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sequence MIYASHITA PARKにて、青木豊 展 「ふれる目」開催

KOSAKU KANECHIKA × sequence MIYASHITA PARK

ホテルのような公園、公園のようなホテルsequence MIYASHITA PARK。渋谷区立宮下公園からシームレスにつながるホテルの4階エントランスフロアでは、KOSAKU KANECHIKAより、光へのアプローチを軸に、絵画の可能性を探求し続ける青木豊による展覧会「ふれる目」を開催します。
渋谷という都市に公園が装いも新たに誕生し、そこに更に作品という景色を持ち込むことで、開かれた景観を作り出します。青木豊による作品11点にご期待ください。

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Untitled

作家ステートメント

情報を間接的に受け取る機会は益々増えています。様々なデバイスを通して目と対峙する情報は確からしくはあるけれどすっかり漂白されたものに思えます。こうした情報の群れは自身を無知にします。 経験には身体と環境からくる触覚的な感触がついてきていたもの の、視覚に関しては疑似的であるという注意書きが必要になりました。効率的な視覚体験を考えると、人の実際の行動はむしろエラーやノイズとして処理されていくのだと思います。

僕には人を描きたいというテーマがあり、立ち位置によって見え方が変わる光のシリーズは人を考えたところから棚卸しされた一つの部分です。 視覚体験が間接的なものに置き換わっていくにつれ、このシリーズの絵の具のボリュームは厚みを増し、色彩は多様になってきています。目に届いた光から、環境と今立っているこの場所を理解したい。それがエラーやノイズといった非効率なものだったとして、僕はこの雑音の中にある気配を楽しみたい。公園と地続きのこの空間は、光と人、文化が交差する場所に思えます。この展示ではそこに景色を加えます。

ー青木豊

青木豊_ポートレイト_©︎ Chikashi Suzuki

©️chicashi suzuki

青木豊|Yutaka Aoki

青木豊は、絵画の視野を広げ、世界と絵画の関係とその可能性を追究する制作活動を行っています。様々なアプローチをとりながらも、青木の制作には一貫して光への眼差しがあり、特にその立体化 ‒ つまり光が時間軸、鑑賞者の存在、展示空間などの特定の環境の要素に補完され、有機的に立ち上がるような豊かさ ‒ を追究しています。デジタル化する日常環境のなかで、人間としての様々な感性が呼び覚まされるような視覚体験を提供します。

1985 年熊本県生まれ。現在は東京を拠点に制作しています。2008 年に東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻を卒業、2010 年同大学院造形研究科美術専攻領域修了。主な個展に「外の部屋、中の庭」(熊本市現代美術館、2012)、主なグループ展に「絵画の在りか」(東京オペラシティ アートギャラリー、2014)、「VOCA 展」(上野の森美術館、2016)、「熊本市現代美術館コレクション展 形が変わることで見えるもの(見えないもの)」(熊本市現代美術館、2016)などがあります。作品は熊本市現代美術館、高橋コレクションにパブリックコレクションとして収蔵されています。

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KOSAKU KANECHIKA

KOSAKU KANECHIKA は、2017 年3 月に天王洲のTERRADA Art Complex にオープンした現代美術を取り扱うギャラリー。既存の枠にとらわれない新しい表現で、海外のアートシーンでも高く評価される国内作家や注目すべき海外作家の展覧会を企画しています。取扱作家は、青木豊、沖潤子、桑田卓郎、佐藤允、舘鼻則孝、鈴木親、fumiko imano。

Noetica

アートキュレーションを通し、都市に新たなシーンをつくるNoeticaは、2020年8月に誕生した新たなホテルブランド『sequence(シークエンス)』を舞台に、2020年12月から2021年2月にかけ、アートエキシビジョンを展開します。

その街の文化を想起させるアートエキシビションや商業施設のアートキュレーションを企画してきた、Noeticaの高山健太郎は、会場となるホテルの『シークエンス』という単語がもつ、つながり・連続という意味から、街との「ゆるやかなつながり」を大切に、その街の文化を想起できるアートを楽しんでいただきたいと、KOSAKUKANECHIKA と現代美術 艸居の2つのギャラリーと協業し、利用者が自由なスタイルで鑑賞できる今回のアートエキシビションを企画いたしました。 MIYASHITA PARK(シークエンス宮下公園)では、12月15日(火)~2月7日(日)「KOSAKU KANECHIKA× sequence MIYASHITA PARK 青木豊展 [ふれる目]」を、sequence KYOTO GOJO(シークエンス京都五条)では、12月18日(金)~2月7日(日)「Sokyo Gallery × sequence KYOTO GOJO[ゆるやかなつながり]」を、それぞれ開催します。

Noeticaは、2013年に金沢市で創業。都市に新たなシーンをつくるアートエキシビションや商業施設のアートキュレーションの他、アートフェア、アートアワードを企画・プロデュースしています。

sequence MIYASHITA PARK

コンセプトは「PARK MIND」。公園・商業施設・ホテルが一体となった新しいミクストユース型で、誰もがリラックスして自由に過ごせる開放的な「MIYASHITA PARK」の心地よい雰囲気がそのままホテル内に広がります。訪れたゲストが忙しさから解放され、寛容な気持ちになれる、快適な空間と時間をお過ごしいただけます。株式会社ウェルカムがプロデュースし、SUPPOSE DESIGN OFFICE、叢 - Qusamura、TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO、SOUND CoUTURE inc.、Puddle、noiz 、The Chain Museumなど多数のクリエイターが携わっている。

Address: 東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK North
URL: https://www.sequencehotels.com/miyashita-park/
Tel: 03-5468-6131

sequence MIYASHITA PARK × The Chain Museum▽

基本情報

青木豊 展 「ふれる目」

会期
2020年12月15日(火)~2021年2月7日(日)

観覧料
無料

電話
03-5468-6131

会場
sequence MIYASHITA PARK North

住所
東京都渋谷区神宮前神宮前6-20-10

アクセス
東京メトロ「渋谷」駅 B1出口より徒歩3分
JR「渋谷」駅 ハチ公口 より徒歩7分
東京メトロ「明治神宮前<原宿>」駅 7番口 より徒歩8分


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TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。