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斎藤麗「edible landscape」

■開催概要

この度、株式会社The Chain Museumと弘前BRICK株式会社は、2021年10月1日(金) - 2022年1月30日(日)の間、「CAFE & RESTAURANT BRICK」(弘前れんが倉庫美術館 カフェ・ショップ棟)にて、アーティスト斎藤麗の特別企画「edible landscape」を開催いたします。

津軽に酒造工場として生まれた築100年の煉瓦倉庫を改修し、2020年「弘前れんが倉庫美術館」が開館しました。そこに併設された「CAFE & RESTAURANT BRICK」では、新たな記憶の場、若手アーティストとコラポレーションをする場として「社会に拓く場(=Plate)」を提供しています。本企画はPlateの第4回目「Plate 04.」となります。「Plate」を基盤に、大きく世界に羽ばたいて欲しいと願っております。

音声ガイドのご案内
「アーティスト・斎藤麗×弘前れんが倉庫美術館特別館長補佐・南條史生による対談」

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コンテンツの一つとして、2アーティストの斎藤麗と、弘前れんが倉庫美術館特別館長補佐の南條史生による対談(2021年9月収録)を「音声ガイド」としてArtSticker上で配信しています。

ArtStickerのアプリからいつでも無料でお聴きいただけますので、ぜひあわせてお楽しみください。

▼音声ガイド視聴ページはこちら
(※アプリダウンロードが必要です)
https://bit.ly/3mcsUgi

■「edible landscape」とは

オンライン・オフラインの2つのコンテンツをお楽しみいただける企画です。

・オンラインコンテンツ(「ArtSticker」にてご案内)
・斎藤麗 × 南條史生(弘前れんが倉庫美術館 特別館長補佐)の対談が聴ける音声ガイド
・斎藤麗のパフォーマンス映像配信

・オフラインコンテンツ(「CAFE & RESTAURANT BRICK」にてご案内)
・斎藤麗が監修を行った特別スイーツのご提供
・斎藤麗が監修を行ったオリジナルポストカード(2種)とポスター販売
本企画の見どころ
聴覚・視覚・味覚など、
様々な感覚を研ぎ澄ませた鑑賞体験がお楽しみいただける、スペシャルな企画です。

斎藤麗が織りなす作品の世界観を、ぜひ心ゆくまでご堪能ください。


■アーティストについて

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Thomas Chéné


■アーティスト ステイトメント

Paysage (ペイザージュ、風景、景色)。ペイザジスト。

どこか懐かしいけれど、まだ見たことのなかったミニ風景を
ひさしぶりに帰ってきた弘前にこしらえた。

街並みを早回しすると、 雲は超高速に流れ続け、
建築が次々と消滅と出現を繰り返し、道筋が変化し、街並みは溶ける。

世界にとって少しつまらないものはハッと消えてしまう。
シュッ。

弘前のすてきな建築はトリミングされ、
淘汰されない佇まい。

創られるべきは、煉瓦倉庫のように大事なヴォリューム。

テーブル上の白いクロスはキャンバスのように機能する。

はじめに、林檎色のイワキサンの稜線が滑り出た。
流氷と見まごうばかり。
雨竜沼に似ている。
イギリスのムーアかもしれない。

妄想をかきたてるための土壌には、
土と火が出会い、ブルゴーニュ産セラミックが片道空輸された。
青森の野菜やカシスや海藻が、津軽の鳥瞰図に似てきた。

ビスケット化した岩木山のシルエットに、
弘前れんが倉庫がくり抜かれた地上絵。
8900万年前の南極版白神山地より、
紛れ込んだブナの葉の化石。

紅玉雨つぶてが淡雪寒を滑降する。
ピンク雪山の風景。

■斎藤麗

1980年、青森県弘前市生まれ、パリ在住。 フォトグラヴュール、彫刻、タイトル、ドローイング、パフォーマンスなど、様々なテクニックを組み合わせ、誰も見たことのない、けれどどこかで見た何かを思い起こさせる「風景」としてのインスタレーションを構成する。しばしばギリシャ神話やイタリアのルネサンス絵画、日常の細部や宇宙的リズムに着想を得たその風景は、ときに古代のモザイクや、南極の流氷下深海の不可視的な世界にも似た、新しいシナリオを空間に織りなす。ポンピドゥーセンターのウェブシリーズMon Oeilに《Paysages délicieux》から5つのエピソードが紹介されている。初めての書籍をIs-Land éditionから年内に出版予定(仏英日語)。 


■ コンテンツについて

MOVIES

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2021年9月に、斎藤麗が弘前れんが倉庫美術館前の広場で開催したパフォーマンスの映像と、作家へのインタビュー映像をご覧いただけます。(無料)

▼映像配信はこちら
https://artsticker.app/events/826


■DESSERT

210929_雪山レンガ

会期中、CAFE & RESTAURANT BRICKにて、斎藤麗ディレクションによる特別なスイーツをご提供いたします。

雪山レンガ
  ¥660-税込

コンセプト
りんご前線展にあわせて作られた、林檎前線菓子。
岩木山をスキーで滑降する食感をもつ淡雪寒天。
弘前れんが倉庫美術館が岩木山のシルエットからくり抜かれたような胡桃きなこビスキュイ。
津軽のりんご糖蜜とカシスのソースが前線をイメージしたしずく模様を描く。
津軽のようでもあり、北の湿原や、南極をも想起させるお皿の上の風景です。


■POST CARDS & POSTER

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Lei Saito
River
2019
Installation view at West Bund Museum / Centre Pompidou Shanghai

CAFE & RESTAURANT BRICKによる斎藤麗のオリジナル ポストカード(2種)とA2ポスターを枚数限定で販売いたします。

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Lei Saito
Ringo zensen
2021
Installation view at Hirosaki Museum of Contemporary Art / CAFE & RESTAURANT BRICK

ポストカード 各種 ¥330-税込
ポスター ¥1280-税込
(10月6日より販売開始)


■基本情報

企画名
弘前れんが倉庫美術館 CAFE & RESTAURANT BRICK 特別企画
斎藤麗「edible landscape」

会期
2021年10月1日(金) 〜2021年1月30日(日)

会場

CAFE & RESTAURANT BRICK

住所

青森県弘前市吉野町 2-11 弘前れんが倉庫美術館 カフェ・ショップ棟

参加作家

斎藤麗

主催

弘前BRICK株式会社、株式会社The Chain Museum 共同主催

協⼒

エヌ・アンド・エー株式会社

お問い合わせ

CAFE & RESTAURANT BRICK
Tel. 0172-40-2775 / info@hirosaki-brick.com (担当:奈良岡)


■EXHIBITION

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2021年度 秋冬プログラム「りんご前線―Hirosaki Encounters」
2021.10.1 - 2022.1.30
弘前れんが倉庫美術館

▼展覧会についてはこちら
https://artsticker.app/events/825


CAFE & RESTAURANT BRICK

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ここ津軽に酒造工場として生まれたレンガ倉庫を改修し、2020年に開館した「弘前れんが倉庫美術館」に併設される「CAFE & RESTAURANT BRICK」は建物の煉瓦に由来した、すこし「懐かしさ」を感じるお店になりました。


Plate 04.

ひとつひとつ丁寧に。「CAFE & RESTAURANT BRICK」のコンセプトである「れんが(=BRICK)」は、私たちの礎(いしづえ)です。ただ、レンガを高く強固のものにするためには、レンガを積む土の上に「路盤材(=Plate)」を敷きつめなければなりません。その路盤材の上に、多くのレンガが積み上がり、記憶に残るような素晴らしい空間を作り上げるのです。そのため、新たな記憶の場として、若手アーティストの作品を⼀時的に展示、制作する場を設け、「社会に拓く場(=Plate)」として提供することにしました。その「Plate」を基盤に、大きく世界に羽ばたいて欲しいと願っております。
本企画はPlateの第4回目の企画となります。

▼詳しく見る
https://artsticker.app/share/events/detail/795


ArtSticker(アートスティッカー)について
( https://bit.ly/3pjMitg )

株式会社The Chain Museumが開発。アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォームです。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。


「ArtSticker」でできること

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1. あなたの心を動かす作品に出会えます
ArtStickerでは国内外のアーティストの作品を掲載しています。
作品のジャンルは絵画、彫刻といった現代アートだけではなく、インスタレーション/映像/建築/写真/演劇/コンテンポラリーダンス/ファッションなど様々なジャンルの作品と出会えて、くわしい情報も見られます。
キーワードで検索し探すこともできます。

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2. アーティストを直接支援することができます
金額に応じた色の「スティッカー」を好きな作品に貼ることで、アーティストを直接・気軽に支援できます。
支援のスティッカーをおくった方のみ、感想をアーティストに直接伝えられます。
あなたの感想に、アーティスト本人から返事が届くこともあります。

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3. イベントや展覧会のチケットが買えます
気になったイベントや展示会のチケットも、その場でオンライン購入。
アプリをひらいてQRコードを提示するだけで、すぐ入場できます。

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4. 気になった作品の購入もできます
作品を購入して、アーティストを支援することもできます。
お気に入りの作品を、ぜひあなたのお手元に。

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5. アプリ内で音声ガイドを聴くことができます
美術館・博物館・ギャラリーや芸術祭などで、あなたのスマホから音声ガイドを聴くことができます。
作品に込められた物語や作者の思いとともに作品を巡っていただくことで、より理解を深めていただくことができます。

ArtStickerのダウンロードはこちらから
▶︎iOS版:App Store
▶︎Android版:Google Play

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TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。