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いつも,なんとなくには,とてつもなく自分を変えてくれる尊さが潜んでいる(かも)って話

自分の生き方とその出力様式を,強制的かつ物理的に変えて,そろそろ10ヶ月が経過しようとしている.

まさに今現在が,自分にとってカオスで試金石的タイミングだと感じたので,勢いで書き殴る.

自分が希望を抱き,描いていた理想の生き方は未だ果てしなく果てしなく遠くにある.
でも,絶望する理由にはならない.
死んだ後に絶望するくらいが人生ちょうどいい気がする.

今,僕はとあるミュージカルプログラムに参加している.

そのミュージカルプログラムは
100日で100人で,とある演目を“創る”
というものだ.

そのミュージカルで知り合った,まだ語り合ったという間柄には程遠いが,勝手に個人的にソウルメイトなんじゃないかと感じている人に
「(ミュージカルプログラムに関わっている今の)想いを教えてほしい」と尋ねられて,
勢いで書き殴ったものが,意外にも自分の言葉として勝手に歩き出していきそうな感覚を覚えたので,
大切な火種として育みたいと感じた.

つきましては,偶然読んでくれたあなたの「なんとなく」がとてつもなく尊いものとして輝くことを祈って.


---------------以下,その同志に送った文章そのまま---------------


知り合いに誘われなんとなく始めた,コモンビート。
それまで,コモンビートを知らなかったし,ミュージカルを観たことすらなかった。
ましてや,僕は表現から縁の遠い生き方をしていました。
歌も踊りも演技も,何かも0の状態だし,何より自信なんて少しばかりもなかった。

ただ,自分の人生を変えたいという思いと,生き方を変えていこうとしているタイミングがちょうどマッチして,コモンビートに出会うコトができました。
コモンビートを知って,公演まで約5ヶ月。
自分なりにとても濃い日々があり,救われたことも多くあります。

コモンビートの世界を知れば知るほど,自分が豊かになっていくのを感じている自分を見つけることができている日々を過ごせています。
日々,自分が少しずつ変わっていけるコトを実感できるのはとても尊い。

コモンビートに関わり,なぜ人は表現を追い求めるのか,をよく考えるようになりました。
その答えがひとつ分かった気がしています。
そもそもこの世に同じ人がいなく,違いがあるのが当たり前で,そのこと自体が奇跡的にありがたいからだというコトです。
人は何かを経験するコトで,新しいそれらが今までのそれらと融合して変化していくのだと。
自分はこうだ・こんなふうな人になりたい,今も理想も希望も含めて

『個性が響き合う社会へ』,コモンビートがミッションに掲げているこの言葉,最初は意味を分かったつもりでいました。
でも,人と自分と本気で向き合うことでしか,個性が響き合うということを実現できないのではないかと今は感じています。
何もかも違う100人が日々新しい100日で一つの作品を創っていく過程は,想像以上に楽しくそして自分と向き合うことの連続。
自分のいいところを発見してもらう喜び,自分が自分で嫌だな・変えたいなと思うことも悔しいことも,気持ちが大きくそしてたくさん動きました。

違いを認め,受け入れ,新しい自分を獲得していく。
相手に替えがたい無償の愛を与えることができる人間になりたいと今であれば納得して言うことができるように,少しは近づけています。
2019年,僕は自分の人生で「自由の拡張」をテーマを掲げて生きていくことにしました。
自由は多面的に考える要素が本当にたくさんある,人によって考え方も異なる。

自由は,目的でなく手段だと考えます。
自分と自分が関わりたい・自分に関わってくれる他者が,幸福になるための。
そして,自由は自分が考え行動することでしか生まれない。
自由を育むための大きな種として,表現があると思うようになりました。

A COMMON BEATは今まで出会ったことがない100人と100日で創り合う演目であり,人が育つプログラム。
いなくてもいい人はいない,その人にしかできない表現が絶対にある。
その表現は,過去の自分と今の自分,そしてなりたい自分を見据えてでしか獲得できないのだと感じています。
一人ではない,いろいろな人の魅力を見つけ,自分の魅力も発見してくれる。

公演が終わった101日目以降に自分たちの道を今までと違う自分で歩き出すために。
そして,公演を観てくれた人たちの一歩が変わるきっかけを感じてもらうこと。
その連鎖を社会にどんどん広めていけたら,きっと社会は少しずつよくなる。
そう信じたくてやみません。

自分がコモンビートに関われたことで,少しでも何かいい影響が響き合うことを目指し,公演が終わるまで・公演が終わってからも,発信と影響の連鎖を続けたいと思います。

---------------以上,その同志に送った文章そのまま---------------

あとがき

まだ,公演ではない.
今は道半ばだからこそ,僕のなんとなくから始まった,少し他人事っぽいところから始めた取り組みに関する,この想いを引き出すきっかけをくれた素敵な同志に感謝したい.

そして,公演後の僕へ2点問いたい.
自分のミッションを果たせたか?
次に踏み出したい・踏み出すべき一歩は心打ち震えるものか?

※写真:2019年1月1日,大洗海岸

世界が豊かになるように,まずは自分がささやかな豊かさを味わわせてただきたく。