展示を開催します。

オンライン会場では、2020年のVABFの経験を活かし、オンライン上で各出展者と直接コミュニケーションを取りながらアートブックを購入することができます。一部のオンライン会場の出展者のアートブックやZINEは、オフライン会場で展示販売もいたします。リアルとバーチャルをつなぐ、新しいTABFにご期待ください。

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Photo: Hajime Kato


基本情報

■会期
オフライン会場:2021年10月28日(木)~2021年10月31日(日)
オンライン会場:2021年10月22日(金)~2021年10月31日(日)

■開館時間
オフライン会場:
10月28日(木):15:30-17:45、10月29日(金)、30日(土)、31日(日):10:30-17:45
オンライン会場 コアタイム:10:30-18:00
*コアタイムは、オンライン会場出展者とリアルタイムで交流がしやすい時間帯になります。

■会場

オフライン会場:東京都現代美術館
オンライン会場 :https://tokyoartbookfair.com/

■住所

オフライン会場:〒135-0022 東京都江東区三好4丁目1−1

■問い合わせ先
TOKYO ART BOOK FAIR 事務局
info@tokyoartbookfair.com

■休館日

会期中は無し

■観覧料

オフライン会場:一般 1,000円(税込)
*事前予約・入れ替え制
*各種割引、MOT年間パスポートはご利用いただけません。
オンライン会場:無料

■主催等

オフライン会場 
[展示エリア]主催:一般社団法人東京アートブックフェア、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
[公募ブースエリア]主催:一般社団法人東京アートブックフェア/特別協力:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
オンライン会場 主催:一般社団法人東京アートブックフェア/特別協力:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館

■協賛

株式会社イニュニック、芝パークホテル

■助成

⽂化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

■特別協力

株式会社ZOZO、ArtSticker(株式会社The Chain Museum)

■公式WEBサイト

https://tokyoartbookfair.com/


オフライン会場(東京都現代美術館)チケットについて

ご来場は時間予約制となっております。時間枠をご確認のうえチケットをご購入ください。
入れ替え制のため、館内に滞在いただけるのは最大で2時間15分となります。ご指定いただいた時間枠内にいつでもご入場いただけますが、ご退館は時間枠終了時刻までになります。

■価格

一般
1000円

小学生以下
無料

身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)
無料

- 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料になります。当日、受付時に手帳を確認させていただきますのでご持参ください。
- 小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
- 大人1名につき小学生以下のこども2名までは予約の必要はありません。
- キャンセルは出来ませんのでご注意ください。

■販売期間

2021年10月1日(金) 12:00〜 各時間枠 終了時刻の30分前まで

※定員に達しましたら販売を終了します

■チケット購入方法

本ページ下部の黒いボタン [チケットを購入する] をタップし、予約したい時間枠を選択して、購入手続きにお進みください。

- 各回、2時間15分毎の入れ替え制となります。
- 各回の定員は、300名になります。
- 各時間枠開始当初はご入場までにお待ちいただく場合があります。
- キャンセルは出来ませんのでご注意ください。
- 各種割引、MOT年間パスポートはご利用いただけません。

■注意事項

※必ずマスクの着用をお願いいたします。不織布のマスクを推奨いたします。
※感染対策へのご協力のお願い(https://tokyoartbookfair.com/news/16089)を必ずご一読ください。ご協力いただけない方には、ご入場をお断りする場合がございます。
※感染状況によっては開催に変更が生じる場合があります。変更につきましては、公式WEBサイト等でお知らせするとともに、チケットご購入の方には個別にご連絡を差し上げることになります。予めご了承下さいますようお願い致します。


オフライン会場

EXHIBITIONS
オフライン会場では、パンデミック以降のアートブックをフィーチャーする展示を開催します。オンライン会場出展者のアートブックやZINEをオフライン会場でも展示します。


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2020Solidarity Posters
2020年春、未曾有の危機がアートシーンに大打撃を与える中、ヴォルフガング・ティルマンス が主宰する非営利団体Between Bridgesは、アート、音楽関係のインディペンデントスペースやイベント、出版などを支援するためのファンディングプロジェクト「2020Solidarity」を立ち上げました。ウィリアム・エグルストン、イサ・ゲンツケン、ニコール・アイゼンマン、ピーター・ヒュージャー、森山大道、ジリアン・ウェアリング、ジェフ・クーンズ、リュック・タイマンス、トーマス・ルフ、レイモンド・ペティボンら50名以上のアーティストがプロジェクトに賛同し、彼らが提供したアートワークを用いたポスターを作成。21カ国98の施設が参加してポスターを販売し、その収益はそれぞれの参加施設に支援金として寄付されました。本プロジェクトは2020年4月9日から8月10日まで実施され、日本からは、POST、ユトレヒト、twelvebooks、torch press、amala、 IACK、clinic、ダイトカイ、アサクサ、LVDB BOOKSが参加しています。
 TABFでは、2020Solidarityの全てのポスターを展示し、その一部を販売いたします。また、参加施設から集めたメッセージもご紹介する予定です。


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Covid “Positive”
目を背けたくなるようななことに向き合うこともあれば、ネガティブに思われてた物事をポジティブに転換したり、私たちに日常の中で見過ごしてしまう些細なものに気づかせてくれたりと、独自の視点で私たちに新しいものの見方を提示するアートブック。マスメディアや個人のソーシャルメディアを通して、世界中で新型コロナウイルス感染症についての情報が連日発信されていますが、本展ではアートブックを通して、パンデミック以降の世界を考察します。ロックダウンの日々を記録したZINE、ニューノーマルを模索する中で生活を楽しむためのプロジェクトをまとめたアートブック、エッセンシャルワーカーを被写体とした写真集など、世界各国から新型コロナウィルスに関連する書籍を集めて展示します。


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ONLINE↔OFFLINE:ART BOOK VENDING MACHINE
TABFでは、2015年からひとつの国や地域の出版文化に焦点を当てる企画「Guest Country」を毎年開催してきましたが、パンデミックの影響で海外のアートブックやZINEを実際に手に取る機会が少なくなっている今年は、エリアを限定せず、世界各国の出版物を一堂に集めます。オフライン会場(東京都現代美術館)に巨大なART BOOK VENDING MACHINE(アートブック販売機)を設置し、海外を拠点とするオンライン会場出展者が、2019年以降に刊行したアートブックやZINEを展示販売します。


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ONLINE↔OFFLINE:Online Exhibitors’ Library
国内を拠点とするTABFのオンライン会場出展者が、2019年以降に刊行したアートブックやZINEのサンプルを展示いたします。気になるものを見つけたら、オンライン会場にてお買い求めいただけます。



オンライン会場

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*画像はイメージです。

オンライン会場には、国内外の約260組の出展者が集結します。会場を訪れると、最初に表示されるのは土に埋もれた根菜です。「じゃがいも」「にんじん」「かぶ」「玉ねぎ」「にんにく」「ラディッシュ」は、6つのステージを示すアイコンになります。その中からひとつ選ぶと、根菜がぽこっと地面から出てきて、各ステージへと入場するシステムになります。それぞれのステージには、約40組の出展者ブースが並びます。

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3D空間には、オフライン会場のものとは一味違う、野菜の無人販売所のような出展者ブースが並び、それぞれのブースを訪れるとウェルカムメッセージが出てきます。オフライン会場でブースを流し見するように、画面をスライドしながら隣のブースをチェックしていくことも可能です。またブースの検索機能やお気に入り登録機能もあり、オフラインとは異なるフェアの見方を楽しんでいただけます。

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出展者の個別ページには、3D空間上の出展者ブースにあった「テーブル」と「壁面」の画像が大きく表示されます。画像の中に並ぶアートブックやZINE、グッズをクリックするとそれぞれのアイテムの説明文、詳細、価格が表示され、購入したい場合は、そのページから各出展者のECサイトへ遷移して購入いただく仕様になります。
同ページ内にある「CONTACT」には、出展者と直接コミュニケーションを取る様々な手段が表示されます。コミュニケーション手段は各出展者が任意で選ぶためそれぞれ異なりますが、Google MeetsやZoomを使ったオンライン会議、掲示板(BBS)などをご利用いただけます。
また同ページ内に、各出展者の取り扱い書店&ショップを記載する「Stockist」をご用意します。オフライン会場に足を運べないけど、実物のアートブックを見てみたいという方は、ご近所の書店やショップなどでぜひアートブックの魅力に触れていただければと思います。


TOKYO ART BOOK FAIR at ZOZOTOWN

海外を拠点とするオンライン会場出展者の書籍の一部を、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」上のラグジュアリー&デザイナーズゾーン「ZOZOVILLA」にて販売いたします。昨年オンラインのみで実施した「Virtual Art Book Fair(VABF)」では、来場者が海外を拠点とする出展者のアートブックを購入する際に、時差や言語、通貨といったハードルがありました。その経験を活かし、今年はZOZOVILLA内にTABFの特設ページを作り、販売することで、国内の方が海外のアートブックを購入しやすい環境をご提供いたします。また、他社ECを介したTABFの書籍販売は、今回が初の試みとなります。

ZOZOVILLA https://zozo.jp/zozovilla/
販売期間:2021年10月22日(金)~2021年10月31日(日)


ArtSticker(アートスティッカー)について
( https://bit.ly/3pjMitg )

株式会社The Chain Museumが開発。アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォームです。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。

「ArtSticker」でできること

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1. あなたの心を動かす作品に出会えます
ArtStickerでは国内外のアーティストの作品を掲載しています。
作品のジャンルは絵画、彫刻といった現代アートだけではなく、インスタレーション/映像/建築/写真/演劇/コンテンポラリーダンス/ファッションなど様々なジャンルの作品と出会えて、くわしい情報も見られます。
キーワードで検索し探すこともできます。

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2. アーティストを直接支援することができます
金額に応じた色の「スティッカー」を好きな作品に貼ることで、アーティストを直接・気軽に支援できます。
支援のスティッカーをおくった方のみ、感想をアーティストに直接伝えられます。
あなたの感想に、アーティスト本人から返事が届くこともあります。

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3. イベントや展覧会のチケットが買えます
気になったイベントや展示会のチケットも、その場でオンライン購入。
アプリをひらいてQRコードを提示するだけで、すぐ入場できます。

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4. 気になった作品の購入もできます
作品を購入して、アーティストを支援することもできます。
お気に入りの作品を、ぜひあなたのお手元に。

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5. アプリ内で音声ガイドを聴くことができます
美術館・博物館・ギャラリーや芸術祭などで、あなたのスマホから音声ガイドを聴くことができます。
作品に込められた物語や作者の思いとともに作品を巡っていただくことで、より理解を深めていただくことができます。

ArtStickerのダウンロードはこちらから
▶︎iOS版:App Store
▶︎Android版:Google Play


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TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。